情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
─ 屋上 ─
おや、先客が居たんだね…
[紫煙を燻らせながら、ゆるりと柵にもたれ掛かって居る女性を見つけ彼女は微笑んだ。]
病院とはどうも堅っ苦しくてしょうがないねぇ…煙草ぐらい好きに吸わせてくれればいいのに…
[彼女は誰に言うでもなく、一人呟くように。そして煙草入れから一本取り出すとゆっくりと火を付けた。]
ああ、堪らないねぇ…
[煙草は医者に止められていた。それもその筈、彼女は昨年の夏に片肺を摘出していたのである。
__病名は、肺癌。
それ以来、彼女は一切の喫煙を禁止されている。…いや、正確には禁止されていた。]
まあ、今更後悔なんざしちゃいないがね…
[自嘲とも取れる笑みを浮かべながら、彼女はゆっくりと紫煙を*燻らせた*]
廊下
[無機質な自己の靴音が廊下に木霊する。
まただ、また…、死んだ。
自分が受け持つ患者ばかり…、術後の容態は落ち着いているのに月日が経過すると共に病状が悪化し、手を尽くしても帰らぬ人となる。これでもう4度目だった。
悔しい、とも、哀しい、ともつかぬこの感情を抱えるまま、次第に早足で人気のない廊下の窓辺で蟀谷を押えて深呼吸する。]
……もう、――…、
[限界だ、そう口に出そうとした言葉は直前で、掻き消えた。
音として発する事すら許されないと感じた、からかもしれない。]
[緩く視線を持ち上げて窓の向こうをじっと、見つめる。
きらきらと瞬く海面を眺めることで、不思議と胸の苦しさが緩和されていくようで、ちいさく安堵の吐息を*漏らした*]
[…そういえば、こうして海を眺めるなんて、いつ以来だったろうか。一二三は潮風に吹かれながら、ぼうっと思い出す。
しかしどう頭を捻っても、思い出されることは仕事、仕事、仕事。それも取引先に頭を下げる、嫌な思い出だけしか蘇ってこなかった。]
…ははっ、なんてこったい…意外にあたしの人生って、薄っぺらいんだね…
[一二三はくっくっ、と口の端から煙と共に息を吐き出し、眼前に広がる海原を*見渡した*]
今日は隣、静かだな。
ね?昨日は騒がしかったよね?
[沢渡千夏乃は、枕元の羊の縫いぐるみに話しかけた。
小学校に上がった年、両親から誕生日に貰った縫いぐるみ。まんまるでふわふわの羊は、今でも抱えていないと眠れないほどの、彼女のお気に入りだ。]
『千夏乃ちゃん。お昼ですよう。
今日のデザートは小児科名物、こだわり卵のとろけるプリン!』
[病室の扉ががらりと開いて、顔を覗かせたのは小児科の新人看護師。いつも元気で、患児たちからはおねえさん、と慕われている。]
わあ。ほんと?やったあ。
[味気ない病院食では、デザートが何よりの楽しみだ。
幸い今日は体調も良いから、そのやわらかな甘味を存分に楽しめる。]
…ねえ、おねえさん。
お隣、昨日はずいぶん騒がしかったけど、何かあったの?
[千夏乃がぽつりともらした一言に、新人看護師は一瞬、視線を泳がせた。]
『……おとなり?
ああ、何でもないのよ。心配することないわ。ちょっとだけ、具合がよくなくてね、でもすぐに先生がきてくれたし、もう、大丈夫』
[彼女の笑顔は少し、ひきつっている。
嘘が下手だな、と、千夏乃は思ったが、それは顔には*出さずに*。]
【満員御礼ありがとうございます!】
開始日を6日1時半(5日25時半)に決定致します。
なお、村建ての予想を超えてお集まりいただいたので、少しだけ枠を増やそうと思います。
本参加を二人、初日死亡の参観者を二人、増やします。参観者もダイイングメッセージを残せますので、どうぞご利用ください。
■襲撃について
それに伴い、一日の死亡者を二人に致します。
村建てNPCの振る[[who ]]を二人にし、先に出たほうを襲撃、後に出たほうを処刑とします。
死期は予告なくやってくるもの。残りの寿命を精一杯、けれどなにげなく生きてください。
■最終日
村趣旨の都合上、最後は全員死亡にしようか、と考えております。
その際は村人数に関わらず途中で奇数進行に変更するつもりでいます。
それでは皆さん、よい余命をお送りください。
■……村建て間違えた。
ダ込み11人でも12人でも、奇数進行にするなら日数変わらないんですよね。
1d>11>9>7>5>3>
1d>10>8>6>4>3>
というわけで本参加は3人増やします。
埋まらなくとも、6日未明には開始いたします。1dダミー生存、2dダミー死亡です。
よろしくお願いいたします。
―病室―
[窓から海を眺める。…静かだ。特に代わりのない一日。
将来の女子バレーボール界を背負って立つと言われ、
インターハイでチームを牽引し準優勝を経験して、いよいよこれからという時期、風邪を引いて暫く寝込み、
熱がなかなか下がらなかったので意を決して病院に行ってみたら、
急性骨髄性白血病と診断され、即入院。]
早くコートに、戻りたい…。
[海を眺めながらそう呟いた。]
[扉の開いた音に、慌てて吸殻を踏み消した。携帯灰皿を持っていることを思い出したのは今。遅すぎる、が]
……お仲間か、いや
患者、ですか
[潮風のせいではなく、薄暗い顔色。うまそうに煙草を銜える時は表情が明るく見えた。
彼女の呟きには応えず、やはりただ、海を眺めている*]
[ふと、先客の足元に転がる吸殻に目が向かう。それは然程吸われてはいなかった。]
……。
(…これはお邪魔したかねぇ。)
[ 一二三は少し申し訳なさそうに目線を下げる。
先客の女性はこの病院の住人かどうかまでは分からない。しかし一服の時間を奪ってしまったのは事実だった。
一二三は少し罰の悪そうに、燻らす煙草を携帯灰皿に押し付け、病室へと*戻って行った*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了