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…──いつか、証明してみせる。
選ばないことを選んだ、その意味を。
それまで、待っていろ。
[届かずとも、小さく天へと囁きかけた。
そうして、残された神の座と世界を見渡し目を細めた。*]
神様にも、か。そうだな。
俺たちも、結局は神様になってしまったわけだし。
[何も万能なんかじゃない。
結局のところ、神なんてこんなものなんだろうか。]
ああ。信じる…、うん。
信じて、そして未来へと進むこと…かな。
[目を細めて、クルミと同じく金の月を見上げる。
どこか切ないように、手の届かない上空の月を。]
ははっ、それは心強い。
うん──…なら、きっと大丈夫。
これから先の時が、どれ程の長さでも。
クルミがいてくれるんだし、
…うん?
[思わず、月からクルミへと視線が移動した。
軽い驚きは、やがて緩やかに喜びへと変化する。]
勿論。その方が、俺も…嬉しい。
[手を引き寄せるようにして、少し身体を寄せた。
肩と肩合わせるようにして笑う。]
残るんだな、ナオ。
[ルリはどうであったろう。
彼女も残るなら、それへも等しく笑みを向け、
そうして消え行く最後の仲間たちの姿を目に焼き付ける。]
ああ、これからよろしく。
ひとまずは最初に──…お茶が飲みたいな。
ナオの、とっておきのやつ。
[ふわりと漂う香りには気がついていた。
クルミと寄り添うまま、ナオへと目を向ける。
遥か頭上、漆黒の天には月と共に星が瞬く。
どもまでも果てしない景色であった。
未だ記述されない未来の*ように*]
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