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[泡になる。
泡になって消える。
人魚姫の物語は、悲しいお話だったかな。オレにはよくわからない]
だけど。
[泡になる。
泡になって消える。
この物語の結末は。人魚姫の物語とは、別で良いはずだ。
これはこの村の物語。人魚異譚――]
……まずは、やっぱりあそこかな。
[蔵の中の古びた木箱。
開ける方法も分からない謎の箱]
そこがダメでも、
しらみ潰しに探すしかないよね。
村の中にあるって分かってるなら
何とかなるでしょ。
[そう言って蔵へと向かう]
[白い貝殻はポケットの中に入れたまま]
―― 蔵 ――
[ホズミに先導されて立ち入る、蔵のなか。
目当てらしき木箱より先に、嫌でも目に付く
白い貝殻の破片。僅かな残骸へ沈痛な面持ち]
…
「割符」が割れるなんて、随分だこと。
ねえ
其の箱も錠も、それだけ古いんだもの。
壊して開けることは、出来るんじゃないかしら。
[語尾を持ち上げずにそう言うと、
木箱に触れるホズミやフユキを見遣る。]
…
[稲荷屋のひとり娘はウミを抱いて佇む。
――木箱でなく彼女等に興味を寄せて*]
― 蔵 ―
[御輿の脇を通り過ぎる。一度てっぺんの辺りに視線を送って、苦笑を漏らす。白い破片を踏まないように気をつけて、蔵の奥へ]
うーむ。
[古い木箱の鍵穴を覗く。指で触れればさびの浮いたざらりとした感触]
これ、鍵があっても開かないかもな。
[後ろを振り返る、ヘイケを見上げて]
壊せそうではあるけど。
[工具くらいはあるだろう。蔵の中を見回した]
[ヘイケやフユキの言葉を聞けば]
じゃあ、壊すだけだね。
まあ、道具なんてそこらへんにあるでしょ。
神輿とかも定期メンテナンスとかしてたんだろうし。
[しばらく辺りを捜索し、
片隅に工具箱があるのを見つける]
ほらね。
[まずはドライバーを持ち出して、てこの原理で
箱をこじ開けようと試みる]
かったーい!
もうこうなったら鍵ごとはがしてやる!
[親の敵と言わんばかりの勢いで
箱と鍵の継ぎ目にドライバーで攻撃を仕掛ける]
[そして<18>分後]
[古い木の箱から、鍵がごろりとはがれ落ちた]
よっしゃ!
それじゃ……開けるよ?
[周囲の人々の確認を得てから、蓋に手をかけて――]
[蔵の中、ロッカの傍らでそれを見ている。
古い木箱に、容赦なく仕掛けられるホズミのドライバー攻撃。
聞こえないのは承知で、思わずつっこむ]
……いや、ホズミねーさん。
ふつー、そーゆーものは力づくじゃ開かないってのが相場……開いたよ。
[箱の蓋がえいっとばかりに開けられて、目に入ったのは
銀色のような、虹色のような、鱗]
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