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[湖への移動の最中。
離れた場所からの爆発音の後に、ポケットに入れていた携帯が震えた。
警戒の最中のそれに驚き、身体を強張らせる]
…っ。
………は、マジか………。
[開いた携帯に記された文章に、笑みともつかない引き攣った表情を浮かべた。
そこに記されていたのは、ムカイの死亡を告げる文字]
……(上手く行けばと思ったが、本当に……)
[歩き続けてようやく湖らしき場所が見えて来る。
緊張からか、それとも碌に休んで居ないためか、暑い訳でも無いのに額に汗が浮かぶ]
……小林、だったな、居るのは。
[服の袖で額を拭いながら一度後ろを振り向き、二人が居るかを確認する。
一度合流したなら、全員で行くかの相談を持ちかけた]
バラけるなら、お前らは一緒に行動した方が良いだろ。
[考えている内容の説明はふっ飛ばし、一つ提案を入れた]
とにかく小林と合流しよう。
[そう言って、手にしていた銃は背中側のズボンのベルトへと差し、上着で隠す。
同意が得られたなら、揃ってサヨが居る場所へと近付いて行った]
[話を耳にしながらも、半ば聞き流すような状態にあった。
疲れの出始めている今、周囲を警戒しながら聞くと言う行動までは至れない。
顔を見られ、訊ねられてようやく意識がサヨに向く]
え……ああ。
とりあえず、は。
……少し、休んでも良いか。
[それはこの場に居る全員に対しての問い。
日差しが強くなって来る中、少しだけ視界がくらりとした]
……始まってから、全然休んでねぇ。
そうだな、交代で見張り立てて……休もう。
ペア組んで見張りすれば、何かあった時も対処しやすいだろ。
[ヤスナリの言葉にそう返す。
ペアを組んでの見張りに関しては、もう一つの意味があったが、口にはしない]
ああ、移動するくらいなら、まだ、大丈夫。
…周囲にまで気を配れないかも知れないけど。
[駆け寄って来て額に手を当てて来るリウにはそう返して、相手の手首を掴んでゆっくりと額から外させた]
[辿り着いた家屋。
見張りはヤスナリに任せ、あまり奥には行かずに近場の部屋の壁に凭れ目を瞑った]
…………。
(誰が敵で誰が味方なのか。
小野寺は敵だけど、どこが勝っても死ぬ状態にある。
…生き残るには首輪を外す必要がある。
でも、首輪の構造を見たところで俺らにどうにか出来るものなのか…?)
[意識が落ちる刹那、疑問が浮かぶ。
首輪を外せるものなら外したい、けれどその手段が得られるのかも判らない]
(”俺”が生き延びる可能性が一番高いのは──)
俺らはそれぞれで投票した。
そもそも、ムカイが投票のせいで死んだとも限らない。
確か、ラウンド内に誰か死ねばそれでノルマはクリアされるみたいなこと言ってただろ。
[発する内容に嘘は無い。
誰がどう投票したかまでは言わなかったが]
……知らね。
確かにムカイのことの大半は小野寺から聞いたけど…。
[小声で言って、しばらく考え込む。
事実ムカイについては最初のあの表情を見た以外は、リウから聞いたことばかりだった。
直接の言葉で訊ねられれば、こちらもサヨの表情を窺うように見やって]
……お前が寄越したメールが嘘じゃないなら、な。
[告げた声色と向ける瞳は揺らぎ無いもの]
[サヨの頷きと、続く言葉を聞いた後、顔を下に俯ける]
………本当に、霊能者っつー証拠は、無いだろ。
[ぽつりと小さく呟いた。
赤組と聞いて、一人の顔が思い浮かぶ。
けれど、ムカイに投票したのは──]
……赤であれ、白であれ、紫であれ、ラウンド毎に誰か死ぬんだぜ?
自軍が勝とうが、死んじまう奴だって──っ。
[言いかけて、右手で口元を押さえた。
俯いたままだが、息を飲んだ様子は悟られるだろうか。
それはリウが顔を出す少し前]
[戸口から身を屈め素早く出て外へと向かい、見張りをしているヤスナリの傍へと]
見張り、変わる。
お前も休んで来い。
[端的に用事を告げて、中へ入るよう促した]
…ん、さんきゅ。
[サヨから差し出された梅キャンディに礼を言い、包装を破って口に放り込む]
……正直、自分がどの組に属するかの証明って難しいんだよな。
面倒なことに携帯で確認出来た組み分けの表示はもう出せない。
けど、俺は俺を信じてくれる人は出来るだけ信じ返したいと思う。
それが自分に出来る証明の一つだから。
[視線を外に向けたまま、しどろもどろなサヨの言葉に、静かに言葉を返す]
………(あれは……猫村?)
[外からは影になる場所から覗き込むと、丁度誰かがこちらへ近付いて来るのが見えた]
(何でここに……見たところ丸腰、だな)
[その様子を警戒し、左手は背中の銃へ、右手はデイバッグのベルト部分へと当てられる]
小林、きついなら中入ってろ。
それと、中に居る奴らに猫村が来たって伝えてくれ。
他にも居るかも知れない、とも。
[暑いと言うサヨにそう囁き、視線を震えた携帯へ。画面を開くと『猫村菜央』の文字。出るか迷った後、携帯は切れる]
……何のつもりだ?
[非難めいた表情を見てもこちらは表情を変えず]
…何しに来た?
ここに俺らが居るのを知って来たのか、知らずに来たのか。
答えによっては容赦しない。
[既に容赦してない気がしないでもないが]
暴力どうのこうの言ってる場合か?
[言葉は平行線のまま、ナオを見下ろす。
問いには玄関口に居るサヨとミナツを示して]
見ての通り、複数人いるだろ。
お楽しみボックスは知らねぇ。
……やっぱ追われてるってのは嘘じゃねぇか。
[眉根を寄せ、ナオを睨むように見た]
[ナオの弁明を聞いても疑わしげな表情は崩さない]
それが本当だとして、随分と落ち着いてるもんだな。
いくらお前が普段から落ち付いてる奴だとしても、不自然だ。
[大袈裟なリアクション他を聞くと相手するだけ無駄かな、と言う思いが浮かんできた]
追われてるってことは、身の危険に晒されてるってことだろ。
……小林みたいに、とまでは言わないが、少なからず慌てるもんだ。
お前にはそれが無い。
[冷たいと言われてもそれは常からのこと。
さして問題無いと言うような表情でナオに答えた]
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