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―自室―
熱が、下がらん。
[ぜぇぜぇ息をしつつ、体温計の目盛りを眺める]
うぇー。職場に連絡しとかないと。
[だるい体を引き摺って、電話の置いてある部屋へと向かう]
えぇ、はい……はい。すみません。
また連絡します。
[はぁ……と、大きく息をつくと受話器を置いて]
母さーん、母さーん。……母上様ー!
風邪薬とかって無かった?
[奥の部屋に向かって、かすれた声をあげた]
え?薬、無いの?
……結城センセのトコ行って来いって、アンタ。
外は暑いよ。辿りつくまでに俺、死んじゃうよ。
[ブツブツ言いながらも、保険証を用意する]
はい?帰りに集会所へ寄って来いって?なんで?
……会合があるからって……。だから、俺は熱があるって。
[抗議の声をあげようとするが、母親は取り合わない]
鬼婆め……。
……微妙な時間だよな。先生、居るんだろうか。
[時計を見つつ独りごつ]
このまま行き倒れたら、鬼婆の枕元に立ってやる。
[フラフラした足取りで、診療所に*向かった*]
ぎょえー。閉まってる!往診中……!?
[ユウキとすれ違えず、診療所にたどりついてしまっていた]
し、死ぬ。絶対死ぬ。
[ぜぇぜえと荒い息をつきつつ]
集会所……行ってみるかな……。先生も、もしかしたらいるかも。
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