![人狼物語 執事国](./img/mwtitle.jpg)
87 風の音・刻の音・ワスレモノ
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経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/05(土) 00:05:27
― 駅前公園 ―
[ヂグと六花が見送る声>>4:111に合わせて日向子さん>>4:110に頭を下げ、すれ違うようにして中へと入った]
ありがとう。
[六花の引いてきてくれたスーツケースを受け取り]
ええ、多分。
[ヂグ>>4:118に答え、左手の時計を見た。4分だけ分針も動いた盤面]
確実に力は溜まっているみたいです。
どうにも思うようにならないみたいですが。誰も。
[兎も、自分達も、兎に力を押し付けられた人達も]
(0) 2012/05/05(土) 00:20:01[駅前公園]
経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/05(土) 00:22:17
[六花が零した言葉>>7を聞きながら盤面を見詰める。
逆進することはなく進んでいる長針。
空回りしなくなった秒針。
傍で光が弾けてもこの場所から弾かれる事はなかった。歌うような声がしたなら小さく頷いて]
鍵と螺子の形は出てきたみたいだ。
これで「想い出の力」が集まれば時計も直せるんだろう。
直ったらきっと元の時間に戻れる。
狭間に落とされた人達も一緒に。
[切実な響きの声>>6をあげる少女に言った]
だから俺達もワスレモノを見つけないと。
見ない振りは、もうおしまいにしないと。
(26) 2012/05/05(土) 14:13:28[駅前公園]
[店に戻ればあの時の祖父がいる。
その表情を見れば、多分。
確信しても受け止められる。
今ならば、きっと]
ああ、一緒に行こう。
行ってきます。
[見つめる六花>>9の視線を受け止め、頷いて。
ヂグに軽く頭を下げると、海岸通りの外れに向かって歩き出した]
(27) 2012/05/05(土) 14:13:35[駅前公園]
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/05 14:25)
経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/05(土) 14:27:05
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/05 14:59)
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/05 16:34)
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/05 17:55)
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/05 20:32)
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/05 21:20)
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/05 22:25)
[菊子と呼ばれた少女と獏原少年にも軽く目礼をして、スーツケース片手に公園を出た。
海岸通りを、いつもよりは少し遅いペースで歩く。六花に合わせたのが半分、覚悟するのにもう少しだけ間を必要としたのが半分。
ほどなくして辿り着いた店の扉は、触れることなく開いた。チリリン、と取っ手に結ばれた鈴が鳴る]
(38) 2012/05/05(土) 23:19:40[ギャラリー刻]
ね、狭いだろ。
[現在は展示に使っているスペースの半分位のところに木の衝立が並べてあり、壁とそこに数枚の絵が掛けられているだけの店内。
先に踏み込み、六花を振り返ると少し笑った。
小さな机と椅子が窓際に置かれていて、その上にはB4サイズの茶封筒が置かれていた。
中には数枚、何かが入っているようだ]
どうかな、何か思い出せそう?
俺は……ちょっと、奥に行ってくる。
[奥といっても衝立の向こう側なだけだ。
祖父はいつもそこに座っていたから]
(39) 2012/05/05(土) 23:20:03[ギャラリー刻]
― ギャラリー 刻 ―
ただいま。
[スーツケースを壁際に置いて「いつもの椅子」に座っている祖父に声をかけてみる。
あの日ここに置いたのは数冊のノートしか入っていない、もっと小さな鞄だったが。
夕方戻ったら店番の交替。帳簿を閉じた祖父がこちらを振り返った]
「どうした」
[こんな風に水を向けられて話したのだったか。よほど変な顔をしていたのだろうか、あの時の自分も]
商店街で、知らない女性に名前を呼ばれたんだ。年の頃は40くらい。
祖父さんは元気かって聞かれたから、病院に出たり入ったりしてるって言ったら、お大事に、だってさ。
[細部は違っていたかもしれない。けれど確かこんな風に言ったはず。
こちらを見る祖父の眉が顰められた]
(42) 2012/05/05(土) 23:58:26[ギャラリー刻]
一緒に来るかって聞いたら、来れないって。
約束があるからってさ。
[グッと祖父が息を呑む。
それだけでもほぼ確信出来るのだが]
名前は、聞かなかった。
[この後、自分は手を洗いに洗面所に入ったはず。
戻るまで祖父はこの場で…]
「……小夜」
[ポツリと呟かれたのは、母の名前。
読まずに出かけた封筒の最初に書かれていたのと同じものだった]
(43) 2012/05/05(土) 23:58:27[ギャラリー刻]
「省吾」
[暫くして立ち上がった祖父が名を呼ぶ]
「もしまた会うことがあったら、儂が呼んでたと伝えてくれ」
………。
(――自分で連絡すれば?)
「連絡先は知らん」
[祖父とあの女性の話はこの時だけ]
[ワスレモノ、ミツケタ]
[左手でカチリと針の進む音が鳴る。
スーツケースは置き去りにして、衝立の間を通ると店先に戻り、深い溜息を吐いた]
(44) 2012/05/05(土) 23:58:30[ギャラリー刻]
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/06 00:42)
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/06 02:02)
うん、見つけたよ。
ワスレモノはちゃんとあった。
[最後の欠片はここにはない。この時間にはないけれど、大切な部分は掴めたと思う。
六花>>61と視線を合わせ、微笑する]
ロッカ君も見つけられたなら、ここはもういいかな。
戻れば幾らでも居ることになる場所だし。
[少し軽口を挟んで]
他に行く場所があれば、一緒に行くよ。
[多分という言葉が引っかかり、そう続けた。
机の上に乗った茶封筒を横目でチラ見する。記憶の端にだけ残して、六花の顔に視線を戻した]
(71) 2012/05/06(日) 02:29:38[ギャラリー刻]
― ギャラリー 刻 ―
ハハ、それは悪かった。
忘れていた物を一気に思い出した反動でね。
[本当はまだ全部でないから、だったかもしれない。けれどそれも嘘ではない。
六花の表情が緩む>>86と同じくホッと胸を撫で下ろし]
勿論。男に二言はないよ。
……海?
[そうか、と小さく頷いて。入口まで大股に近づくと扉を大きく開け放って背中で支え、道を譲った]
(91) 2012/05/06(日) 03:11:39[ギャラリー刻]
灯台か。登った記憶がないな。
[くすぐったそうな笑い声には、たまにはね、と笑って返す。鈴の声を後に六花の背を追いかけて]
お、とと。
[どうにか登った灯台の上は少し狭かった。
手摺を掴んで何とか身体を固定すると、興味深そうに眼下に広がる景色を眺めた]
へえ、これはなかなか。
灯台守もちゃんといたんだ。
すぐ近くなのに知らなかったな…。
[吹き抜ける風に目を細めながら、続きを聞こうと六花の顔を見つめる]
(94) 2012/05/06(日) 04:13:44[灯台]
経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/06(日) 04:28:34
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/06 04:40)
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/06 17:03)
― 灯台 ―
うん、いい場所だ。
ああいや、大丈夫大丈夫。
[普通に立つには問題ないだけの空間は十分にある。ただ高い場所に慣れていないのと、二人並ぶとなれば距離云々…だった。
後を追って半周廻り、指差された場所に結ばれたものに首を傾げる]
おみくじみたいな結び方だ。
[願掛けだろうかという予想は微妙に外れた。
大層なものじゃない、というのには緩く首を振りつつ。
開かれた進路用紙に何度か瞬く]
(107) 2012/05/06(日) 18:01:04[灯台]
ああ、俺も昔書いたよ。
[大学は出ておけと祖父から言われていたので、いつも適当な学校名で埋めていたが]
……そうか。
[両親の死による環境の激変。
それがどれだけ大変なことだったかは想像することしか出来ない。
できないから何と言葉を掛けて良いか分からず。ただ六花>>97の話を聞いていた]
(108) 2012/05/06(日) 18:01:06[灯台]
[見せてもらった第一志望に、小さく笑って頷いた。
思い出してもらえたことを喜ぶように、零れ落ちた金の砂>>98が風に舞う。
それは六花の周囲でキラキラと輝き、海の方へと飛んで行った]
見つけられて良かった。
[晴れやかな笑顔>>99はとても眩しくて、ほんの少しだけ視線を逸らしつつ]
そんな大切な場所に一緒するのが俺なんかでよかったのかな。
ああいや。そうじゃなくて……。
[物怖じている自分の頬をピシャリと叩き]
(109) 2012/05/06(日) 18:01:08[灯台]
感謝したいのは、俺もなんだ。
店に行けばと分かっていても、独りだったらまた逃げていたかもしれない。
見ない振り、知らない振りを続けて……いつか、後悔していたかも。
[力の流れが幾ばくか見えたりもするようになっていたから。他の人が見つけただけで足りるかもしれないと思えば、敢えて見つけようとはしなかったかもしれないと。
その可能性は十分あったと思われた。
ホゥ、と小さく息を吐く。
逸らしていた視線を六花に戻し]
だから、ありがとう…六花君。
[ヒュルリと風が吹きぬけて、カチリと時計が先を刻む。
微笑しながら、スッと右手を差し出した]
(110) 2012/05/06(日) 18:01:09[灯台]
経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/06(日) 18:35:42
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/06 18:36)
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/06 19:56)
[六花の語る夢。叶わなくても輝いている夢。
目の前しか見てこなかった自分には眩しくて、けれど綺麗だと思った。それを語る六花自身も]
そうか。
勇気出して良かったな。
[怪しい人と思われないか、何度も躊躇ってから声を掛けたあの日。それが六花のためになったのなら、自分も嬉しい。
同時に何やら気恥ずかしくて、視線を合わせられなかったが。
もう一度勇気を奮い起こし、真っ直ぐに見て]
……戻ろうか。
[そろりと重ねられ、握られた手>>112を包み込む。
ありがとう、これからもよろしく。無言に託して。
六花の視線が階段に向いているのに気がつくと、ゆっくり放して身体の向きを変えた]
(115) 2012/05/06(日) 20:54:42[灯台]
そうだ、嫌じゃなかったら。
向こうに戻った後も付き合ってもらえるかな。
[戻る途中でもう一度]
夕飯でも食べながらもう少し話したい。
奢るからさ。
[母の下から届いた手紙。そこに何が書かれているのかは分からない。向き合う覚悟は決めたけれど、相談に乗ってくれる相手がいたら心強い。
薄灰色の灯台の階段を降りながら、そんなお願いをしていた*]
(116) 2012/05/06(日) 20:54:43[灯台]
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/06 21:08)
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/06 21:26)
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/06 22:08)
経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/06(日) 22:19:48
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/06 22:22)
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(05/06 23:02)
いいね。俺も行ってみたかったし。
いや、でもそれは。
[付き合わせるのは自分だしとかあれこれ言いながら、ゆっくりと薄灰色の灯台を降りた]
ああ、向こうの人達も無事に会えたみたいだな。
後は……。
[狭間からの声に耳を傾け頷いて。
風の吹いてくる方、今は水平線の向こうに視線を走らせると]
これで還れるかな。
[響く鐘の音は12回。
その間に六花と顔を見合わせられたかどうか。グルリと世界が回り始める]
(160) 2012/05/06(日) 23:40:55[灯台]
……おい、ウサ公。
お前も忘れ物してくなよ。
[揺れるような感覚に目を瞑る前、チラリと見えた兎に左手を伸ばす。
飛び出したナニカは銀の光の尾を曳いて、本来の持ち主、兎の元へ。
フゥと息を吐き瞼を閉じた]
(161) 2012/05/06(日) 23:40:56[灯台]
[カチカチと左手の腕時計が時を刻む。
秒針も短針も長針も。いつものように動き出す]
……ただいま。
[目を閉じたままでの呟き声は風がヒュルリとどこかへ運ぶ。
見つけた「忘れ物」をしっかり持って「現在(いま)」を歩くために。
瞼を上げて、次の一歩を踏み出した**]
(162) 2012/05/06(日) 23:40:58[灯台]
― 青海亭 ―
お邪魔します。
[客なのに、そんな言葉を出してしまったのは、六花が店の人達と親しそうにしていたからか。
家に戻れる限りは自炊の癖があったので、この店に入るのは初めてのことだった]
ああ、お疲れ様。
予想外も多くて大変だったと思うけど。
ファンも増えたようだし、良かったな。
[必然的にギャラリーの客も増えていた。
商談に直接結びつくかどうかは問題でない。そうした縁の広がりの方が大切になる店だ]
じゃ、まずは今日一日に、乾杯。
(171) 2012/05/06(日) 23:57:42[灯台]
いや、だからそれは。
俺の話も聞いて欲しいって頼んだんだし。
[六花の提案>>166に戸惑う顔をしていたが。
ややして、うん、と頷いた]
そうだな、じゃあ今日は任せちゃうか。
[今日だけでなく、また次の機会も。
その時こそは自分が出せばいい。
そんな期待を乗せながら、いただきますと手を合わせた**]
(172) 2012/05/06(日) 23:57:47[灯台]
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