28 かみさまのまどろむ村 ―ソラハネル―
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学生 ナオ
［ダッシュの末にたどり着いたのは、射的屋だった］
おっちゃん、10回分ね！
［代金の代わりに鉄砲を受け取ると、じっくりと標的を狙う］
よーっし、あれにしようあれ。
昔は100発41中のヒットマンと呼ばれてた私に、当てられない標的などない！
学生 ナオ
［コルクの弾は狙い通りのコースを軌道を描くが、風圧で的が逸れてしまった］
あー、惜しいなあっ。
おっちゃん、この的自動的に避ける機能とか搭載してないよね？
［んなわけねぇだろう、と適当にいなすおっちゃんから再び弾を受け取り、的を狙う］
学生 ナオ
ふはははは、大勝利！また来るから！
［賞品をがっちりとせしめつつ、もう来るなとの冗談交じりのおっちゃんの声を背中に受けて、道の脇で受け取った品の確認を始める］
定番の駄菓子と玩具か。ま、こんなもんでしょ。
さすがに徳川埋蔵金とか盗掘７つ道具なんて出てこないよね。
［どこまで本気なのかは分からないが、ともあれ景品のカルパスをかじりながら、次の屋台へ*向かうことにした*］
翻訳家 モミジ
―神社の境内―
[お祭りの様子をきょろきょろと眺めつつ、歩いている]
人が多いわねえ。迷子になりそうだわ。
[人ごみの中をゆっくりと歩いていると、あちこちに見覚えのある学生たちがちらほら]
あらあら。結構みんな遊びに来てるのねえ。
[ちらりと腕時計をみて]
まだ帰りなさい、って叱るような時間ではないわね。よかったわぁ。せっかくのお祭りなんだから、あまり五月蝿く言いたくないですし。
[ほう、とため息をついて、また歩き出す]
翻訳家 モミジ
あ、わたあめ。おじさんひとつくださいなー。
[夜店でわたあめを買い、軽く千切って口にぽい]
うん、美味しい。
[うれしそうににっこり。パクパクとあっという間に食べてしまった]
次は何を食べようかしら。あ、焼きそばの屋台があったわね。
[焼きそばの屋台をみつけると、そちらに向かい*歩いていった*]
学生 タカハル
[金魚すくい、こここそが俺のファイナルバトルステージ！]
おっちゃん！１回分くれ！
[狙うはただ１匹―黒出目金のみ！
集中すれば１００−20％の確率ですくえるはず！]
学生 リウ
[ゆっくりとしたテンポで人ごみのなか歩みを進める。金魚すくいの屋台を過ぎたあたりで、勢いよく傘が駆け抜ける]
元気だなぁ。
[振り返ると傘の影から男子の姿が覗いた。どこで手に入れたのだろうか、景品を大量に抱えた女子の姿も目に入る]
学生 リウ
[金魚すくいをしていた彼の手元が光ったのは気のせい、…に違いない。数回瞬きをするがおかしなところは何もない。首を傾げて視線を戻す]
あ、あった。
すみませーん、焼きそばひとつくださいな。
[少し先にあった焼きそばの出店に*顔を出した*]
学生 サヨ
―客がほぼいないファミレスにて―
マジっすか！？
あたしアレですよ、夏祭りとか学校の子うじゃうじゃいるのに、何が悲しくてそこでビラ配り？
[棒読みで『マジっすよ』と答える店長にそれ以上抗うことは出来ず、細いストライプ地のワンピースにエプロン姿で店を出て行った]
あっつい〜！
店長のバーカバーカ。コーヒー無料券なんかじゃ高校生は喜ばないんだからー！
学生 サヨ
―夏祭り会場にて―
あー、竜崎さん、浴衣かわいー。
……デート？
[ヤキソバの屋台にとことこ近づいて、凍りついた笑顔で小首傾げた]
そんな人にはコーヒー無料券あげないんだからぁ〜！！
[うわあぁぁん、と嘆きながら、本部テントがある方向へと*駆け出した*]
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