人狼物語 執事国


87 風の音・刻の音・ワスレモノ

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末っ子 キクコ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/05/05(土) 00:06:20

末っ子 キクコ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/05/05(土) 00:26:09

末っ子 キクコ

─ 駅前公園 ─

あ。
祐樹さ─

[穂積を見送ったまま、なんとなく視線を外せずにいたら見えた人影>>1にほっとして。
名を呼び、手をふろうとしたところで、どくん、胸が跳ねた。]

え?

[あの、気持ち悪さが蘇る。
違う、気持ち悪いんじゃない。
身体の中の、なにかが、引っ張られてる。]

(5) 2012/05/05(土) 02:22:34[駅前公園]

末っ子 キクコ

─ 駅前公園 ─

祐樹さ、ん

[ぐい、と。
自分の中の何かと同じ力が、彼を引っ張っていくのが解った。

引っ張って。
連れて行かれる。

その光景は、確かな既視感。]

あ…や、めて、つれてっちゃ…
やめて、やめて!!つれていかないで!

[手を伸ばすも、届かない。
徒労に終わる自分の言葉、行動。
それは、ワスレモノと、重なるもの*だった。*]

(6) 2012/05/05(土) 02:25:38[駅前公園]

末っ子 キクコ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/05/05(土) 02:28:29

末っ子 キクコが接続メモを更新しました。(05/05 02:38)
末っ子 キクコが接続メモを更新しました。(05/05 22:36)

末っ子 キクコ

─ 駅前公園 ─

あ…あ、たし…

[重なった何かに耐えるように蹲り、頭を抱える。
手に絡んだ髪も一緒に、ぐしゃぐしゃに掻きあげて。
大切にしてね、と言った穂積>>10から怒られるかもしれないけれど、それを気にする余裕もなく。]

鍵と…螺子。

[随原>>26の言葉に、彼を見上げる。
背を撫でてくれる六花>>34の手の温もりに、呼吸をひとつ、深く吐いて。]

うん。

見つけに…、ううん。
思い出します。ワスレモノを。

[随原を見つめて、そう言った。]

(49) 2012/05/06(日) 00:59:30[駅前公園]

末っ子 キクコ

─ 駅前公園 ─

[この場を後にする随原と六花には頭を下げて見送って。]

あたしも。
いかなくちゃ。

[小さく呟くと立ち上がり、和馬とヂグが公園に残っているなら行ってきますと頭を下げ。
思い浮かぶ場所へと足を向けた。]

─ 駅前公園→ ─

(50) 2012/05/06(日) 01:00:00[駅前公園]

末っ子 キクコ

[道すがら、周囲の景色は不思議な速さで流れていく。

そうだ、忘れていた。
この街にきていたのは、夏だけじゃない。

あたしは、私は、この街に住んでいた。
10年前の、あの日まで。]

(52) 2012/05/06(日) 01:04:10[駅前公園]

末っ子 キクコ

[商店街の入口。
小さな子供が、騒いでる。]

『わたしね、きょうハンバーグたべたい!』
『ずるいぞ、今日のおかずはおれのすきなのってヤクソクだろ!』
『こら、お前らこんなとこでケンカするなよ。』

[頭一つ分背の高い男の子が、小さな男の子と小さな女の子のケンカを諌めている。
それを微笑ましそうに見ている一人の女性に、ケンカに負けた小さな女の子がかけよりしがみつく。]

『おかーさん、たけにぃがたたいた!』
『あ、こら、おかーさんにチクんなよ!』
『チクるも何も、お母さんの目の前だし。』

[女性のスカートをぎゅっと握って、ぽろぽろ泣きながら訴える女の子と、それぞれ対照的な男の子。
女性はそれぞれの顔を見てから、自分にしがみつく小さな子の涙を拭いて笑いかけた。]

『ほら、泣かないの。
いくつになっても泣き虫さんね、菊子は。』

(62) 2012/05/06(日) 01:21:28[駅前公園]

末っ子 キクコ



[ぱきん。]


 

(63) 2012/05/06(日) 01:22:18[駅前公園]

末っ子 キクコ

[あの女性が、菊子と呼んだ小さな子を見つめる。

あぁ、そうだ。
あれは小さな、小さな私。
二人の兄、それと。]

おかあ、さん。

[記憶から、抜け落ちていた人。]

(64) 2012/05/06(日) 01:25:34[駅前公園]

末っ子 キクコ

なんで…
私、忘れて─

[目の前のその人は、小さな私に優しい顔で笑いかけてくれている。
私も、全身で大好きを伝えていて。

どうして、こんなに大好きな人を、忘れてしまったのだろう。
どうして父さん達は、忘れてしまっていることを不思議に思わないのだろう。]

…たしかめ、なきゃ。

[無意識に、足が動く方へと向かった。]

(66) 2012/05/06(日) 01:34:00[駅前公園]

末っ子 キクコ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/05/06(日) 01:36:33

末っ子 キクコ

(ここ、は。)

[波の音、潮の匂い。
賑やかな笑い声。]

『こんなちっちぇーのがこわいなんてへんなの!ほらほら!』

『うわああん、たけにぃのバカー!』

『こら、タケ!おまえまたキクコいじめてんのか。』

『なんだよマツ兄!いっつもキクコのみかたばっかして!』

[あぁ、これは覚えてる。
毎年恒例だった潮干狩りの時だ。

フナムシを押し付けられそうになって、大泣きして。
兄二人が言い合いをし始めた隙にこの場から逃げだしたんだ。
走って、走って。
後ろから、お父さんとお母さんの慌てた声が聞こえたけど、止まらずに走って。]

(79) 2012/05/06(日) 02:51:05[駅前公園]

末っ子 キクコ


『きゃあっ』

[どしん、前にいた人にぶつかった。
尻餅をついて、痛みにまた涙が出て。
それから。]

(…あ、れ。)

[この後何があったのか、思い出せない。
今の私の記憶にない出来事が、目の前にある。

小さな私がぶつかった人が差し伸べてくれた手。
その手につかまって、立ち上がって。
ぱたぱたとスカートをはたいて、お礼を言おうと見上げた人は私の顔を見て驚いて、そして問われた。]

『…君のお母さんの名前は、何て言うのかな?』

『お母さんの?』

(80) 2012/05/06(日) 02:52:06[駅前公園]

末っ子 キクコ





[ぱきん。]

    [ぱきん。]


 

(81) 2012/05/06(日) 02:52:25[駅前公園]

末っ子 キクコ

…だ、め。

[答えちゃダメだ。
そう思ったけれど、止められる訳がない。
小さな私は、お母さんの名前をその人に言った。
そして、後ろから、浜から離れた私を探すお母さん達の声が、聴こえて。]

『やっと、見つけた。』

『菊子!』

[ぐい、と。
その人に腕を引っ張られる。
急にそんなことをされたから、私は怖くて泣き出して。
お母さんは、私の腕を掴んでいるその人の顔を見て、固まった。]

(82) 2012/05/06(日) 02:52:43[駅前公園]

末っ子 キクコ



『菊子を放して下さい。』

『勝手なことを言わないで。私を勘当したのはあの人でしょう。
今更、父親面されたって。』

[お母さんが見たことないような怖い顔をして、話している。
私を捕まえている人も、怖い顔をしている。

怖い、怖い、怖い。お母さん、助けて。
そうだ、この時そう、思ってた。
いつのまにか、お父さんも、この場に来ていて。
お父さんも加わっての、話し合いになった。]

(83) 2012/05/06(日) 02:52:59[駅前公園]

末っ子 キクコ



『……時間を、くれませんか。
この先10年、俺が一人で子供たちを育てます。
10年後の俺と子供たちを評価した上で、こいつを取り上げるかどうか、決めて下さい。』

[お父さんの言葉に、私を捕まえている人が頷く。
お母さんは、すごく悲しそうな顔でお父さんと私を見た。
お父さんとお母さん、二人の声は急に切れ切れにしか聞こえなくなって。

『離れたくない』『お父さんが病気で』『側に』

断片的に聴こえる声、二人の表情。
徐々に俯き、悲しげな顔をするお母さんが、お父さんの言葉に頷いて。
小さな私の手は離されて、お父さんの元に。
お母さんは、私をぎゅっと抱きしめて、そして。]

(84) 2012/05/06(日) 02:53:13[駅前公園]

末っ子 キクコ

…っ、いかないで!
お母さん、いかないで!いっちゃやだ!!

[小さな私と、同じ言葉を叫んだ。]

[お父さんの手に引かれて、その場を離れさせられた。
お母さんは振り向いてくれない。
お父さんはすごく強い力で、ぐいぐい引っ張って。
ずっと待ってたお兄ちゃん達に、お母さんは帰ってこないって説明した。
お兄ちゃん達も、泣いて。
でも、わかったって、返事をしてた。
それも、小さな私には、ショックだった。]

(85) 2012/05/06(日) 02:53:27[駅前公園]

末っ子 キクコ

『おとーさんもまつにぃもたけにぃも。
どーしておかーさんがいっちゃったのをしかたないっていうの?

どうしておかーさんはあのおじさんといっちゃったの?
わたしがあのおじさんにぶつかったから?
わたしがみつかったから?

そうだ。
わたしがおかーさんのナマエ、おしえたから。

わたしのせいで、おかーさんがいなくなっちゃった。
わたしの、せいで。』

[ぱきん。
頭の中で、何かが割れた音がして。

そうだ、そのまま、私は気を、失って。
目を覚ました時には、お母さんを、忘れていたんだ。]

(88) 2012/05/06(日) 02:55:02[駅前公園]

末っ子 キクコ

[そうだ。

10年前と、今と。
父さんが変わったんじゃない。
勿論、兄達も変わってはいない。

変わったのは。
忘れてしまったのは。]

あたしの方、だったんだ。

[父も兄も母のことを口にしなかったのは。
心の負荷に耐え切れず忘れてしまった私を、刺激しないように。

私が思い出すのを、待ってくれていたんだろう。]

(89) 2012/05/06(日) 03:05:26[駅前公園]

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