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[ぺきっと最後の破片が綺麗に取れて、
背に朱雀玄武、青龍白虎が対峙してにらみ合い、黄麟がひと鳴きというなんだか分からない形抜きが完成]
ふぅ。あたしはやったよ!
あ。おにーさん。
[先ほど射的でキャラメルを貰っていたた少年の傘を発見。
どうやら形抜きをしている模様]
がんばれー!
[念を送って応援してみた]
おいちゃん。658737円ちょうだい!
[元気良く左手を出すけれど、店主と話すうちにみるみると眉根が寄る]
えー。見間違い?
こんなに難しかったのに!
[ぶぅぶぅ言いながら、4400円を貰う]
―始業前の学校にて―
今時ラブレターとかありえなくない?
[アンとワカバのやりとりにくすくす笑いながら、風になびく髪をまとめて大きな花飾りのついたゴムでくくった]
めんどくさいなぁ球技大会。
あ、ねぇ、着替えなくていいの?
[白衣姿のワカバに問い掛けるも、彼女の姿はいつの間にやら消えていた]
自分のクラス戻ったのかな。
―放課後、バイト先へ向かう途中、近道のはずの神社内にて―
ポル姉?
[縁日の人ごみに道を阻まれつつ、見知った顔があったような気がして名を呼んだ]
ん、まずい。
[ヨーヨー屋のラジオが告げた時刻が耳に入り、慌てて境内の人ごみから抜け出して行った]
[村で唯一のファミレスへ*向かう*]
[63%くらいの確立で成功しそうとか思いつつ、そっとその場を離れる]
もう…本当に遅いなぁ…。
[再び携帯で時間を確認するとため息をひとつ。神社の入り口で*待つことにした*]
はいはい、いらさいいらさい、
おいしい焼きそば400円だよー
ワンコインでワンコインおつりがくるよー。
はいおば…お姉さん1パックね、
紅しょうがつけても大丈夫?
はいどうも100円おつりね、ありがとねー。
[客の列が切れると、一旦下がって
頭に巻いていたタオルを緩め首におろし、
しまっていた眼鏡をかける。すぐ曇ったが気にしない]
ふいー、あっちいなあ。あっちいあっちい。
一ヶ月で5キロ激ヤセするくらいあっちいよ、
こりゃこりゃ。
[鉄板の熱気をまともに受け汗だくな顔をタオルで拭う]
先ぱーい、もうあそんできていっすかー。
…ええー、もう一人でさばける人数でしょー、
勘弁してくださいよぉ。
大体俺、部OBの売上貢献にきただけなはずが
なんで気がついたら売る側になってんすかあ。
せっかくの夏祭りってーのに。
『だって俺これで生活決まるし』ってしらねーっすよ!
俺だって受験勉強の合間をぬってる身すよっ。
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