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[ミナツに気付かれたのか、視線がぶつかる。
直後、"出て来い!"とジュンタの声]
…えへへへ
[両手を御腹の下辺りで擦りながら]
ラーヴラヴ〜!
[ふざけた調子で二人の前に姿を現した]
ジュンタったらもう!
こっちまで恥ずかしくなる様な事ばっかり
云っちゃって、もう!
[あああ、と手を振り振り。
振った手をそのまま両頬に当て、もじもじ。]
……って、あれ?
[もじもじしていた所に一欠けらの雪。]
…ゆ、き?
[確かにここの所、寒めの日が続いてはいたが。]
…ゆきだ。
[まさか雪が降るとは思わず、掌を上向きにして]
――。
[すっ、と差し出し。雪を掌に感じている。]
[ミナツの呼ぶ声が聞こえ、側へ]
ねぇねぇ、雪だよ、雪!
[掌は変わらず、天へ向けたまま]
まだ11月なのに。
…異常気象、なのかな?
[適当な事をぽつり]
わぁ
[雪はゆっくりゆっくり、と。
天から地へ向かい、少しずつ降り注ぎ始めている。]
[ジュンタの声に、真顔で]
今、十分ラヴラヴだったじゃん
[ジュンタの口許辺りを指差し]
アタシ?
…アタシは別に、今日は用事無いし。
家でだらだらしてよーかなって。
[手にしたビニール袋を持ち上げ]
雑誌買ってさ、家で読むの。
[うんうんと頷いた。]
[友達居ないの?なんて問われれば]
…そうなの。
……あた、し……友達全然いなくて…
[両手で顔を押さえ、俯き。しくしく泣いた振り]
恥ずかしい台詞聞いてくれる友達も居ない…
[しくしく、泣いた振りをするが
両手で押さえ隠す顔は、笑いを堪えている。]
[両手の隙からこっそりミナツを窺う。
そこには恥ずかしそうに顔を赤らめる姿を見るも。]
……?
[ジュンタの様子を窺うミナツに小首傾げ。
ミナツの視線を追う様に、ジュンタを見遣る。]
[お菓子を投げつけられれば]
わわっ!
[投げられたものが、びしっ、と体に当たり]
わっ、わっ
[地面に落ちようとするそれをなんとかキャッチ]
…なにこれ、くれるの?
って、これ…
[およそ、彼に似つかわしくない包みに笑いを堪える]
[ミナツに覗き込まれ、舌をぺろり]
ばればれ?
[あはは、と笑った]
[どっから聞いてたんだ、というジュンタの声には]
あれは、雪が笑ってるからさ。
生まれてこれて良かったって、笑ってんのさ。
だから暖かいんだ。
そう。俺が君に笑いかけるのもそんな理由さ。
だから君も今、とっても暖かいだろう?
[ジュンタのモノマネをしながらの言葉。]
[ジュンタに、やる、と言われれば]
ありがと!
ちょうど、本読みながら食べるもの出来てよかった!
[えへへーと笑った]
ジュンタってそんなヤツだったっけ?
[はずい、と言う彼に、にたにた。
小首傾げ、昔の彼のイメージと照らし合わせている]
[ミナツの声に、包みをまじまじと見て]
だよね、だよね?
…ジュンタってばもう、健気!
[恐らくはミナツに渡すためにこんなものを、と
思考は一瞬で其処まで辿り着く。
というより、彼が自分で食べる為に、
こんな包みをする店へ行くという結論には
まぁ、普通、なかなか行き着きはしない。]
それじゃあ、私も愛情をおすそ分けされちゃいます。
[包みをあけ、真顔で一つ、ぱくり]
[ぱくり、と食しながらも。
昔はこんなだった、というジュンタに]
ふぅん
[彼の顔を見つめながら小さく頷いた。
寡黙なイメージが強かった分、本当に意外だった様子。]
……。
[が、しかし。]
……、あたし、向こう向いてようか?
[二人の防寒具交換会に、にやにやにやにや]
[二人同時に、同じ旨の突っ込みを受け]
――。
[思わずびくっ、と止まり、見つめてしまうも]
……
[俯き、口を押さえ、ぶるぶると笑いを堪えた]
[笑いを堪えている所に声がかかり、振り向く]
あ、ズイハラさんだ!
[口を押さえていた手を挙げ、振り振り]
ズイハラさんこそ、こんな時間にー。
お仕事、忙しいんですか?
[なんとなく首傾げながら問いかけたりして。]
[ズイハラさんの声に小さく頷き]
それで、ですかー。
お仕事お疲れ様でした。
妹さん迎えにいってあげるんだ。
優しいお兄さんだなぁ。
私もおにいちゃん欲しいな!
なんでもいう事聞いてくれちゃう兄貴!
[軽く口にする、理想]
[一個上、と言われ一思案。
多分、あの人かなー?という人は居るものの。
ジュンタがすぐに行き着いた辺り、
恐らくはその人でいいのだろうけれど]
ん?
[ズイハラさんのピンクマ携帯を見て]
ああ、やっぱり
[矢張り、その人と一致]
確かに似てないかも
[ほんのり笑った]
[明日も振り続けるのかというジュンタの声に]
どうかなぁ。
[空を見上げぼんやりと]
どうせ降るなら、少し積もるといいけど。
でも、積もると積もるで大変だよね。
[なんとなしに、苦笑い]
[ズイハラの声に合わせ]
ですよねぇ
[頷いた]
実際、そういう所考えると喜べなかったり。
でも、スノボは行きたい。
[現実と夢の間の小さな葛藤]
ええ、少しですけど。
[やるの?と問われ頷いた]
なんとか滑れる位で、トリックも出来ないし。
見よう見まねでオーリーしようとして、
酷い目にあっちゃう様なレベルなんですよ!
[あはは、と笑う]
じゃあ、イマリが大人達に交ざればいいんじゃ?
ズイハラさんと、ズイハラさんのお友達。
それとアタシ、とアタシのお友達数名。
…別にそれはそれで面白いような?
[複雑な表情に、にまにま笑い気にせず告げた]
[合コン、と口にし思案するズイハラを見てにこにこ]
どちらが子羊かなんてフタあけてみないと
わからないんじゃないですか?
[にこにこにこー]
…なぁんて、変な冗談言ってみたり。
[笑みを消し、]
まぁでも、いつかご一緒できると良いですね。
[小さく頷いた]
さぁて、そろそろ帰ろうかな。
これから見たい番組があるんですよ。
[携帯を取り出し、ちらと時間を見る]
生放送のお笑い番組なんですけどね。
深夜に1時間だけやるんだって。
ちょっと楽しみ。
[新聞の謳い文句を思い出し、にやぁり]
それじゃ、アタシ此れで。
まったねー!
[その場の面々に手を振り歩き出すだろうか]
[皆と別れ、公園を突っ切って。
自宅までをてくてくと歩く。道は暗く雪がしんしんと降り。
家までの距離を、空を眺めたり。
掌に注ぐ雪を感じたりして、歩き続けた。]
――。
[やがて、家につけば鍵を使い、扉を開け]
ただいまー
[誰も居ない中へ声をかけ、入って行く]
-→自宅-
-自宅・居間-
テレビ、テレビ、と
[いそいそとテレビの前へ行き、電源を入れる。
目的のチャンネルへと変えるも]
…あれ?
[番組が始まっている様子は無い。
ただ、コマーシャルが流れているままで。]
…まだ、始まってないのかな?
[椅子に座り、テレビを眺める]
[きっと恐らくは、テレビの前で座っている]
……
[しかしコマーシャルがあける様子は一向に無く。]
…なに、これ
[可笑しい、と思い始めるだろうか]
……
[ぴこぴこと他局に変えるも、放送終了、となっているかコマーシャルが流され続けているか。どちらかしかなかった。]
……え、なんで?
[一人ごち、首を傾げる]
[流石にこの時間に友達に電話をする訳にいかず。
…可笑しい、と思うも]
こういうことも…あるのかな?
[なんとなく、そう結論付けては]
…うーん。
[買ってきた雑誌に目を遣り]
本でも見て、寝ますか
[呟き、本を持ち自室へ]
[未だ彼女は、人が消えてしまった事実を*知らず*]
-自宅-
[女は一人、携帯の画面を見つめ押し黙っていた]
可笑しい…可笑しいよ…
[誰も、人が居なかった。
電話にでるものも、未だ居ない。
夢から覚めようと、もがくように何通も送ったメール。
それのうち、こちらも未だ一通たりとも返信は無い。]
――、なんなの、一体。
[自分以外、人は誰も居なくなってしまったのだろうか。]
…夢、じゃない、のかな
[ぽつり呟いて、膝を見遣る。
薄っすら、血が滲んで居た。体育座りで膝を抱え。
記憶の中の、誰も居ない街を掘り起こす。]
-回想・自宅-
[ふわぁと一つ、大きなアクビ。
時刻はもう、お昼になろうかという所だった。
自室の窓から見える景色は相変わらずにしんしんと。
降り続く白が世界をゆっくりと染めていた。]
…さむぅ
[景色に思わず、にやにやしながら身を竦めた。
寒いけれど、何故だか楽しく嬉しくなってしまう。
そんな気持ちになるのは何故だろうか。]
あー、寝すぎたなぁ
[携帯を開き、時間を見れば一人ごちた。]
[布団から出れば寝巻きのまま居間へ。
クセの様にテレビの電源を入れてみる、が]
……え?
[画面中に広がる砂嵐。
ぽちぽちとどの局に変えても、全て同じ。]
…なに、これ
[テレビが壊れてしまったのか、と近づいて。
思わず、ばんばんと上部を掌で軽く叩く。]
…んもー、壊れちゃったのかなあ
[あー、と苦い顔]
───────────
To:パパン
sub:おつかれさまー
───────────
今日は何時頃、帰る?
雪が降ってるから、
足元気をつけてね。
あと、テレビが可笑しい。
ずうっとじりじりしてる。
壊れちゃったかな?
帰ってきたらちょっと
見て欲しいんだけど。
───────────
[ぽちぽちと作成し、送信する]
[送信すれば、いそいそと自室へ。
寝巻きから適当に着替えを済ませ。
洗面所へ行けば、歯磨き、洗顔を済ませた。]
ふぅ
[タオルで顔を拭き、再度居間へ。
砂嵐しか映さないテレビを消し、携帯を見る。
…返信は、未だ無い。]
……。
[なんとなく、気持ちが悪くなり電話帳を開き。
…トモコ、と表記された相手へ電話をかけた。]
……。
[幾度もなり続けるコール。出る気配の無い、音。]
……忙しいのかな
[ぽつり呟いて、電話を切った。
次いで、電話帳に連ねられた名前へかけてみる。
イッチー、アカネ、ユカリ、ナオト。
ノンノン、ユッチ、エノちん、おっくん。]
……誰も、出ない。
[ア行はほとんどが、全滅した。]
…日曜日、なのに
[どうしたのだろう、と携帯を見つめ。
味わった事の無い孤独に息苦しさを感じ始める。]
……うーん。
[ア行の人々に、一斉メールでもしてみようかと。]
───────────
To:A-O Groups
sub:雪だ、雪だよ!
───────────
実はイマリ、皆にお知らせ。
悲しい悲しいお知らせです。
もうすぐ帰らなきゃいけない。
イマリ実は…
雪の精だったの。
雪が溶ける頃には皆とも
お別れになっちゃうけど。
…私の事、忘れないでね。
───────────
[バカな内容を作り送信してみる。]
[馬鹿な内容を打ち込んでいるというのに。
口許に笑みが浮かぶ事は、無かった。
それよりも心に浮かぶ焦燥感。
…誰かを感じたい。不安を、拭いたくなった。]
――。
[メールを送信すれば、居間のテーブルの前。
座り込み、膝を抱え、ぼんやりと携帯を見つめる。
時刻は其の頃、昼も半分を過ぎた頃合。]
-回想・了-
[時刻は11月1日。『-05:24』と表示されている。]
…ぐすっ
[瞳を拭い、電話帳を開き]
……
[電話帳からジュンタを探せば、コールする]
――。
[そのうちに、向こうでも着信音が鳴るだろうか。]
起きてる、かな
[この可笑しな世界。
何時間も前に会った『アン』を思い出し。
複雑な表情で、電話を鳴らし続けるか。]
[幾度目かのコールで能天気な声が返る]
――、馬鹿。
[思わず、反射的に小さく罵った。
すん、と鼻を啜り]
…ほとんど寝てない
[先程、を思い出し身を震わせた]
変な女が家に入って来て、消えて…
怖くてずうっとおきてた。
[まぁ、そんな理由から。
膝を抱え自室に閉じ篭って居るのだが。]
別に、寂しく無い。
あんまり馬鹿いってると切るよ?
[むすっと怒った声で告げる。
実際切られたら、こっそり泣くだろうが。]
うん……アンっていってたけど。
[小さく頷いて]
ねぇ。
[覚えてるのは俺だけか、と言う声に]
本当にあれ、あんたの知ってる…
というか、アタシたちの知ってた、アンちゃん?
[……そういう事だった。]
……雰囲気があんまりに違いすぎてて…
良く似た、違う人なんじゃないの?
[少なくとも自分の前に現れた女はそういう人物で。]
……。
[電話越しの声に、耳を澄ませ。
知っている、というだけで間違いないと云う彼に。
喉元まで無粋な言葉がでかかるものの]
…そう。
[代わりに一言、ぽつりと相槌。
もしもこれが現実であるのなら、一つの希望。
居なくなったはずの誰かが、目の前に。
形は歪でも、戻ってきてくれているのだから。
そしてそれに言葉で触れれば、溶けて消えそうで。]
…なんか訳わかんない事いってたけど。
……聞いた?
[焦点を少しズラした。]
[ジュンタの声に小さな相槌]
そう…。
聞いてる内容はだいたい同じみたいだね。
[わけがわからない、には心の底から同意したかった。
アンの言葉のほとんどは、可笑しすぎて。
其の上、様相を思い出せば誰が信じるというのか。]
話は話として聞いたけど…
どうしていいかわかんない話だよね
[思わず苦笑い]
今日?
[ぴくり眉を顰め]
……誰とも会ってない。
アンちゃん……だけ。
[思い出させるなよ、という不機嫌色が篭るか]
でも、4人居るんだ…
[しかし、4人という事に少し安堵した]
…なぁに?
[彼が何かを言いかければ、問質す様に。]
[信じてる、と言われればそれ以上は何も言えず。]
うん。
[ただ、頷きのみ返すに留まった。]
今の所、6人だね。
…まだ居るかもしれないから探した方がいいかも。
[自分と同じ様な境遇の人間も居るかも、と。]
うん?
[そして次いで彼に問われれば、暫しの間]
蹴り倒す。
[ぼそっと言い放った。
声は決して笑っては居ない。真剣、そのもの。]
散々な気持ちにさせておいて、
ふざけんなって、蹴り倒す。
[段々と怒気混じりに言葉を紡ぎ]
自分の都合で居なくなって、
自分の都合で帰ってきて。
あんた、アタシがどういう気持ちだったか、
知ってたのかって、胸倉掴んで…
[其の後も言葉を紡ぐつもりだった、が]
――。
[何も言えず]
…でしょ?
いい女過ぎて引く手数多だから困っちゃうよ
[合わせる様にくすくすと、小さく笑い]
ダメ。
私みたいなやつは、蹴られる側が居ないと
成り立たない様に出来てるんだから。
だから今のままでいいの。
[冗談半分に、ふざけた調子で言った。
だが、後に続く言葉に]
別に。変な事言ってるのは何時もの事じゃないの?
[小さく笑い、彼の言葉を黙ってきけば]
ばーか。
ばーか、ばかばかばかばーか。
[馬鹿、馬鹿、と幾度かふざけて紡ぎ]
……馬鹿だね、ホントに。
[はぁ、と一息つくかのようにしみじみと云った]
馬鹿だけど、ジュンタらしいよ。
いいんじゃない?……それで、さ。
…本当に。
なんで今頃、なんだろうね…
[良いだとか悪いだとかではない。
ぽつり、自然と口から零れた呟き。]
[引き摺られちまう、などと言われれば。
電話越しにくすくすと小さく笑い。]
見境無く蹴らないよ。
愛の証だから。
[笑ったままに、冗談を紡ぎ続け。]
[引っ張ってくれなきゃ動けない。
そう、零すジュンタに]
ふぅん
[何処かニヤついた声]
ふぅーーーん
ああやだ、やだ、この人、寒い事いっちゃって!
[ひゃー、とふざけて見せる]
でもさ、動けないっていう事を自覚してるんだよ。
動けない自分、をわかってる訳。
…そこまで来たらもう、答えってさ。
案外、近いトコにあるんだと思うな。
[ぽつり、ぽつり、ジュンタに応えた]
…アタシ、尽くすタイプだから蹴るなんて出来ない…
[ついでに、ぶりっこしてみたり]
[寒くて悪かったなと声がすれば、にやにやと。]
まぁ、いいんじゃない?
面白いし。
[そんな所に落ち着いたらしい]
あのね。
人、一人が頑張れる範囲なんて限界があるの。
ジュンタが幾ら頑張ったってダメな事がある。
アンタに今できんのは自分をしっかり理解して。
んで、選択すべき時に、後悔しない方選べばいいよ
[半ば投げやり気味に云うが]
アタシはだいたい、不味い方選んで、
うわぁーってなるけど
[あはは、とあっけらかんに笑う]
…おい。
もう一回、言ってみな。
[が。皆尽くすタイプなどと言われればドスを効かせ]
[どれがいい?と問われ]
クールなジュンタくんは何処に?
[思わず真顔で小首傾げ]
んー
[選択肢を前に、一応悩むらしい]
3も捨てがたいけど、5かな。
5が一番、アタシ的には面白い。
[真面目に言い放った。だが、堪えきれなくなったか]
っていうか、バカ!!!!
[大声で罵り]
……そんだけバカいえるなら大丈夫だね
[相手の空元気だろうそれに合わせ、
気付かない振りで、あははと笑った]
[ふざける彼の声にはふざけて同じく笑い]
お礼はいいから、現物支給で。
ケーキ食べ損ねたから其れで良いよ。
[うん、と真面目に云った]
ていうか、お陰で少し落ち着けたよ。
有難う。
アンちゃんとしか会ってなくて、
ずうっと一人だと思ってたんだ。
[ぽつり、ぽつり]
正直、ちょっと泣いた
[たはは、と情けなく笑い]
そそそ。
何のケーキ食べたかは後でミナツちゃんに聞く。
其れと同じものを寄越しなさい。
[連れて行く、には強気にそう応えた]
あははは。
ありがと、そうだね、アタシらしく。
[うん、と語気強く]
笑ってなきゃ、ね!
[あはは、と高笑い]
ねぇ、ちょっとさ。
[会話を途中で遮る様に]
安心したら、御腹すいちゃった。
家の冷蔵庫、今は何もないんだよね。
[少し御腹を押さえ]
コンビニいってみるから。
[夕方にいったコンビニの様相を思い出すも]
一旦、電話きるね
[ジュンタにはそう、告げる]
[笑い死に、と言われれば苦笑い]
ばァか。
アタシの死に方はもう決まってんの。
愛しい旦那と息子一人に、娘一人。
そんでもってそれぞれに孫が居たりして。
おばあちゃん、しんじゃダメ!しっかり!
なんていわれる中で、
あぁ、あたしゃ幸せだったよ…
ってね。幸せの絶頂で死んでやるのだ。
[あはは、と矢張り高笑い]
ん。じゃ、また電話するね
また、ね。
[声を受け、微笑みながら電話を切る。]
[切れば携帯をポケットにしまい込み]
……っ
[ふっ、と頭を振り、自分を奮わせて]
――。
[のしのしと玄関へ。
靴を履き、勢い良く外へと出るが、]
…え
[地から天へ還る白に、勢いを奪われ立ち尽くす]
-上原家の前-
なに、これ…
[降り積もったはずの雪が、空へ。
まるでたんぽぽが舞うかの様にも見える其れは。
確かに冷たい温度を体に伝え、揺れている。]
……。
[アンの声が脳裏に過ぎる]
――。
[この街はもう、
自分の知っている場所ではないのだと。]
[暫くの間、ぼんやりと雪を見上げていた。
事実に思考が追いつくまで、足に力を伝える事も。
言葉を発することも、忘れていた。]
――。
[ようやくに、はたりと気付けば。
辺りをきょろきょろ見回すも、矢張り人気は無く。]
…どうしよう
[少し考え込み、]
…そうだ、あっちに
[すたすたと目的地へ向かい歩き出す]
[一番近いコンビニであれば家の裏だ。
だが其処には行く気にはなれなかった。
夕方に行って、其処に踏み入るのが怖いからだ。
人気の無い暗闇に、煌々と光り存在する建物。
誰も居ない店内はとても、気持ちが悪く。
ただ、怖い、と感じる空間だった。]
……。
[だから、少し離れた位置のコンビニへ。
誰か人が、他にも居るかもしれない。
探してみようという望みを託し、足は向かう]
-→ズイハラ、デンゴがいるコンビニ-
-コンビニ-
[やがて進む先にコンビニが見えてくる]
あ…
[良く見れば人影を二つ、其処に視認するだろうか]
…誰だろう
[まだ人だ、と認識できる程度で。
どういう人が居るのかまでは特定できず。]
いってみよ
[駆け足気味に、コンビニの前へ]
[コンビニに辿り着けば]
ズイハラさん!
[なんだか調子の悪そうな彼を見つけ]
デンゴくんも!
[彼に飲み物を渡そうとしているか、
もしくは店内をうろついていたかもしれないが、
二人を見つけ、声をかける]
……どうしたんです?
大丈夫ですか?
[ズイハラに近寄り]
-コンビニ-
[小さなデンゴが飲み物を探し。
元気にズイハラさんの側で飲み物を差し出すのを、
若干の微笑みで見守るだろう。
しかし、次ぐズイハラさんの声に]
…頭痛ですか。カゼ、ですか?
持病とかじゃないですよね?
[目を閉じる彼にそれだけ問うだろうか。
何が出来る訳でもないが、何か出来はしないかと。
彼の様子を見守り、側に座り込んだ。]
[外に居るデンゴの大声は。
人気の無いせいか、店内にもこだまする。
ズイハラさんに向けていた視線を剥がし、其方へ。
小さな彼は空へと還る空の下、空を見上げていた]
こら、デンゴくんー!
カゼひくよー!
[其れでも少し焦点のズレた言葉を投げる]
[肩を竦め店内に入る彼を見つめ。
小さく、くすりと笑った。随分とぱつんぱつんに、
きつそうにしてきているジャケットだ、と。]
ねぇ、デンゴくん。
[彼に手招きをして]
こっち。
お姉ちゃんの側おいで。
色々聞きたい事があるの。
少しお話しよう?
[にこにこと笑顔で自分の側、
空いているほうのコンビニの床をぺしぺし叩く]
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