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お。お前さんは確か……。
[声をかけられてそちらを見ると、レンという名の青年が、手に袋を持って立っていた。]
バク転芸人さんだったか?
[おかしな間違い方をしている。]
いや、俺はバック転できませんし。
バック転してたのは呉服屋の主人ですよ。
芸人は間違いないですけど。
[さらりと修正して改めて挨拶をする]
こんにちは、今日はどうしたんですか?
仕事、って感じじゃなさそうですけど。
[ゾウサクが夢中になっている
本の表紙を見ながらそう言って]
ああ、自家製どら焼きに、何日か前から挑戦してるんだ。
おふくろが生きてた時分によく作ってもらっててな。
[この数日、出来上がったものは、食えない事はないが、遺憾ながら記憶とは程遠い出来栄えである。]
お前さんの方は……チロルチョコの買い占めかい?
今おまかせだよ!w ごめんね!w
対話型の私には時間合わないのは難しいなあ申し訳ない。
あと3回転くらいやりとりしたかったのだけれど
最悪、投票で決めようか。
自家製のどら焼きですか!
凄いなあ……。
お母さんもよく作れましたね。
うちじゃホットケーキぐらいでしたから。
[手製のどら焼きを食べたことのない
レンからは驚きと感心を交えた感想が出る。
続くゾウサクからの問いには]
買占め、って言うのは人聞きが悪いですよ。
売れ残りの在庫処分に協力したんです。
あまり子供に人気のなさそうな味ですしね。
[中のチロルチョコは全部コーヒーヌガー味だった]
[駄菓子屋の店主が、
墨で「いも飴」と書かれた容器から
木匙で掬いとったのは茶色い水飴。
受け取った老婆はそれをじいと
しばらく見つめてからねぶり始める。
秘書たる男は店主に代金を払い――
また車椅子を押して駄菓子屋を出る。
思い出を買った青年と、
思い出に辿りついた探偵を見かけたのは、そのあと]
[肯定も否定もする気にならなかった同業者の言葉。
『私の好きな人だけが笑ってれば、それで良いの。』
想い、彼らの笑顔が
其処から垣間見えたかは知れず――]
どうか、お風邪など召さぬよう。
[ポケットの裡から取り出した
【木彫りの小判】にささやかな願をかけた。]
[かつてゾウサク少年が空き家に隠したうちの一枚。
引越してきた一家が見つけ、縁起物だと喜んだ其れ。
ゾウサク少年は、存外に器用だったに違いない。
レトロ横丁の文房具屋では、
今でも肥後守を売って*いる*。]
[この日を最後に、
たばこ屋は窓口営業をやめた。
また表通りにやってきた黒塗りの車に、
背広姿は空の車椅子を積んで乗り込む。
いつしか薬屋の前、ケロヨンの足元に
見慣れない老犬が歩けぬ態でうずくまる。
その鼻先は、僅かに濡れた*さくら色*]
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