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雪が笑ってるから…。
ジュンタって結構ロマンチックなこと言うよね?
[ちょっと意外。と思いながらくすりと笑い]
イマリせんぱーい。
こっち来たらいいですよー。
[覗かれるのは嫌いだというジュンタの言葉に続いてイマリに声をかける。]
そうだよね。あんな美味しいケーキのお店知ってるのに甘い物嫌いなんてことあるわけないよね。
[ラブラブーと言いながらおどけたように出てきたイマリに]
……っ!
先輩!何言ってるんですか!
[顔を赤くしてそう答えれば、ひらりと舞う白い何か。イマリの言葉に雪だと気付き]
え?雪?
ほんとに降った…。
[隣でぽつりとサヨナラと呟いて目を伏せるジュンタの様子をちらりと見る。]
[天からひらりと舞い落ちる雪を手の平で受け止める。すぐにすっと消えていくそれを。]
昔ある人が…かぁ。
[きっとその今はもういない彼の思い人のことなんだろうと思いながら。天からひらりひらりと零れてくる雪をただただ見つめる。]
[友達がいないと言って泣いたふりをするイマリを見てくすくすと笑い]
恥ずかしい台詞…。
[イマリがいつから聞いていたのだろうと思いながら両手で顔を押さえ泣いたふりをしている彼女の肩が震えているのを見て]
イマリ先輩…。嘘泣きですよね?
[彼女の顔を下から覗きこむように聞く。]
[無理に笑うジュンタに]
うん。大丈夫なら良いよ?
[あまり触れられたくないだろうとそれ以上は何も言わず、聞かない方が良かったと思う。はぁっと吐く息は白くてマフラーをくるりと巻き直した。]
[ジュンタからイマリへ投げつけられた物が自分の手の平にある物と同じだと気付いて]
イマリ先輩!それ美味しいですよー。
駅前のあの行列ができてるお店のクッキーですよ!
[包みを見て笑いをこらえているイマリに話しかける。]
[ぽふりと渡されたコートに]
ん…?
え?でも、ジュンタが寒いよ?
[着てろと渡されてもどう見てもジュンタの方が寒そうに見えて、コートを返そうとするもきっと断られるだろうと思い、巻いていた白いマフラーをはずしてジュンタへ渡す。]
じゃあ、マフラー貸してあげる。
[渡されたコートをぽふりと肩にかけた。]
あはは。
ばればれですよー。先輩。
[イマリがジュンタの先程言っていた言葉を繰り返すのを聞き、後半の言葉はそれは違うと思い]
先輩!そんなこと言われてない!
[くすくすと笑いながら、先程の空気よりもイマリがいるおかげで軽くなった気がしてほっとする。]
[昔はこんな奴だった。という彼の言葉に彼女がいた時の事だろうなと大体の想像はついて]
私といると昔に戻るみたい?
[最後に続いた言葉には複雑な思いでこてり首を傾げる。
ジュンタにマフラーを巻いていれば後ろを向いてようか?というイマリに]
なんで後ろ向くんですか!
わけのわからない気を使わないでください!
[びしっとイマリを指さして言った。]
[ジュンタと同じ突っ込みをしたことがおかしくてくすりと笑い、イマリが笑いを堪えているのを見れば]
イマリ先輩…何、笑ってるんですか…。
[そこにここ最近良く見る顔がまた一人。]
あー。ズイハラさん、こんにちわー。
[手をひらひらと振り挨拶。]
[ごめんと謝るジュンタにそれ以上何も言わずただにこりと微笑む。]
ズイハラさんって妹いるんだー。
雪がひどくならないといいですね。
[空から落ちてふわりと舞う雪を見る。]
[瑞原奈緒という名を聞いても自分にはわからなくて。まぁ、分からなくて当然なのだけど。
ズイハラが見せた写真を見て]
ほんとに似てない…。
[写真よりも彼が持っているピンクマ携帯が気になって仕方がなかった。]
ん?
[名を呼ばれて振り返った彼の顔を見る。]
あー。ご飯食べてない。
お腹空いたねー。
[そう聞かれて何も食べてなくてお腹が空き始めたのに気づき、お腹を押さえた。]
積もるかなー?
でもいつもだとすぐに溶けちゃうよね。
[こんなに雪が早く降るのも珍しいと思いながらぽつり呟く。]
うん。いくー。
おごり?
[こてり首を傾げてくすりと笑ってそう尋ねるもおごりじゃなくても一緒に行くつもりで。]
[おごりという彼にえへへと笑いながら]
わーい。おごり!
そっか。今日も勝ったんだもんね!
好きなもの…うーん、オムライスかなー。
[好きな物を尋ねられて黄色いふわふわの卵を思い浮かべる。]
[何か百面相をしているズイハラを見てこてり首を傾げ]
そうそう黄色いふわふわのー。
[繰り返せば咳ばらいをするジュンタを見て、昨日の出来事を思い出す。きっとジュンタも同じ事を思い出したのだろうとくすくすと笑った。]
[顔を赤くするジュンタを見てくすくすと笑い]
美味しいお店…うーんと駅前にあるオムライスのお店のは美味しいよー。
オムライス食べよう!オムライス!
[ジュンタがその店で良いと言えばその場にいるズイハラとイマリも誘うだろうか。
雪がひらひらと舞う中、オムライスを求めてその店まで寒い寒いと言いながらのんびり歩くだろう。**]
−回想−
[ジュンタがオムライスを注文すれば、来るまでの間2人で会話を楽しむ。人が他にいないことには気も留めず。
運ばれてきたオムライスを前にスプーンを取ろうとすれば、ジュンタが運んで来た女の子を見て声をかけるのに気づく。]
知り合い…?
[似ていたとだけ答える彼にこてり首を傾げる。何か居心地が悪そうにしている彼にオムライスをお腹に収めながら]
どうしたの?
何かすっごい居心地悪そうな顔してる。
[食べ終わればジュンタが慌てたようにテーブルにお金を置き、何か変だと店を出ようとするジュンタの後を慌てて追う。]
あんまりオムライス美味しくなかった?
[ジュンタがおかしいと言っている意味が分からずとんちんかんなことを尋ねる。]
人がいない…?
あ…言われてみれば、誰もいないね。
親とかいるかって…。
[確かに回りを見渡せば先程と同じように雪はひらりと舞い続けているのに、人の気配は感じられない。
気にし始めれば、音のない世界に耳がキーンと痛くなる。ジュンタの言葉の意味がわかればこくりと頷いて]
うん。家に帰ってメールする。
[彼にそう告げて自宅へと慌てて駆けて行った。]
−回想:終−
[昨晩家に戻り、ジュンタへ両親がいないという内容のメールを送った後に眠りについた。
目が覚め大きく伸びをして外を見れば降り続いている雪。そのまま階下へ降りていっても両親の姿は見えない。]
なんでいないの…。
[はっと隣の家へと走り、インターフォンを鳴らす。反応はない。ジュンタの言葉を思い出す。]
ほんとに誰もいないのかな。人も歩いてないし。変なの。
[家に戻る途中、目の前に黒髪の女の子が立っているのを見て少しほっとする。]
あ…昨日お店で…。
[唐突に目の前にいる少女がなぜ誰もいないのかについて話始める。口から紡がれる内容はとても信じられる物ではなくて]
な…に、言ってるの?そんな話嘘でしょ?
[語るだけ語ってどこかへ消えていく彼女の背中を呆然と見送り、はたと思いだし自宅へと戻る。
携帯を取り出し仲の良い友達数人とジュンタへとメールを送る。]
宛先 ジュンタ
題名 誰もいない…。
内容
朝になってもパパもママもいない。お隣のおばさんもいないみたい。
それにさっき黒い髪の女の子が誰もいない、消えたって…。
どうなっちゃってるんだろ。
[そうメールを送って返信を待つ間に出かける準備をし始めるだろう。]
[制服を着るか着ないか迷って時間が昼過ぎなのに気付いて私服を着る。着信したメールを確認すればジュンタからのみで。]
チカコ達も消えちゃった…?
[ぶるっと身震いをして、まずはジュンタにメールを返す。]
宛先 ジュンタ
件名 Re:緊急連絡
内容
ミナツはいるよ。
他の友達にも連絡してみたけど誰からも返信がないの。
どうしちゃったんだろ。あの女の子の話って本当なのかな?
[ぽふっとベッドへ携帯を投げ、窓の外を誰か通ったりしないかとじーっと見つめる。]
宛先 ジュンタ
件名 そっか…。
内容
うん。きっとその二人はいるよね?
4人だけって、他にも誰かいるのかな?
ジュンタ、学校にいるんだ。
じゃあ、私もそっち行く。寝坊して学校行きそびれちゃった。(笑)
[学校へ向かう途中、自分と同じ制服を着た先程の黒髪の少女とは違う少女を見かけた。声をかけようかと悩んで、話かけたかもしれない。
話しかけることに成功していれば、学校に他にも人がいるからと伝え、マシロがいやがらなければ一緒に学校へと向かうだろう。]
宛先 ジュンタ
件名 どこにいる?
内容
学校についたよー。
ジュンタどこにいるの?
[メールを確認し、理科室へと。からりと扉を開ければ長い机の上で寝転がっているジュンタの姿。]
ほんとに誰もいないね。
皆どうしちゃったんだろ…。
[寝転がっている彼のつむじを前日と同じように人差し指でぐりっと押しながら声をかけた。]
[アンという名前にこてり首を傾げ、マシロも一緒に来ていたなら]
うん。途中で会ったの。
ところでそのアンちゃんって子は?
せっかく学校に来たのに誰もいないなんて、がっかりだね。ジュンタ。
[知った顔に会って、少しほっとしたのかくすりと笑い冗談を言う。]
消えたって…どこかに行っちゃったってこと?
それとも雪みたく消えちゃった?
[こてり首を傾げてジュンタに尋ね]
ジュンタとマシロさん、同じ学年だもんね。
知ってるんだ。
そだ。私、1年の美夏です。よろしくです。
[にこりと笑い名前を告げた。]
ふーん。じゃあ、まだ学校の中にいるのかな?
アンって、昨日お店で会った人と良く似た人?そういえばその人が皆消えちゃったって言ってた。
[聞きたい事の内容には触れずに、ジュンタがマシロを優等生というのを聞いて]
あ。マシロさんっていつも学年1位のあのマシロさんか。
[携帯に視線を落とす彼女をみてぽつり呟く。]
[一緒にいる必要もないというマシロを見送り、メモに書かれたアドレスを登録して彼女へ自分とわかるようにメールを送る。]
アンちゃん、どうしてこうなったのか色々知ってそうだったよね。
あの人もジュンタと同級生?
マシロさんも会ったって言ってたし、皆に事情を話して回ってるのかな。でも、なんであの人知ってるんだろ。
[これからどうすればいいのかとはぁっとため息をついて、ジュンタが座っている机に自分も腰をおろした。]
うん。家に誰もいなかった。
あの人が言っていたみたいに雪が溶けるみたいに消えちゃった…。
あー。ご飯…。
簡単な物なら私作れるよ?あんまり手の込んだ物とかは無理だけど。
[料理ができないというジュンタにくすりと笑う。こんな時でもお腹はすくものだよな。と。]
友達にもメールしてみたけど誰からも返ってこないし。ジュンタからメールが来て安心したよ。
[にこり微笑み]
味の保障はできないけどそれでもいいならいいよ?
[いたずらっぽく微笑みこくりと頷く。]
外には他にも誰かいるのかな?学校の中には誰もいなさそうだよね…?
[関係ない話とふるふると首を振る彼を不思議そうに見て]
あはは。お腹壊さないといいねー。
二人きりの学校もいいけど、ジュンタお腹空いたんでしょ?
食材調達でもしにいこうか?誰かに会えるかもしれないし。
[そう言って、机からとんっと降りた。]
[おどけたように言葉を紡ぐ彼にくすりと笑い]
そうね。そうしましょうか。
[少しすまして答えて、差し出された手には少し考えてから自分の手を重ね彼と一緒に学校を後にするだろう。]
−外−
[彼に手をひかれ白い世界へと踏み出す。]
寒い…。ほんと息白いよねー。
こんな事が起こらなかったら、雪合戦とかかまくら作って遊べるのに。
[足跡がないのを見ればほんとに誰もいないんだと再認識して、ぎゅっと繋いでいる手に力がこもる。]
ジュンタは消えたりしないよね?
[優しく握り返された手にほっとして、その後に続いた言葉には少し顔を赤くして]
うん。
消えたりしないよね。私も消えない。
[そう言うと彼が手に持っている雪玉をとってぽーんっと遠くに投げる。]
それにしてもほんっとに誰もいないね。
コンビニとかスーパーとかも商品持ち出し放題?
[くすりと笑い、まわりに誰かいないかときょろきょろあたりを見回したりする。]
あはは。2人の世界か。
数人ってどれくらいいるんだろ。イマリ先輩はいるのかな?
違う世界に来ちゃったのかな?私達。
あー。そうだよねー。
私、可愛いネックレス欲しいなぁ。
[冗談っぽくそう言いながら、彼の手のぬくもりを感じながらやはり誰もいない街の中を歩いていく。]
そうだよね。ほとんど2人に近いよね。
三途の川って…。
消えたのは他の皆だと思ってたけど、実は私達の方が消えてたってオチ?
[お化けのマネをする彼を見てくすくすと笑う。]
あー。来月クリスマスかー。
このまま誰もいないままクリスマスなのかなー?
買ってくれるの?それじゃあ、勝ってもらわなくちゃねー。
[冗談ぽくそんな話をしながら地面に目を落とせば、誰かの足跡。]
あれ?これって私達の足跡じゃないよね?誰かがここ歩いた?
えー。クリスマスがこないなんてつまんない。
[口を尖らせてそう言うも、行ってみるかと問われれば]
うん。もし、その人が一人だったらきっと心細いよね?
それにこの先にコンビニあったはずだし。
[こくりと頷き、続く足跡をとんとんと追ってみることにした。]
うん。コンビニいけば何かはあるよねー。
ジュンタは何食べたい?
[そんなことを話していると、ふわりと天へと戻っていく雪。]
え?なんで雪が…。
11月1日がずっと繰り返しってこの事?
時間が戻ってるってことなのかな…?
[不安げに隣で同じ光景を見ている彼の顔を見上げる。]
もうすぐいなくなるって…他の人がいなくなったようにいなくなっちゃうってことなのかな?
もしかして、アンちゃんってジュンタが好きだった彼女だったりして。
…………。
ごめん。冗談でもこんな事言っちゃいけないよね。
[今までどうしても気になって聞けなかった言葉を口から出してしまったことに後悔する。
普通ならありえない事もこの世界ならあり得る気がして。
死者の思いを天に返す。彼女が確かにそう言っていた気がしたから。
彼女の事を口にする彼の顔がとても悲しそうに見えた。]
ずっとずっと覚えてるか…。
幸せだよね。そう思ってくれる人がいるって。
[彼と同じように雪がひらりと戻っていく天を仰げば、聞こえてくる言葉。]
代わり…。
代わりなんかにしたら許さないから。
[明るい声でそう言って、ぎゅっと手を握る。]
さてっと。コンビニに行こうか?
もう何が起きても驚かないよ。きっとね!
[彼の手を引いてコンビニへの道を歩いていった。**]
−回想:コンビニ前−
[きっと顔をみられたくないだろうと彼の手をひいて顔は見ずにコンビニへと。そこにズイハラさんと少年の姿。]
隠し子…。
あの子、イマリ先輩と会った日に公園にいた子だ。
[何か勘違いしている様子の彼が邪魔しちゃ悪いと手を引くのに後に続く。
お腹が空いたと言う彼にくすりと笑いながら]
どっちの家行こう?
[こてり首を傾げ、彼の家の方が近いからとジュンタの家へと向かっただろう。]
−回想:ジュンタの家−
[彼氏でもない人の家にいて、ご飯を作ってるなんて変なの。と思いながらも自然と笑みが浮かび、お台所を借りて適当に何かを作り始める。
好きな歌のフレーズが流れ始め鼻歌を歌いながら。
料理ができれば大したものではないのに彼は美味しいと言って食べてくれた。
家に帰るかどうするか、でも誰もいない家に帰るのは嫌で]
もう少しここにいてもいい?
[彼にそう尋ね彼がいいと言えば少し他愛のない話をしながら、時間を過ごし、気がつけば炬燵でうとうとし始めるかもしれない。
彼の携帯が鳴り、誰かと話始めたのにまどろみの中で気づいたが、話の内容は良く分からないまま夢の中へ。**]
[もぞもぞと動けば眠りについた時とは違う感覚。
ゆっくりと目を開ければそこはベッドの上で。]
あれ…?いつの間に?
[こてり首を傾げて部屋を見回せば床に寝ているジュンタの姿。]
ジュンタ…何で床で寝て…。
あ…そっか。私がベッド取っちゃったから。
っていうか運んでくれた?
[眼をこすって彼を起こすか起こさないか迷っていれば]
あ…起こしちゃった…?
床で寝させちゃってごめんね。
運んでくれたの?重かったでしょ?
[にこりと微笑み、おはようと声をかけた。]
[ふるふると首を振り]
ううん。ぐっすり眠っちゃった。
体とか痛くない?
寒いから風邪ひいたりしないでね?
[元気だと言うジュンタにくすりと笑いながらベッドから降り、はたと思いだしたように]
そういえば、昨晩誰かと話してた?
まだ他にも消えちゃってない人いたの?
お腹減った?
何か作ろうか?
[お腹をさするジュンタを見てくすりと笑い]
イマリ先輩から連絡きたんだ。
泣きそうになるよね。私もジュンタがいなかったらきっと1人で泣いてるかもなぁ…。
イマリ先輩1人で大丈夫なのかな?
あはは。なんかのドラマで言いそうなセリフ。
あと何か食べたい物ある?
[伸びをする彼を見て、立ち上がり]
ジュンタがずっとそばにいてくれるの?
結局、わかってるだけで6人…アンちゃんもいれて7人なのかな?
あの男の子もズイハラさんといるみたいだったし大丈夫だよね?
[そう言って、台所を借りて何か作り始めるだろう。]
クリームシチューね。
おっけーだよ!ちょっと待っててね。
[とんとんと包丁を使い、リクエスト通りシチューを作っていく。]
ジュンタは優しいね。
彼女にもきっと優しかったんだろうね。
[そんなことを彼に聞こえるか聞こえないかの声で呟き、何か考えている風なジュンタをそのままに、食事が出来上がれば]
もうすぐできるよー。
スプーンとか出してね。
[そう声をかけ、テーブルにできた料理を並べた。]
[彼が何か呟いた気がして]
ん?何か言った?
[こてり首を傾げ、喜ぶ彼にはくすりと笑い]
さてっと、食べようか?
シチューだから多分、失敗はしてないと思うよ。
[いたずらっぽくそう言ってスプーンを手に取って、いただきますと料理に口をつけ始める。]
ご飯食べたらどうしようか?
また外に出てみる?
[うまいと言われてにこりと笑い、自分も口をつける。]
こうしてると皆が消えちゃったなんて嘘みたいだよね。
あー。でも皆が消えてなかったら、ジュンタにご飯作ってあげることなんてなかったのかぁ。
[散歩という言葉には]
そうだね。他にも人がいるかもしれないし、また少し歩いてみようか?
イマリ先輩やマシロさんもどうしてるか気になるし。
歩いてたら会えるかもしれないもんね?
[食べ終われば、食器を片づけ、おまたせと彼へと声をかけるだろう。]
あはは。いなくて良かったって!
でも、きっと元通りになるよね。そのうち。
[最後の言葉は自信なさげに呟くように言って]
いこうか?
そうだね。はぐれないようにしなくちゃね。
[差し出された右手を左手で握り、伝わってくる暖かさにほっとして一緒に外へと。]
お父さん、女性不信なんだ?
じゃあ、びっくりしちゃうね。
[くすくす笑いながら、独り占めの言葉には少し顔を赤くして]
あはは。ほんとにそう思ってるー?
[照れ隠しのようにそう言う。]
ほんっとに雪が昇ってるね。
こんな体験してるの私達だけなんだろうねー。元に戻って、こんな話しても誰も信じてくれなさそう。
時間も戻ってるし。
[そう言って携帯の液晶を見せる。
優しく握られる手を嬉しく思いながら、隣にいる彼が消えてしまわない事を祈りながら、その手を離さないように自分もしっかり握った。]
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