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ワタシが賭けるとすれば、ウルスラさんですが……
[ふと、思案するように視線を外に向ける。>>94 暗い影のなか、舞い散るカードが見えた気がした]
[昨日の騒ぎで運転席の一部を破壊された「ツァリーツァ・エカテリーナ号」は、修理と車両整備を兼ねて、この日一日、イルクーツクに停車することに決定された。
イルクーツク。
シベリア鉄道の行程の、ほぼ半分に当たる街であり、19世紀初頭の「デカプリストの乱」に敗れ捉えられた青年貴族将校たちの流刑の地であり、そのため瀟洒に整えられた街でもある。
市内には、やはりこの地に流されたポーランド人の手による壮麗なズメナンスキー修道院があり、北側にはバイカル湖を擁する、美しい地。
―しかし、「ツァリーツァ・エカテリーナ号」に乗り組む悪党共に、休息は許されるのであろうか―?]
っと、そんな事を言ってる間にまた一人!
[どのようにして列車から落ちた女性が作業員の腕に救われたのかは本人が一番よく知っているだろう。兎に角ホームに滑り込む貨物車の先頭車両の扉を開けに走って行く]
吾輩は毎度毎度良く走る破目になる。くっくっく。楽をするなと言う神の思し召しか。
[貨物車の扉を内側から大きく開けると、放心状態であろうか?かの女性を作業員から受け取ると、昨夜に同じく暖炉の傍までエスコートし、今夜は紅茶は無しでブランデーの入ったグラスを気付けに手渡す]
ようこそレディ。蚊帳の外クラブへ。
本日は、
【[青年 アルマウェル]が[青年 アルマウェル]を(吊り)、
[留学生 アイノ]が[画商 ヴァルテリ]を(襲撃)排除
[青年 アルマウェル]が占い対象、[画商 ヴァルテリ]が護衛対象】
本日は本決定一本で良いと思われます。
お客様方にお知らせいたします。
【本日の投票は [未亡人 ウルスラ] にセット、襲撃は [画商 ヴァルテリ] にセット】をお願いいたします。
[大きく揺れた列車、咄嗟に何も掴まなかった理由はよく分からない。
はっきり聞こえたのは誰かの叫び声、
はっきり見えたのは、闇夜に散らばるタローカード
そして不思議な浮遊感―…‥
――『LA MORT-死神-』の死神が薄く笑った気がした。
その後は暗い闇、そう自分自身の髪の様に暗い闇。]
痛いのは嫌。
[甘い香りの中で、右手薬指の指輪の中の物を飲み干そうとしたか。]
飛んだのか、落ちたのか、知りませんけれど。
[はらはらと散っていったカードの煌めきから、想像しつつ]
心臓に悪いです、よ……おや?
[オラヴィに連れられてきた女性に、自分の胸の当たりを撫でつつ言ったりしたが。ふと、その姿、ついさっき見たような気がして、眉を上げた]
/*
>イェンニ
貨物車に連れ込んではいますがお亡くなりでも大丈夫なのでお好きな感じで落ちたり助かったりしてくだされよ!
─屋根の上─
[急停止した列車の上でほっと息を吐く。
残念ながら、同じく列車の上に乗っていた2名も無事な様子。
その手の銃とナイフを目に留めてやれやれと肩をすくめると両手を上げた]
抵抗しないよ。
撃たないで刺さないで。痛いの嫌い。
でも、官警に捕まるのも、アイツに秘宝取られるのもイヤなんだけど──うん。ロマネス家の秘宝だよ。
君たちが秘宝を手に入れるのを手伝うから、僕をかくまってくれない? 使い勝手いいでしょう? 僕。
[楽しそうに、こりと微笑んだ]
◆本日のリクエストです
<1>【記者 レイヨ】と【美貌の歌手 マティアス】が近づくことは可能ですか?
結託、戦闘etc...内容は問いません。
<2>【未亡人 ウルスラ】は、何かをきっかけに【留学生 アイノ】へ冷たい視線もしくは言葉を向けてみて下さい。
<a>【小さな指揮者 ラウリ】は、【舞台俳優 オラヴィ】に一曲歌を唄わせていただきたい。
−屋根の上−
[飛んでいったレンズが落ちるような音は聞こえない。
もうずっと彼方に在るのだろう]
撃たないで、ときましたか。
[軽く肩を竦める。
まだ風は癖のある髪と長い外套を遊ばせていた]
…さて、どうしましょうね。
[軽く肩を竦めて、しゃがんだ体勢から立ち上がった]
【本日の本決定】>>#4
【本日の無茶振り】 >>%0
確認された方はメモに【本決定・無茶振り了解】とお書き添え下さい。
物語はいよいよクライマックスへ!
ACTION!!**
うー……いてて……
[頭をさする。]
まったく、ひどい目にあったな……
トランプは皹入るしー、頭はぶつけるし、兆弾にあたりそうになるしお宝の場所はわからないし。
なんなんだよ、もう……
[ぶつぶつと文句を言っている。]
>>1
[レイヨの銃口に意識は置きつつも、笑顔を浮かべながらたたみかける]
何を悩むの? おにいさんは難しいことを考えすぎだね。もっとシンプルに楽しく行こうよ。
悪事なんだから楽しまないと損だよ。もてる力を非合法にどかんと使って、手に入れるから面白いんだよ。
[ぱーっと両手を広げる]
みんなそうやって考え込むから見つからないんだよ。
考え込む──? あ。きっとラウリだ。あいつなんか情報隠し持ってたんじゃないかな。
ウルスラも知っているかもしれない。
ああああ……あいつらに出し抜かれてると思うと、ほんとに腹が立つ。
[悔しそうに唇を尖らせる]
ラウリとウルスラの仲間じゃないだろうし。あのケチくさい組織がわんさか人を送るとも思えないし。
だから手伝うよ?
[一気呵成に話し終えると、くーとおなかが鳴った]
……まったくもう、おなかがすいたんだよ、僕は!
[おなかを押さえて途方にくれた様子だが、アイノのナイフや、止まった列車の喧騒には気を配っている。
いつでもどこでも、自分に有利なところにいけるように**]
いざっていうときは運がいいほうなんだけどな?
まったく、見落としとかで閣下の部屋にないもんかねー……
[のびをすると]
疲れたわ……
[のろのろ*歩き出した*]
…。
[女は炎を見つめていた。
兎の縫いぐるみから出てきた手紙。
灰となり崩れていくのをただ…]
…久々だったせいで、
暗号を解くのに随分と時間がかかってしまったわ。
[無意識に親指を口元に持っていき、きりりと噛んだ。]
(これを託された意味は…?)
正直、荷が重いわね…。
[ゆるゆると首を振った。]
…!?
[立ち上がって廊下を出ようとしたところで、
激しい揺れが。壁に強く叩きつけられた。]
[しばらく衝撃と、受けた痛みに耐えていたが、
ゆっくりと立ち上がり、]
…どうやら色々と出遅れてるみたい?
[そう言って、一等客車の方へと向かった*]
―回想・またはフランス内務省機密書類―
[ヴァルテリ・シャルブネ―。
パリの裏通りに画廊を構えるその人物は、本名をアンリ・ルイ・フェルディナンと言う。
ブルボン家最後の国王、シャルル]世の庶子の家系の曾孫に当る。
庶子の家系と言っても、家系図に記される正当な血筋であるがゆえ、セーヌ河沿いのシャトーで、一族は何不自由なく暮らしていた。]
[その穏やかな暮らしは、彼が少年から青年に変わろうとする頃破られた。
ある日、とあるマダムの館の、馴染みの娘との一夜を過ごして戻った彼は、信じられない光景を目の当たりにする。
朝の光の中、かつて瀟洒な姿で河岸に佇んでいたシャトーは、今やまるで悪夢のように、黒く焼け崩れているのだった。
警察や、該当機関がシャトー内を検分している。
内部に入ることも叶わず―または入ろうとしなかったのか―、彼は野次馬たちから、シャトー内の金品、絵画が全て持ち去られ、城主と見られる夫妻、その娘と見られる焼け焦げた遺体が見つかった事などを伝え聞く。
その時、彼の胸に去来したのはどのような感情だったのか。
ともあれ、彼はシャトーに背を向けると、そのまま、消息をくらませた。]
[身につけていた僅かな紙幣と、宝飾品を売った金で、彼は裏通りに安いアパルトマンを借り、しばらく篭って絵を描いた。
その絵は、その後「さる貴族の、放蕩息子が金に困って持ち出したルネッサンス期の名画」との触れ込みで、街に溢れる新興成金達の一人に買われることとなる。
それが彼の、"La Maestro"と呼ばれる贋作師の、そして絵画泥棒の第一歩だった。
その後彼は、絵画に関する真っ当な仕事からそうでない物まで、広く携わりつつ、シャトーを襲った強盗団、そしてその黒幕を突き止め復讐を果たす。
―なお、その黒幕とは。
件の事件を仕組んだのは、彼の父が王政復古を唱える王党派に担ぎ出される事を―、そして何より、何をやらせても自分の上を行く兄弟の事を妬んだ、叔父の仕業であった。]
[復讐を終えると、今度は彼はシャトーから盗み出され散逸した絵画を取り戻して回る事業に取り掛かった。
ある物は買い戻し、またある物は盗み出したり、贋作とすり替えたりと、危険を冒しつつも着々と、長い年月をかけてその成果は実を結んで行く。
そしていよいよ最後の一枚。
それはどういう経緯か、ロシアのツァーリの元に所有されていると言う。
またそれは此度、他の名画数点と共に、ウラジオストックのツァーリの別荘(ダーチャ)に、シベリア鉄道を利用して輸送される、と美術界で噂されている。
目指すその絵画とは。
「レンブラントの初期の小品」と称される少女の肖像。]
[だんだんと意識がはっきりしてきた。]
アルマは―?ああ、一体何がどうなった?
[起き上がろうと、手を付くと何やらそこに違和感を感じた。
急ブレーキのショックで、運転席の床の羽目板が一枚ズレている。
そのまま、視線をそこに移すと、運転席の、床の下に油紙で厳重に梱包された、薄い箱のような包みがいくつか目に入る。
状況を理解して、きらりと画商の瞳が光った。]**
なるほど、運転室なら常に人目がある故、隠すには安全と踏んだか。
うむ、厳密には、これが「財宝」ではないのかも知れんが…。これさえ手に入れば、わしは充分。
中を逐一確認している余裕は無いが―、まあこれが絵である事は確かだろうて。全て戴いて行けば問題あるまい。
はてはて、どうした物かな。
最早ウラジオストックまで行く事もなかろう、このまま自室に帰り、無電で迎えを呼ぶか。
本物の「財宝」も別の羽目板の下にあるのだろうかな?
[時間は無いと理解しつつも少し迷っている。]**
うーん…。わざわざハイジャックして秘宝をもってこいって脅してたし…あなたは本当に秘宝の所在をしらないのかな。
なら生かしておく理由、ないなぁ。
[隣で銃を構える記者に意識を向ける。]
えっと……あなたはどう思います?
まあ、蚊帳の外が嫌なら、めくればいいんでしょうけどね。
[蚊帳の外クラブ――オラヴィの言いぐさに、物問いたげにじじーっと相手を見上げてから、窓の外へと視線を向ける。自分の時もそうだったが、列車から落ちた人間を拾うくらいだから、エカテリーナ号はそう遠くないところに居るのだろう、と。
中の様子は、今し方クラブ入りした占い師から聞くことも出来るだろうが、落ち着くまではおとなしくしていようと思う。だから、流れっぱなしのスピーカーの音に、耳をそばだてた]
裏切るとか面倒だな──もっとシンプルに行こうよ。
僕に裏切られても、痛くも痒くもない使い方をすればいいんだよ。働いてくれたらもうけもの。
二人とも、難しいことばっかり考えて疲れない?
僕は、ラウリとウルスラに一泡噴かせてやりたいから、二人が秘宝を手に入れるのに協力するって言ってるんだよ?
秘宝がどんなもんかなんて、興味ない。
手に入れたらさっさと持って帰ればいいよ。
[>>19を聞けば、肩をすくめる]
おねえさんは人殺すのが楽しくてしょうがないほう?
だとしたら残念。
止めないけど、抵抗はするけどね。怪我するも嫌いだけど、死ぬのはもっと嫌かな。
>>20
お互いに面倒面倒言ってる…。
[マティアスの変装能力や身のこなしから、排除するのはたやすくないと判断する。]
…別に私は殺人狂じゃないですよ。
[自分が生きるために仕方なくやっていただけで、積極的に行ったことは一度もない。
自分が生き残るためならなんの抵抗もなく殺してきたが、殺すことが自分のためにならないのなら、しない]
うーん。あなたを殺そうと思うと私も怪我しそうなんですよね…。
じゃ、こうしましょう。
あなたは私の邪魔をしないで。できれば持ってるだけの情報をください。
私はあなたにそれ以上を求めないし、あなたの行動が私の邪魔にならない限り放置します。
隣の人がどうするかはしりませんけど。
[一先ず構えていたナイフを下ろした]
>>21
殺人狂じゃないんだ。よかったー。
僕の知ってることならなんでも話すよ。
ロマネス家の秘宝がどこにあるかは知らないけど──持ってそうな人は知ってるよ。
ウルスラだよ。
ラウリとウルスラはバウンティハンターなんだ。
きっと、ロマネス家の秘宝を餌にした罠なんだと思う。悪党を集めるための罠。
[何かを思い出したのか悔しそうに]
でも、ラウリは列車から居なくなったけど、ウルスラはまだ居る─…おびき出すだけの作戦なら2人同時に降りるだろうから。
たぶん。ウルスラが持ってる。
[頭をさすりながら文句をいいつつ歩いていたが、ふと思い出し]
あ。
ヴァルおいてきちまった……
[頭を打ったからなのか元からうっかり者なのか、すっかりぶつかった相手のことを忘れていたらしい。あわてて引き返す]
>>22
[一体何処にどれだけのマイクを仕掛けているのだろう、スピーカーから漏れる音の内、ひとつは、急ブレーキの甲高い音のあととたんにノイズが少なくなった。
風――列車の外?
マイクを仕掛けた人間ならわかるのだろうが……無意識に親指の爪をかむ]
[それよりなにより問題は]
あいつ――
[ノイズが減ったせいでよりはっきりと聞こえるようになった会話の、内容。声の主]
……。
[思わずがり、と、爪をかみ切った]
[食堂車を通り、一等客車へ。
一両目で、衛兵から運転席で起こった事件の顛末をきく。]
モスクワの白い鷹ぁ?
何、それ、馬鹿じゃない?馬鹿でしょ。
っていうか、なんで閣下もいないのに、
あなた達ここでのんびりしてるのよ。
待機組?そう、お疲れ様!
[情報をもらっておきながら、
衛兵に八つ当たりしてから、運転席の方へと。]
[車掌室の横付近で、運転席辺りにいる男二人に気づき、
今度はちゃんと持ってきた銃のありかを確認しつつ、
徐々に近づいていった。]
(アルマウェルさん、とムッシュ?)
[規則正しい音は、意識を深い所に沈める。
粗末な毛布と言えども、女にとっては心地の良い温もり。
その眠りを妨げるのは、遠い客車で行われている秘宝の争奪戦の騒がしさ――。]
私の眠りを妨げるのはなぁに?
[争奪戦から落ちた女にとっては、もう無関係な喧騒。]
[声の主がそこにいるかのようにスピーカーを睨み付けていたが、>>9 ふと聞こえた声に表情を戻してそちらを見やり]
『起きている人間に眠りの神は囁き、眠る人間に死の神が微笑む。だから人々は死を恐れ眠らぬように夜通し騒いだ』
[何となく思い出した台詞を、ぽつりと口にする。近くにオラヴィがいるなら、彼がこの部屋の主だろうから占い師の事は任せるのが良さそうかと思うが]
死を恐れてというよりは、ただのお祭り騒ぎのようですけどね。
[またこれも、独り言めいて]
ご機嫌よう?
[誰何の声に、笑顔でひらひらと手を振って、こたえた。]
…もしかして、あなたがたが白い鷹?閣下はどちらに?
[天気を尋ねるノリで二人に問うた。]
[狭い運転室に男が2人。そこへ入ったものだから]
む、むぎゅっ!!
[誰かの背中に顔を押し付けてしまった。
体中についた煤が移ってしまったかもしれない]
死を恐れない―…‥
つまり神を恐れない―…‥
『La Maison Dieu-神の家』の逆位置ね。
[ふわりと毛布を頭から被り、甘い香りを周囲に漂わせながら、占い師の様な姿に――。]
死を、恐れない……
[ちらりと、自分の腕にしがみつく青い兎に視線をやって。
ふわり。まるで重力を無視したように広がる毛布が占い師を覆えば]
何か、見えますか?
[不可思議な揚力を感じた気がした。神の家……神など自分は頼らない、そう思っているが。ゆるり首を傾げて、聞いてみる]
あら、私も護身用よ。
淑女の嗜みよ、ねぇ?
[にっこりと笑って、銃口をアイノに向ける。]
あなたも、秘宝狙いなの?
…一気にわんさと湧いてくるわね。
[うんざり顔で呟いた。]
え?お?
[アイノとウルスラを交互に見て]
二人とも物騒なもん持ってんなあ……
やめようぜ?そういうの……
[一応何かあったときのためにとポケットに片手を突っ込んだままにしておく]
──…なんかこう、イヤな予感。
いいの? あの子いかせちゃって。
ロマネス家の秘宝取られちゃうかもしれないよ?
それに、おにいさんも腕、疲れない?
東洋の人って若く見えるらしいけど──若いと思ってると、いつの間にか年をとってるものらしいよ。
[油断のないレイヨに声を軽口を投げかけるが、反応ははかばかしくなく。
我慢して会話で糸口を見出すべきか、怪我──最悪の場合は死ぬけど逃げ出してみるか]
どうしたものやら。
[小さくため息**]
何も見えないですわ。
だって見えたらつまらないですもの。
占い師の仕事は、一歩を踏み出す為のきっかけを作るだけ。
占いって、裏無いの言霊が隠されている言葉―…‥
[女はにっこりと妖艶に笑みを浮かべる。]
ほぅ、なにやらお宝争奪戦が始まりそうなムードであるな。
[楽しそうに言うと、占い師と指揮者にあついチャイを振る舞った]
そう、それなら良かった。
ワタシがこれからしようとしていることが「見えてしまう」のなら、困るところでした。
[つまらない、その言葉に、にぱっと笑ったが。続く言葉には、作り物めいたその笑みを納めて]
言霊……発する言葉が、言葉を発するモノが、自然と意志を秘めている……それに気づかせるのが占い師、なのかな。
[半分は、理解しそびれた表情のまま、首を傾げる]
>>3
おや、そんなに難しい顔をしていましたか。
[レンズのなくなった瞳で両手を広げた少年を見る。
銃口は外さないまま、軽く首を傾げた]
残念ですが、交渉は決裂です。理由は三つ。
[小さく肩を竦めて、それから撃鉄を起こした。かちん、と音が響く]
ひとつめ。どこの誰だかわからない相手の手を借りるのは好きではない。
ふたつめ。たとえMonsieurスモーバーが知っていようが…
ああ、ええとウルスラさん?その方が秘宝のありかを知っていようと、
別段構わないのですよ。私の目的はね、単なる秘宝ではないのです。
だから、宝を持って行きたい人間がいるならば、持っていけばいい。
勿論、Mademoiselle───貴方もね。
[ちらりと、機関室へと降りていくナイフを手にしていた彼女を見る。
軽く首を捻ると緩やかな癖のある髪が揺れた]
[けれど、>>51 発砲音の後に聞こえた声にぎょっとする]
ウルスラさん……?
[名を呼ぶ、相手に聞こえるはずもないが]
それから、みっつめ。
[ちら、と少年のほうを見てから微笑んで]
私の性別ひとつも見抜けない子供のに付き合うつもりはない。
まあ、そんなところかな。
[軽く肩を竦めて続ける]
私の目的はね───この列車と鉄道そのものだから。
ふふ、私が本当の占い師だったら、真理が見えてるかもしれないけれど―…‥、
私はし甲斐無い――ですからね。
[男から渡されたチャイのカップを礼を述べながら受け取ると、小さく首を傾げる。]
眠れないのなら、お薬か、香でも焚きますわよ。
安心して下さいませ。
永遠のではありませんから――。
目的も無く、殺める事はしませんの。
[優しい笑みを浮かべる。]
私の腕の心配をしてくれてありがとう坊や。
東洋人の血は見た目は確かに若く見せるけれど、
西洋人の血は人の見た目を随分大人にさせるものだ。
[屋根の上で、眼鏡を失いながらも平気で立ち続ける姿は言う]
死にたくなかったら、秘宝とやらと一緒に逃げるといい。
私は、この列車を再起不能にさせるのが目的なんだ。
────どういう意味かは、解るよね?
[少年の足下を狙って威嚇のように一発。
酷い音が、天井を伝って客車に響いただろう]
[銃声に顔をしかめ]
荒事は好きじゃないんだがね。
さて、ラウリ君のベットした彼女が撃ったように聞こえたが…、誰が撃たれたのかな?
[スピーカーに耳をすませている]
甲斐無し……その言葉、今回はワタシもそうそう譲れそうにありませんが。
[ついと差し出されたカップ、受け取るとたった一口口を付けて、オラヴィに礼を言う]
薬は、結構、香も、いりません。
オラヴィ卿、この列車、出入りは自由?
[返事を待つ間に、確認する。腕の兎、下げた剣、懐の楽譜、帽子を頭に乗せて]
[頭も強く打ったのか、目の前がクラクラする。
おー、なんたる失態。
ロープを持ってアルマウェルが近づけば、]
…あら、あなた、そういう趣味があるの?
[くすくすと笑った。]
>>53
──おねえさん。
[ぼそり]
なるほど、お仕事か何かで……それはそれは結構なことで。
[足元に飛んだのは威嚇射撃だが、狙いの正確さを見れば、この距離から飛び掛るのはどう考えても無謀で、かといってこのまま引き下がるのも]
つまらないね。
そう、逃げてくれると助かる。
少なくとも、私はね。
[一歩下がった様子を見て目を細めた]
つまらないかい。何なら私を止めてみるかい。
そうしたら、少なくとも帝国から金一封くらいは出るかもしれないよ。
国の威信をかけた大事業の破壊工作を止めるわけだからね。
[かち。リボルバーが一つまわっていつでも次を打てる用意ができる]
[大事なモノ、今身につけているモノは、ほとんど「形見」だ。仲間内からでさえ、喪服の男と揶揄されるほど。自分にモノを与えた人たちは死んでいった。
そして自分は、その与えられたわずかなモノで生きて、生き延びている]
ふふ、大丈夫です。
これが形見になることはあっても、ワタシが先に逝くことはありません。
[これ、とポケットから取り出し見せたのは、オラヴィ卿がメッセージを託された黒い兎]
壊すってどうやって壊すの?
やっぱり火薬とか爆弾とかでどかーんと?
僕あたま、良くないから。
[>>61帝国から金一封のくだりでうんざりとした顔]
…─それはぜんぜん興味ないんだけどさ。
なんというか、僕が壊すなら楽しいけど、人が壊すのを「行ってらっしゃい」って見送るのはつまらない……けど、止める手は無いから。
[にこりと笑った]
今は。
そうそう、ワタシがこうして無駄にあがけるのも、ケガ一つさせず拾ってくれたあなたのおかげです。お礼にひとつ、教えてあげます。
彼女は『トゥーランドット』が好きでした。特に『誰も寝てはならぬ』、なんてね。
[言ってから、にぱ、と笑って両手を広げる]
信じますか? 「友」よ。
[形見、との言葉に顎を撫で]
我輩が先に死ぬと申されるか!あっはっはっは、まぁ年齢的にはそれが世の常だな!
─三等車・自室─
ん? 誰もいないな……なんでだろ?
[窓から入り込んで、未だにベッドの上に放置してあったマティアスのトランクを引っ張り出し、ついでにマティアスに変わる]
痛たた……。
[ピンクのドレスに着替えても、手の怪我はそのまま残っている]
そうであるな、友と言う言葉に敬意を表して信じても構わんよ。
まぁ、我輩の感想をいえばオペラの内容を考えると、ちょっと信じがたいがね。
[無意識に誰も寝てはならぬ、をひとくさりハミングした]
ではわしは行く!フランスへ帰る!
着いて来る来ないは、君達の自由だ!!
[アルマとアイノに向かって呼び掛けると、画商はホームにひらりと降り立つ。
そして傍らを抜ける、ピロシキ売りのワゴンを奪い、そこに次々絵画と見られる包みを載せるとワゴンを押してホームを走り出した。
後には札束を掴まされ、ぽかんと立ち尽くすピロシキ売りの少年。]
このままバイカル湖に、センチメンタルジャーニー♪
でもいいんだけど。
[手にハンカチをまいて応急処置]
でも、やっぱり、乙女のたしなみとして、3倍返しは基本よね?
[トランクから出てきたのは拳銃。
ガーターベルトで太ももにくくりつけ]
やーんもぉ。
パパったら手榴弾いれてくれないんだもの。心配症!
それもいいね。だが残念ながら爆薬も火薬もない。
[うんざりとした顔を見て小さく笑う。ひらりと消えていく姿、追うことはない。
するべきことは他にあるからだ]
…Takaisin ylpeillä äiti maa minun tarkoitukseen.
(私の目的は祖国の誇りを取り戻すこと)
Wordin menettänyt maa, joka oli menettänyt, ja niissä on riistetty.
(奪われた言葉、奪われた国土、奪われた誇り)
Se on aarre, pyydän. Vain palata toivon.
(それが私の求める宝。取り返すことこそ、私の望み)
Se on ensimmäinen jalansija tuhota tämän rautateiden takaisin heille.
(この鉄道を破壊することは、それらを取り戻すための最初の足掛かり)
[言葉は小さく、薄い唇を滑って落ちていく]
Olen takaisinvalloituksen kaiken.
(私は、総てを───奪還する)
[友という言葉に。その男の言い回しに、思わずくすりと笑いを漏らす]
……あれには解釈がいろいろあるのですよ。彼女は……おっと、まあこの辺りはお礼の内では多すぎるかな。
[占い師の女性にも、帽子を取り、会釈をして]
それでは、卿。
[また、とは言わない。ただ、会釈して、特別室を後にする]
─廊下─
[脳内に展開されるのは、以前に見た列車内の見取り図。
自分が列車を破壊するならどこか?]
運転席かしらねぇ……やっぱり。
[床にハッチあったなぁとか思い出しながら]
止まってるし、もうすぐ修理の人来るみたいだし?
[アナウンスをききながらうんざり顔]
急がないと。
そろそろ終わりなのかしら?
私も次の勤め先を見つけないといけないわ。
[困ったような口ぶりだが、表情は新しい獲物を探す獣の様な表情を浮かべて、]
今度は面白い書物に出会えたらいいんだけど、上手く行くかしら。
[荷物は殆どない。
でも女な身一つさえあれば、どうにでもなる。]
じゃ、御元気で。
[その姿は貨物車から消えた**]
[脇腹をなぞる。そこには昔から痣があった。
自分を捨てた母の国は、醜いと痣どころか自分の存在すら認めなかった。
でも、その痣はスティグマに似ていたから、日本人として
正教会所属の免罪符を手に入れられた。
このままいけばイルクーツク。その先にはウラジオストク。
軍港のある街だ。
そこで列車が街に突っ込んだら、どうなるだろう。
目的は、軍と、列車と、国力と。総てに打撃を与えること。
そして、父なる芬蘭の大地に再び歓喜を取り戻すために]
[部屋を後にして「誰も寝てはならぬ」を口ずさむ。希代の歌い手が口ずさむより遙かに劣る、歌]
まあ……そうでしょうね。彼女、変わり者でしたから。
[くすりと笑う。
あとは、真っ直ぐにエカテリーナ号に向かうだろう。ウルスラは、失えない。約束がある。それに――]
また喪服呼ばわりされるのも癪ですから。
[何が出来るかなど、知るわけがない。先は見えない、占い師でさえ見通せないのだから当たり前かと思う。けれど足掻くのは自由のはずだ**]
でしょう。ヤナーチェク?
Au revoir, Voie ferrée Transsibérienne!
Jusqu'à ce qu'un jour voir encore!!
(さらば、シベリア鉄道!
また会う日まで!!)
[走り出したその先に、キキーッと車輪を軋ませ、蒸気自動車が停車する。
次々と、ワゴンから包みをその荷台に放り込むと、自身も助手席に飛び込み、イルクーツクの街を、いずこへともなく走り去った。]
[三等車の連結部分から地上に降りると、一等車の横を抜け、列車下にもぐりこむ]
どう考えても、ドレスが汚れるわねー……いやになっちゃうわ。
……なんか操作されてるわけじゃなさそうだし……?
[じーっと配管を見ている]
[悩んでいる間にヴァルテリの姿は見えなくなり、結局ウルスラの前へしゃがみこむ。
猿轡を外して喉元へナイフを押し付けた。うっすら血が滲む]
えっとー…秘宝のありか、おしえていただけませんか。
お、ちょっと待て。
[ドライバーに命じて車を引き返させる。
列車から走って出てくる人影を回収すると、再び車は北西を指して走り出した。]
[みな出ていった貨物車の中で細巻きの煙草に火を付けゆっくり吸いながらチャイを飲み干す。しばし後煙草を吸い終えると無線機を取出し]
本部こちらジャック7、リトルラビットは籠から飛び出した。檻から完全に逃げ出す前に捕まえたほうがよいのではないかな?あ、何をする!やめ
[途中で言い止め銃で無線機を撃ち壊した]
なーんてね。
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