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−駅舎内キオスク前−
この白ワインのボトルと…ああ、そこのピロシキも。
これは肉が入っている?そう。じゃあ一つ。
チェブレクも…え、チーズ入りもある?
それなら入っているものといないものと一つづつお願いしたい。
[そしてあの店を出てから一時間後。すなわち現在。
先程の掠れて低い声は、店員に向かってあれこれ質問をしながら大量の食糧の購入を行っている。
味付けした羊の挽肉を極薄く伸ばした生地に詰めて、油で揚げたチェブレクは、ぱっと見たところ大きくて薄い揚げ餃子みたいに見えた]
─駅舎の中─
[乗車口に向かう途中で、先ほど悲鳴を上げた少女が耳と目を閉じているのを見つける。
いたずらっぽく微笑むと、背後に回り、背骨の上から下まですーっと指を滑らせる]
あ・な・た・ど・う・し・た・の?
[甘い問いかけを投げた]
[視線をやった先、人混みと柱や内装の向こうに「女帝」はあるだろう。それから――]
……。
[唇の、ほんの端っこに笑みを上らせて。しかしそれも一瞬のこと]
―駅舎前の喫茶店―
さよなら―…‥
――貴方と私は縁が無かったのよ。
私は行くわ、
だからさよなら、永遠に―…‥
[冷たい瞳は氷の様に、男を見つめる。
大きい鞄を持ち上げて、踵を返すと、歩き出した。
差し込む光に黒髪が一瞬蒼く光る。]
[お客さんどこの人だい。すくなくともこの辺の人じゃあなさそうだ。
そんな問いかけに、男とも女とも知れないその眼鏡姿は笑った]
まあね…世界の果てから、ってところかな。
[会計を済ませて、買い込んだ中から欧州から運ばれてきた、
とても甘いチョコレートバーのパッケージを切って口に放り込む。
それから買い込んだ紙袋を抱え、足元に置いてあった革の大きなトランクの
取っ手を掴んで持ち上げて歩きだした。
器用に唇の動きと首から上の行動だけで咀嚼して短くなったチョコレートバーを
口の中へと放り込みながら向かう先は乗車予定の列車のプラットホーム。
チケットはコートのポケットに突っこんだまま、歩き出せばその端を風がぴらぴらと
ブーツを履いたその足へ先を急かすように弄っていた]
―駅舎→機関車内三等車―
[不似合な大きな鞄を持ち上げて、ゆっくりとゆっくりと機関車の方へ。
切符を確かめて、自分の席へと急ぐ。]
早く休みたいわ―…‥
もうあの人の事を考えたくないから――。
私の求めている物をくれない人は要らないの。
今度は、いるかしらそんな人――、
――いえ、そんな物かしら。
[独り言を言いながら、席に座る。
そして、鞄から取り出すのはタローカード。]
─数十分後─
ありがとう。
[マティアスの旅券とチケットで無事に乗降手続きを終え、三等車へと向かう]
あの子もこの列車に乗るみたいだけど、どうなるのかしら。
[先ほどの少女のことを思い出すその表情は……**]
>>43
犠牲、ですか。
[柔和な笑みで兎と握手している男が言いかけた言葉、反芻してしばし黙したが]
……。
発展に犠牲はつきものだなどとは言いません。ワタシがこの鉄道に出来ることがあるとすれば、乗り続けることくらい、でしょうか。
[独り言めいて言ったあと、男を見なおして]
詳しいのですね。
[訪ねるような、感心するような口調で、ゆるく首を傾げた]
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