情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
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[──今にも何か落ちてきそうな空の下。
──急ぎ足で進む人たち。
──合間に揺れるは、真白の何か。
──風は揺れて、大気は冷えて。
──今にも何か落ちてきそうな空の下。
──けれど、時計は動かない]
☆舞台設定
・プロ、エピ
日常空間。
時代設定は現代、場所指定は特にありません。
全員が同じ町にいる必要もありません。
共通しているのは、『今にも雪の降りそうな空の下』という点のみです。
・1d以降進行中
雪と氷と霜に閉ざされた誰もいない街。空からは細かい雪がちらほらと落ちている。
ほぼ中央に駅と広場があり、その中央には凍り付いた噴水がある。
※これ以外に何があるかは言ったもん勝ちです。
☆PC設定
ごく普通に生活している、(一応)一般人。
もしかしたら不思議な力を持っているかもしれないし、なんにもないかもしれない。
全員が過去に『たからもの』を見失っているが、そこの自覚はない。
☆時計兎
直立二足歩行する、謎の兎。懐中時計を手に持ち、てんてんと跳ね回る。
性格はマイペースというかゴーイングマイウェイ。
自分の話は一方的にするが、人の話は絶対聞かない。
『想い』が形を成して時を刻む『時計』の管理者らしいが、その仕事ぶりには疑問がつきまとう。
※状況説明が必要な時に、村建て発言で現れるNPCです。
※多重遍在してどこにでも現れるので、兎の話を聞くために集まる、という事はしなくても大丈夫です。
※質問事項があった場合は、こちらでお答えします。
☆役職設定
・鬼(人狼)
凍り付いた雪色街を作り出したもの(過去を忘れたい、向き合いたくない、などの感情の高まり)に影響され、『たからもの探し』の阻止を願うようになったもの。
『たからもの探し』を依頼されたものを無意識・無作為に空間外へと弾き出す。
※襲撃はランダムセットしてください。
・占い師
雪色街に飛ばされた時の衝撃で、作り出したものの力を察知できるようになったもの。
が、空間自体の不安定さにより、その力は無作為な方へと飛んで行く。
※占いはランダムセットしてください。初回呪殺避けのダミー占いはありです。
・霊能者
雪色街に飛ばされた時の衝撃で、作り出したものの力を察知できるようになったもの。
が、その力が発揮されるのは、対象が狭間の空間に落ちてからとなる。
狭間の空間を覗き見る事はできるが、直接の触れ合う事はできない。
会話は一応できるが、傍目には独り言にしか見えない。
・村人
雪色街に飛ばされたものの、おかしな力は持たずにすんだもの。
・狐
雪色街に飛ばされた際の衝撃で、作り出したものの力を強く持ってしまったもの。
宿した力が強いため、当人の意思に関わりなく向けられた力を弾いたり、或いは、向けられた力から何が何でも逃げようとしてしまう。
☆吊り・襲撃
ランダムにセットしてください。
吊り・襲撃・呪殺、いずれの場合も対象者は霞のようなものに包まれて消えてしまいます。
・吊り:空間の綻びに囚われる事による、狭間落ち。
・襲撃:雪色街の拒絶の念による、空間からの弾きだし。
☆墓下
雪色街と現実の狭間の空間。
雪色街ではあるのだが、現実にも近い位置にあるため、そちらに干渉する事はできないし、特殊な力を持ってしまったもの(霊能者)以外からは姿も見えない。
☆進行について
48設定になってますが、村建てコミット利用で全日24進行とします。
☆プロローグ
何事もない日常の、一幕。
が、時折視界の隅を時計を持った兎が駆け抜けたり、昔見た風景が見えたり、と異変の欠片めいたものが発生している。
※入村後、簡単なプロフィールをメモに貼っておいてください。
全員が同じ町にいなくても構いません。
☆1日目
突然、柱時計のものらしき鐘の音が響く。
その後、風景は一変。雪色街へと移動する。
時計を持った兎が各自の前に現れ、事情を簡単に説明。
『鍵』と『螺子』を作るための『材料』である、『なくしたたからもの』を見つけて、と一方的に依頼してくる。
※時計兎は、開始後に天声で簡単に描写。時計兎は多重偏在するので、この話を聞くために一箇所に集まる必要はありません。
☆2日目
引き込まれていた一人、アンが姿を消す。
時計兎曰く、「あ、空間から零れ落ちちゃったみたい☆(てへ」との事。
どうやら、『時計』の修復を望まぬものがいるらしい事と、空間自体が不安定なので強引に弾きだされる事があるらしい、とだけ説明して、兎はどこかに消える。
☆3日目以降
また数人が姿を消す。
それに伴い、雪は少しずつ、強くなっていく様子。
そんな中、『たからもの』を見出せるかどうかは──各人各様。
☆エピローグ
『鍵』と『螺子』の『材料』は集まるのか、雪色街は解放されるのか。
それは、最後に残ったものの想い次第。
生存者の簡単な〆の後、キャストロール。
その後は、灰でフリートークに。その後ロールや補完は自由に展開してOK。
─ 街中 ─
………
[今にも泣き出しそうな灰色のそら。
冷えた空気に吐く息も白く染まる。
見上げた瞳は、雪降るかな、と忙しなく天を見詰めていた]
……っくし!
[言葉の無い静寂は突然のくしゃみに破られる。
下を向き、マフラーに口元を埋もれさせると、男は寒そうに鼻を啜った]
…凍える。
[ぽつ、と呟くと止めていた足を動かし始める。
男は自分の店に戻る途中だった。
冷えた身体が温もりを欲している。
戻れば暖かい部屋が待っていると思えば、動かす足も速まっていった**]
─ 何処かの駅前 ─
[今にも降り出しそうな空の下。
駅前から続くショッピングモールからは、賑やかなシーズンソングが流れてくる。
その音に負けじ……というには、ちょっと控えめにギターをかき鳴らした。
足を止めてくれる人も皆無じゃないが、開いて置いたギターケースの中に投げ込まれる『お気持ち』は微々たるもの。
今はギターソロだけで歌がないから、余計に少ないのかも、なんて。
そんな風に自分を慰めているのはちょっとどうかと思わなくはないけど]
……つか、さむ。
[一曲弾き終え、ぱらぱら拍手もらって。
にへら、と笑って、買ってきといた缶コーヒーを手に取った]
降って来たら、撤収だよなあ……。
[ちら、と見上げた空は、まだ、ないてない。**]
─ 街中 ─
[早足で進む道の先。
曲がり角で白くて長いものが揺れた]
………
[一拍瞳を見開いた後、足を更に速めて曲がり角を覗く。
しかし人の往来があるだけで、想像したものは痕跡も全く残っていなかった]
───……
[男は不思議そうに首を傾げる]
…誰かの……いや、それにしては…
[疑問の声を零すが、それも直ぐに途切れ。
思考のみで疑問を整理しながら再び歩き始めた。
考え事をしているため、その歩みはやや緩い**]
……あ。
[今日もにぎわう、駅前のショッピングモール。
行きかう人々の話し声やら、賑やかに流れるこの季節にぴったりの曲やら、
今はそういったものなんて耳に入りません! といった感じで、
その商品に釘づけになってしまった。
好きな女優さんが、
今やってるドラマの中で履いてる、かっこいいブーツ。
ほしい。でもお高い。
ただでさえ寒いうえに懐具合まで寒くなるのは目に見えている]
[顎に手を当てて考え込むポーズをとって、
一秒、
二秒、
カチ、 カチ、 カチリ。
不思議と秒針の音がはっきり聞こえた気がして。
思わずきょろきょろするけれど、
当然、ここは靴屋であって時計屋じゃあない]
うーーーーん……。
[もう一度、かっこいいブーツとにらめっこ。
気がつけば、このブーツを履いて、
新しい一歩を踏み出す自分の姿を想像していた。
できるだろうか。想像通りに。
古い恋をうち捨てて、新しい恋をさがしに――]
[さむいね、と言えばさむいね、と返ってくる。
そんな、些細なことにも喜びを見出してた恋は、
ふいに終わりを告げた。
独りも案外気楽だと笑って見せてはいるけれど。
その実、気が緩めば泣きだしそうな心を抱えて現在に至る。
そういえば今の空模様も、
そんな、彼女の心模様とおんなじだ**]
[空になった缶は、袋に入れておく。
最後にまとめて捨てる方が、効率いいから]
……さて、そんじゃ……。
[次は何を弾こうかな、と。
思いながら相棒を抱え直した時、すぐ横で白いものが揺れた]
へ?
[振り返った先に見えたのは、白くて長い耳]
……うさぎ?
[が、立って歩いてるとか、そんな事あるのかよ、と。
心の中で突っ込んだら、そいつはにやっと笑ったみたいだった]
…………。
[あ、なんかむかつく。
そう思って伸ばした手は、空を切った]
……へ?
[あれ? と思うけれど、そこにはなんにもいやしない。*]
― 某ファミレス店内 ―
[気がつけば結構な時間が経っていたようで、目の前のコーヒーもすっかり冷めている]
はあー
[長いためいき]
いい加減諦めるか。
[目の前にはノートパソコンと一冊の本。資料を元に手直ししようとした原稿は、一行も弄れぬままだ]
ん?
[パソコンを畳み、レシートを手に立ち上がろうとした時、すぐ脇をなにやら白いものがぴょんと跳ね......た?]
疲れ目かな?
[書き物用の眼鏡を外しごしごしと目を擦った*]
[なおもかっこいいブーツとにらめっこを続けていると、]
「……ふふっ」
[さんざめくような笑い声が、
耳を、かすめていった、気がした。
振り返ってきょろきょろすれば、
行き交う人々が作り出す波の間に、
揺れる、白くて長い、何かが――]
…… ウサギ?
[ついついそんなことを呟いたのは、
それがウサギの耳に見えたからだった。
いくらこの時期で何かとイベントごとも多いからって、
バニーガールが出張るようなイベントは、
この辺ではまずやらないはず、だけれど……]
……!
[考え込んでいる間にふっとそれは消えていた。
人波に流されてしまったんだ。たぶん。きっと]
[他方、ブーツは消えることなく、
かっこよさを振りまいている。
ブーツは変わらないのに、それを見つめる沙夜の目線は険しく、
胸中にはざらっとしたものがよぎる。
さっきの、さんざめくような笑い声が、
忘れようにも忘れられない人の笑い声と重なって]
……もう。うん。
[なんだか見返したくなってきて、
沙夜はブーツを手に取った**]
[たんたん、 たんたん。
秒針が進むよりもずっと速く、
今にも降り出しそうな空の下、駆け抜ける。
あいにく傘は思い出ごとどこかにやってしまったから、
降られてしまえば身を守る術はない。
紙袋の中のかっこいいブーツだって守れない。
急ぎ足。
けれどその足取りはほんの少しだけ、
たからものを見つけたちいさなこどものように、弾んで――**]
― ショッピングモール前 ―
……んぅ?
[妙な声とともに振り返った。
つい今しがたすれ違った少女を見た――ように、周囲には見えたかもしれない。
ただ実際には、目線はもっと下に向けられていた]
むー……?
[瞬き二つの後、訝しがるようなしかめっ面。しかし抱いた疑問は言葉にはならない。
なんせ今その口は忙しい――ついさっき購入した、紙袋一杯の焼き芋を懸命に頬張っている最中なので**]
-喫茶店-
あー…、やっぱりそうですか。
ならいいです、縋るつもりはありませんから。
[営業担当に笑う。
神妙そうな、申し訳なさそうな態度。
でも、知ってる。
これできっと、この会社も私に仕事を紹介してくれなくなるんだろう。]
───…また、また別の仕事があったら、教えて下さい。
[そう言うしかない。
頑張って努力したら報われるとか。
誰かが見ているとか、夢物語。]
……かっているのにな…
[ここは持つという担当に伝票を預けて店の外。
込み上げてくるものが零れないよう顔をあげれば、視界に映る冬の灰。
泣きだしそうなそれとは対照的にあちこちで流れている楽しげなシーズンソング。]
ばーか。
[残した言葉は白い息。
通りの人混みを掻きわけ進む。
歩いて、ただ歩いて。
見つけたオフィスビルの隙間。
誰も気にも留めないだろうそこに忍び込む。]
ばーかっ、
つぶれてしまえーーーーっ!!!
[賑やかな音楽に紛れ、辺りに木霊する大声。
それは、自分でも。
どこから出しているのか判らない*くらいの*]
─ ペットショップ前 ─
[緩やかな足取りはある店の前で止まる]
…………
[ショーウィンドウ越しに見詰めるのは、真白のネザーランド・ドワーフ。
まだ幼い仔である白ウサギは男を見返した後、後足で耳の後ろを掻いた]
……やっぱり、あれは……
[疑問からの推測は思考の中でのみ続けられる。
推測が立ったとは言え、抱く疑問は解消されるどころか増えるばかり。
ショーウィンドウに白い曇りを作りながら思考を続けていると、店の入口がカランと開いた。
「オーナー何してるんですか」と声がかかる]
…なんでもない。
[緩い動作で声をかけてきた店員へと向き直り、男はゆっくりと首を横に振った。
そしてそのまま店の中へと入っていく。
ここは男が経営するペットショップ『EdesP』。
小動物を主に取り扱っているこじんまりとした店だ]
………
[店内に入るなり、男は深く息を吐く。
外とは異なり、温もりのある空気。
ようやく身体を暖められそうだった。
スタッフルームへと入ると店員がコーヒーを淹れてくれる。
差し出されたそれを、男は何も入れずに口へと運んだ]
[殆ど口をつけなかったコーヒー一杯分の代金を払ってファミレスを出る]
うー、さぶっ!
[途端、吹き付けた風に身を竦めた。秋口からずっと着ているジャケット一枚では相当辛い]
コートくらい着て来りゃ良かった。
[5年前に新人賞の賞金で買ったコートは、今ではだいぶ流行遅れだが、それでも無いよりマシだったのに、と後悔する]
[ノートパソコンと資料の入った鞄を小脇に抱え、ズボンのポケットに両手を突っ込んで、背を丸めて歩き出す]
[しかし帰り着いてもやっぱり寒いだけのワンルームマンションに、まっすぐ足は向かなかった*]
[白いあれはなんだったんだ。
ていうか、幻覚とか見ちゃったのか。
そんな事を悩んだのは短い時間。
気を取り直して相棒を構え、爪弾くのは雪イメージの曲]
……これも、歌詞書かねえとなー。
[サビの部分が上手く行かなくて未だに歌無しの曲はそれでも自分的にはお気に入り]
☆業務連絡
お集まりの皆様、ありがとうございます。
これ以上引き伸ばしても、と思いますので、本日の日付変更にて開始します。
編成は、ダミー抜きで、
5:鬼囁霊村村 ※初回は襲撃おまかせでパス
6:鬼囁霊村村村 ※以降、襲撃は最初からランダム
7:鬼鬼霊村村村村
8:鬼鬼占霊狐村村村
の予定です。
入村締め切りは23:45頃の予定となっております。
…はぁ、はぁ。
[自分の声にびっくりした。
幸い、誰にも気付かれなかったのか、気付いていても気付かぬフリなのか。
こちらを覗き見る者はなく、何食わぬ顔で通りに戻ろうとして。]
───…君、どこから来たの?
[足元、こちらを見上げる白兎に声を掛けた。]
あ、あれ?
[居ない。
瞬きした覚えもないのに、ついさっき目があったような気がした小動物が。]
……幻覚、病院に行ったら診断書くれるかな。
[つい、傷病手当金を貰えないかとか考えてしまうのは仕方がない。
無収入になることが確定したばかりなのだから。 ]
─ ペットショップ ─
当日は、……あぁ、飾りつけは十分。
シフトは、
…構わない、私が入る。
[客が居ない間に店員と軽く打ち合わせ。
イベントシーズンであるためか、店員は休みが欲しいと言ってきた。
男としては居てくれた方がありがたいが、居なければいけないほど忙しい、と言うわけでもないため、店員の願いには是を示す]
今日明日は頼む。
[それだけを告げると、男は店の帳簿を手に取った。
店員は入店の音を聞きつけ対応に回る。
店内から仔犬の甲高い鳴き声が聞こえて来た]
…………、
[男はペン先で帳簿の数字をなぞり、小さく息を吐く。
経営状態は良いとは言えない。
生き物を扱う以上、何かとコストがかかるのが現状だ。
最近はやり繰りに頭を悩ませることも多くなった]
…追加は厳しいな…
[今いる仔達が今のうちに売れてくれるなら良い。
だが成長するまで残ってしまうと大きな赤字になる。
ペットショップはなかなかシビアな業界なのだ]
…………
[ペンを指に挟んだまま、人差し指を曲げて顎へと当てる。
男が思案する時の癖。
その体勢のまま何十分も考え込むのはざらだった]
[思い切りぶつかった煽りで、抱えていた鞄が吹っ飛ぶ勢いで路面に落ちる]
わああああっ!!
[ガシャン、と、パソコンの破壊音としか思えぬ音がして、思わず悲鳴が上がった]
す、すみませ……
[俯き加減に謝罪して、普段ならそのままその場を立ち去る所、今回は違った。]
───っ!!!
[絶対大丈夫では無さ気な物が落ちた音。
拾ってどうにかなるものでもないのに慌てて拾おうとして、今度は自分の鞄の中身をバラバラと零してしまう。]
あ、ああ、あの……
[聞こえた悲鳴につい反応するが、言葉が続かない。]
それより怪我無いですか?
[尋ねながら、屈んで、足元に落ちていた財布らしいものを拾い上げた]
すみません、俺、全然前見てなくて。
[財布を差し出しながら、軽く頭を下げる、他のものも拾っていいのかは少し躊躇った。
見知らぬ男に鞄の中身を触られるのを彼女が嫌がりはしないか、とか、余計なところに気を回してしまうのは、昔からの癖だ]
―宝くじ売り場―
当たりますように。
[連番で30枚ほど購入していったお客様の背中を、両手を合わせて見送る。
顔を上げて遠くをぼんやり見ていると、何やら二人の男女が激突した]
[何曲目かを弾き終えて。
今度は少し、『お気持ち』もあったけど、そろそろいろんな意味で限界が近い]
……いっぺん撤収して、メシ喰いに行くか。
バイト間に会わなくなるとやべーし。
[呟いて立ち上がり、立ち止まってくれた人たちにご挨拶。
お気持ちは、唐草模様の巾着に入れて、相棒をケースへ仕舞いこんだりなんだり、場の御片付け]
さーてと。
なーに、食べるかなぁ。
[相棒担いで立ち上がりながら呟く。
と言っても、懐具合的には限られる、限られまくる。
コンビニでカップラーメンかなあ、なんて考えて。
いつもの事とはいえ、びみょーな寂しさには、とため息が出た]
☆業務連絡
お集まりの皆様に感謝しつつ、開始設定しました。
6:鬼囁霊村村村 ※襲撃は最初からランダム
で参ります。
※メモでの反応は不要ですよー。
………
[自分の荷物を鞄に仕舞いながら、相手の反応を待つ。
鞄を拾い上げる勢いから、心中穏やかじゃないのだろうことは流石に想像出来て、罵声を浴びせられることも覚悟した。]
──…、…っ
[目が合って、発せられる声に息を呑んで。]
[ぶつかった男女のその後は、人ごみの向こうに見え隠れして詳細不明。
その代わりに目に飛び込んできたのは、兎にしか見えない何か]
あんな跳び方だったっけ?
[売り場の中から見える景色は限られていて、瞬きする間に、それは消えた]
[仕事帰りに立ち止まった、ペットショップの前]
兎……
[飛び跳ねる様を見ようと近づきすぎて、ガラスが曇る。
コートの袖で拭き清めて距離を取った]
[本当に?と確認されて、苦笑が浮かんだ]
いいんです。もともと、あまり大事にもしてなかった。
[言ってから、僅かに胸が痛んだけれど、それは彼女には関係ない事だ]
それより、そっちの方が。
[また屈んで、落ちていた定期入れを拾う]
無くなったものとか、あったりしません?
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