人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了

視点: 人


警備員 ノギ は 塗装工 ゾウサク に投票した。
塗装工 ゾウサク は 警備員 ノギ に投票した。
926号室の住人 ロッカ は 塗装工 ゾウサク に投票した。

塗装工 ゾウサク は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、926号室の住人 ロッカ が無残な姿で発見された。
塗装工 ゾウサク記す

娘たちと 女房に

逢えますように
926号室の住人 ロッカ記す

かみさまの、およめさんになりたい。
もう人狼に抵抗できるほど村人は残っていない……。
人狼は残った村人を全て食らい、別の獲物を求めてこの村を去っていった。

926号室の住人 ロッカ

[井川は、わたしの二番目の苗字でした。

けれど、今は、三番目の苗字です。

今の二番目の苗字は、かみさまとおんなじ。]

(0) 2013/12/23(月) 17:00:43[かみさまのとなり。]

926号室の住人 ロッカ

[ひろくんも、傷のにいさまも、みんな、みんな、最初からそうだったと思っています。
けれど、わたしは知っています。
それは、わたしが願ったからそうなったのだと。]

(1) 2013/12/23(月) 17:01:04[かみさまのとなり。]

926号室の住人 ロッカ

[棺に入れられたわたしは、真っ白なウェディングドレスを着ていました
綺麗にお化粧をされています。

馬子にも衣装だな、なんてかみさまが言って笑うので、わたしはむくれて隣のかみさまを軽くこづきました]

(2) 2013/12/23(月) 17:01:19[かみさまのとなり。]

926号室の住人 ロッカ

[かみさまは、お通夜は逆なんだと、そう言っていました
死んだ後には話せないのだから、話す事があるなら死ぬ前にするべきだ、って。

けれど、わたしは違うと思います
お通夜は、遺された人たちの為にするものなのです。
生きている人たちが、これからも生きていけるように、死んだ人を忘れないように、そうするためのものが、お通夜なのだとわたしは思うのです。]

(3) 2013/12/23(月) 17:01:33[かみさまのとなり。]

926号室の住人 ロッカ

[いつか、ひろくんやみんながこっちに来たら、また、一緒に仲良くしてね。
それまで、かみさまと一緒に、待ってるからね。

わたしは、かみさまと同じお墓に入れてもらったのでした。*]

(4) 2013/12/23(月) 17:01:42[かみさまのとなり。]

305号 ボタン

― 朝 ―

[ベッドの上で、目が覚めた。
部屋に光が差し込んでいないが、時計を見るといつもの時間だ]

珍しい夢を見たねぇ
もうずっと若い頃のことなんて思い出してなかったのに

[少し頭をかくようにした。
そのままベッドから降りると窓辺に向かい、カーテンを開ける]

…雪だよ
きれいな夕焼けだから晴れるってわけじゃないんだねえ…

[ふと、カーテンを開けた自分の手に目が行く。
綺麗な、皺のない白い手だった]

(5) 2013/12/23(月) 21:49:32[夢の国]

305号 ボタン

― 休憩室 ―

はっ

[気がつくと、病院の別の部屋に座っていた。
子供たちが遊戯スペースで駆け回っており、テレビからは少し前の懐かしい曲が流れている。
じゃれあう子供たちを見て、つい無意識に声がもれた]

子供は、いいねぇ…

[すると隣の男性が、「はは、アンタさんだって子供だろうが」とこちらに向かって笑った。

この人は、昨日出会った人だ。
そうだ、昨日自分は休憩室でこの人と話をした。
これはその時を繰り返した夢なのだろうか。
でも、わたしが子供…

(6) 2013/12/23(月) 22:01:41[夢の国]

305号 ボタン

男性はかまわず独り言のように言葉を続ける。そして聞いた。
「春の花だ。アンタさんはすきかい?」]

すき…
カタクリの花、わたし、好き、よ

[声が高い。
ああ、わたし、若返ってる]

(7) 2013/12/23(月) 22:02:48[夢の国]

305号 ボタン

[男性は「孫にも喜んで貰えるかもなァ…」と笑った。

どんどん思い出してきた。
わたしは何だか知らないけど若返ってる。
そしておそらく昨日の世界に居る。

もっと思い出す。
この後は、確か、お手玉を作る。
1日と半かけて]

だめっ…!

[小さく叫ぶと立ち上がった。
私の願いが叶ってる。
「一日でいいから、若かった頃に戻りたい 」
自分は死んだのか?
それともこれはただの夢なのか?]

(8) 2013/12/23(月) 22:10:16[夢の国]

305号 ボタン

おじさん、わたし行くね。
ありがとう

[立ち上がると、駆け出した。
身体が軽い。力が満ち溢れている。
走りながら外を見た。

雪の降る光景の手前に、反射した自分の顔が見えた。
ちょうど満州で女給をしていたころ…15,6歳の自分がいた]

(9) 2013/12/23(月) 22:10:36[夢の国]

警備員 ノギ、スーパーノギタイムを終了した。

2013/12/24(火) 01:39:48

塗装工 ゾウサク

回想・屋上にて

[へにゃりと頬を緩ませ微笑むお嬢さんは
十代の少女のように見えて、
無意識にその表情を娘達の若い頃と重ねていた。

故に「おじさま」と、品の有る呼称で呼ばれ
照れ臭くて少しだけ、頬が赤らんでしまった]

 お、おじさま…、かい

 ロッカちゃんか。むっつの花。
 アンタさんにぴったりな、綺麗な名前だなァ…

(10) 2013/12/24(火) 02:03:25[屋上>>5:23]

塗装工 ゾウサク

[確か、六花とは雪の事だったか。
儚げな彼女は宛ら、粉雪といったところか。
一人納得するよう、うん、うん、と頷いて]

 俺ちは蔵作、平野蔵作つうもんだよ
 母ちゃんが入院してるんで、
 最近はここへ良く来るんだが

 いい病院だねェ、此処は

[周囲を見渡す。
海からの柔らかな風に乗って、
鳥が白い空を泳いでいる*]

(11) 2013/12/24(火) 02:04:14[屋上>>5:23]

塗装工 ゾウサク

   

[経が、聞こえる。

長年慣れ親しみ、唱えてきた経の響き。
娘達にも教えたっけなァ。

――いや、この声は……、

そうだ。
忘れるはずがない。

娘達が、経を唱えている。

何故、そんな風に泣いているんだ?
泣きながら、経を唱えているんだ?]

(12) 2013/12/24(火) 02:33:48[ ]

塗装工 ゾウサク

 
 
 [ああ―― 俺ちは、死んだ、のか。]
 
 

(13) 2013/12/24(火) 02:34:23[ ]

塗装工 ゾウサク

[蔵作の死を、蔵作の兄から報された娘達は
500キロ離れた地から、半日掛けて
父親である蔵作の元を訪れた。

余りにもあっけなく、若くして父は亡くなった。
其々が彼の所業を恨んでいたり、怒っていたり、
怖れていたりしたけれど。

『もう、顔を見たって怒鳴られないよ』
『最期くらい、ちゃんと顔を見たい』
『何もしてあげられなかったから』

『本当は…、孫に逢わせてあげたかった、から』]

(14) 2013/12/24(火) 02:35:47[ ]

塗装工 ゾウサク

[葬儀は、家族葬でひっそりと行われた。

娘達は到着すると、蔵作の兄――伯父の先導を受けて
経を唱え始めた。
列の中には、蔵作の目を逃れ
養女とずっと生活を共にしていた蔵作の元妻の姿もあった。

幼き頃、父である蔵作から習った経は、
今日、こうして父を見送る為に覚えさせられたのかと。

嗚咽を堪えながら、大切そうに言を紡いだ。]

(15) 2013/12/24(火) 02:36:51[ ]

塗装工 ゾウサク

 『お父さん!!あたしだよ!ねえ…、寝てるみたいだね…』
 「そうかァ…? まァ、寝てただけなんだ…」

 『十数年ぶり……、老けたね、お父さん…』
 「お前も随分、老けたなァ。すっかり母親の顔になって」

 『子ども達も、旦那も連れてきたんだよ』
 「ああ、可愛い兄妹だなァ。お前によく似てるよ」

 『お父さん――…、ごめんね』
 「来てくれただけで、いいんだ。ありがとうな」

 『――…、……っ、』
 「生きてたか。良かった。身体、大事になァ」

(16) 2013/12/24(火) 02:38:10[ ]

塗装工 ゾウサク

[生きている間に逢えたなら
きっと、もっと嬉しかっただろう。

けれど――…]

 また、きっと逢えるさね
 今度はもっと、お前たちを大切に、そして
 お前達から愛される父親として――

 さようなら さようなら

 母ちゃん、病院で出逢ったひとびとと
 娘達をどうか、護ってやってください


[男の魂は天へと向かい、その残滓が
一羽の鳥へと、乗り移る。

鳥は、群の仲間を呼ぶように
一際 美しい声で鳴いた*]

(17) 2013/12/24(火) 02:39:27[ ]

926号室の住人 ロッカ

回想・屋上

ゾウサク
ゾウサク、おじさま

[わたしはおじさまの名前、ゾウサクと言うのだそうです、それを繰り返し呟きました
これで、この人のこともかかえていけます]

「いい病院だねェ、此処は」

[わたしはその言葉に頷きました
ここには、優しい人がたくさんいます
ここで、かかえていきたいと思う人がたくさん増えました
いいところだと、思います]

(18) 2013/12/24(火) 08:04:07[かみさまのとなり。]

926号室の住人 ロッカ

[空を見上げます
青くて綺麗な空、悠々と飛ぶ鳥、輪郭の淡い雲
夜ではないけど、丸い月が浮かんでいます]

わたし、そろそろ戻ります。
おじさまのお母さま、良くなると、いいですね。

[わたしには、母さまはいません
父さまだってそうです
いたけど、いないのです

だから、よくわからないけれど、
でも、おじさまのお母さまが良くなればいいと、そう思います

わたしは、おじさまに向かってにこりと笑い、そう言いました
そうして、部屋へ戻りました

支度をしなくっちゃ。*]

(19) 2013/12/24(火) 08:04:24[かみさまのとなり。]

警備員 ノギ、ガクガクブルブルが装飾かかってるし**

2013/12/24(火) 16:33:26

305号 ボタン

― ロビー ―

[走り出して、着いたのはロビーだった。
きっと一日しかこのままでいられないとわかっていた。

家族に会いに行く?
おじいさんは死んでしまった。
自分が入所するときに少し後悔するように泣いた息子はもう今は半年に一度来るか来ないかだ。
嫁も、孫もそれぞれ生きているだろう。
もう、それでいい。それがいいと思う]

くるみちゃん、いない

[息が荒いままきょろきょろ見回す。
病室も何も聞いていない。

はぁぁ…とため息を吐いて下を見たとき気づいた。
服が、何故か昔持っていた白いワンピースだった。
そして姿は昔の姿。これでは自分だとわかってもらえない]

(20) 2013/12/24(火) 21:54:39[夢の国]

305号 ボタン

やれやれだよ…
あっ

[見覚えのある医師が歩いてくる姿が見える。
いつも月一で見てくれる外科のユウキ先生だ。
彼なら、病室を知っているだろうか。
いや、これが自分の夢だったらそもそも知るわけがない]

ええい!ままよー

[首を振ると彼の元に駆けていった]

(21) 2013/12/24(火) 21:57:44[夢の国]

305号 ボタン

[彼の目の前に躍り出ると、彼の都合などかまわず話し出した]

あ、あの、先生
いつもお世話になっております
えーと、くるみちゃんが…

[お医者先生に嘘をつくというのでやや挙動不審だ]

あの、わたしはくるみちゃんの友達のぼたんといいます
くるみちゃんにお見舞いに来たんですが、先生、病室はわかりますか?

[上目遣いで聞いた]

(22) 2013/12/24(火) 22:01:27[夢の国]

外科医 ユウキ

[ロビーを歩いていた若者に、駆けて来る姿があった。
年の頃は16・7。
この季節に、白いワンピースを着ている。]

 ちょっと君

[自分に寄ってきているのだと思ってはいないけれど、とりあえず声をかけた。]

 そんな格好では風邪を引いてしまうよ
 女性が体を冷やしてはいけない

[お節介である。]

(23) 2013/12/24(火) 22:02:13[どこにいようかな]

896号室 クルミ

 風に揺蕩う花弁 

[肉体を失った私は
 アネモネの花を抱えて風と遊ぶ。
 現の瞳から見えるのは、
 花弁が風に乗って踊る様だけだけど。

 私は、此処に居る。

 病院の中庭に降り立って。
 生きている人たちを眺める。

 ロビーの少女の姿も視界に在るけれど
 彼女の正体には、気付けない。
 ただ、白いワンピースが可愛くて
 私は彼女を見つめて微笑んだ。

 駆けていく彼女のスカートの裾が
 ふわりと揺れて、とても素敵。]

(24) 2013/12/24(火) 22:03:31[???]

外科医 ユウキ

[その少女は、ボタンと名乗った。
クルミさんの友人だという。
変に挙動不審なのは、なんだろう。
上目遣いで、病室を聞いてきた。
受付で聞けば良いのに、とも思ったが。]

 ああ、クルミさんのご友人。
 病室は、わかるよ
 番号を教えればいいかな?
 この病院に初めてくるのなら、連れていこうか
 ええっと、ボタンさん?

[ボタン、と言うと。
月に一度検診に来る老女を思い浮かべてしまう。
少女と老女を重ねてしまうと言うのは、やはり失礼なのだろうけれど。]

(25) 2013/12/24(火) 22:07:18[どこにいようかな]

305号 ボタン

[先生の申し出に、とっさに、いえいえ忙しいお医者様に悪いよう、と言いたくなったがこらえる]

あ、お、お願いします!
初めてなんです、この病院
ロビーで迷っちゃって…

[と言いながらもいつもの特等席の陽だまりをふと見やる。
さっきまで、雪が降っていたのではなかったか?
陽だまりの中、ほかの常連が思い思いに過ごしていた。

そして、ふっとその窓の外に、うすく飛ぶように歩くような少女の姿を見た気がした]

あっ すいません、ぼうっとしちゃって

[案内してくれようとする先生に遅れまいと、くるりと向き直り、もう一度小さくお辞儀をした**]

(26) 2013/12/24(火) 22:15:15[夢の国]

外科医 ユウキ


 では、いこうか
 大変だったね、迷うなんて

[陽だまりの方を眺める少女。
つられて、若者も窓辺を見る。
花びらが散るように見えたのは、目の錯覚か。
瞬きをすれば、そこにはいつものロビーがあった。]

 いや、気にしないで
 こっちだ、行こう

[お辞儀をされて、若者は笑う。]

(27) 2013/12/24(火) 22:24:45[どこにいようかな]

外科医 ユウキ

[896号室。
クルミさんの部屋は、たしかそこだ。

だが困った。
まだ、宿題をクリアしていない。
顔を出しづらいが、今は仕方ない。]

 ここだよ、ボタンさん

[クルミさんの病室。
一つ、二つノックして。
少女を連れて、病室に入る。]

 クルミさん、入るよ

[ところで、少女は年齢が随分離れているけれど。
どう言う友人なのだろうか。]

(28) 2013/12/24(火) 22:53:43[どこにいようかな]

896号室 クルミ

…ユウキ先生?

[扉を叩く音に、顔を上げる。
 ベッドに腰掛けたまま視線をそちらへ。
 声はすっかり覚えているから
 招き入れる事に躊躇いは無く。

 便箋を手にしたまま、
 こんにちは…と挨拶を。]

(29) 2013/12/24(火) 23:17:06[???]

外科医 ユウキ


 ああ、こんにちわ
 こんなに早く来る予定ではなかったけれど

[招き入れられれば、苦笑いが浮かぶ。]

 宿題は、まだなんだ
 今回は、君に会いたいという人を連れてきた

[少女後ろに少女を連れているはずだから。
彼女の目にも、入るはずだけれど。]

 体調はどうだい?

[職業病だろうか。
まず、患者の体調を聞いてしまうのは。]

(30) 2013/12/24(火) 23:22:26[どこにいようかな]

305号 ボタン

― 病室 ―

[ユウキ先生と一緒に病室に向かっていく。
どんどん困ったことに気がつく。
まず、行ってもくるみちゃんは自分に気づかない。
ただ不審がられるだけだ。
さらに一緒に行ったら、先生にも知り合いじゃないことがばれてしまう。
その上お手玉も完成していない。
本来なら、この時間私はお手玉を作っているはずなのだ。

会いたい気持ちがどんどんしぼんで、顔が自然とうつむいていく。
しかし、目の前の先生はくるみちゃんの病室のドアを開いた]

(31) 2013/12/24(火) 23:25:39[夢の国]

塗装工 ゾウサク

 狭間 

[大空へと羽を拡げ、男は自分の煙が昇る
葬場の上を緩やかに旋回していた。

白鳥には、なれなかった。
白鳥になるには、業を背負いすぎていた。

名も無き鳥となった男の意識は天高く羽ばたき
強く、大きな声を響かせる。
其処に如何なる意味を持っていたのかを
現世に残る者達に、知る術はなく。

白く、ちいさな鳥は白い空を求めて旅立ち
やがて、誰の目にも見えなくなっていった。]

(32) 2013/12/24(火) 23:28:53[   ]

305号 ボタン

くるみちゃん…

[そこにはベッドに腰掛けたくるみちゃんがいた]

えーと…
ぼたんおばあちゃんからの伝言だよ

あのね、ごめんね
できなかったの お手玉
頑張ったんだけど、渡せなかった…

[何がなんだか自分でわからなくなってくる。
少し目の前が滲んだ**]

(33) 2013/12/24(火) 23:29:42[夢の国]

塗装工 ゾウサク

 other world 

[男は、病院の休憩室で微睡の中に居た。
周囲には子どもの声と、娘達の姦しい声]

 『お父さんて、寝てるとお婆ちゃんにそっくりじゃない?』

 『私もそう思う!』

 『それより、さっきの外科の先生イケメンじゃなかったー?』

 『私は入院患者さんでイケメンみつけたよ』

[聞こえている。
けれど、男がツッコミを入れる前に、孫(7歳男児)が
空気を読んだ]

 『オマエラ、もっとママらしくしてろよ』

(34) 2013/12/24(火) 23:36:17[別世界]

塗装工 ゾウサク

[よく言った、とばかりに孫の頭を撫でた。]

 全く…、女三人寄ると姦しいだが
 四人も集まると…

[それ以上だなァ、と欠伸しながら浮上する意識。
娘達も、孫も傍に居て
母ももうすぐ退院という幸福な世界の中で。

男はこの病院が、不思議と好きだった。
特に用事があるわけでもないのに、
休憩室を後に、院内を見回していく]

(35) 2013/12/24(火) 23:36:39[別世界]

塗装工 ゾウサク

自販機周辺

[院内は今日もあたたかい。
気温の問題ではない。
肌に伝う空気が、人々の空気があたたかいのだ。

消毒薬の無機質な香りとか
寒々とした壁の白さだとか
そういったものを一切感じないのが、

自分が、死んでいるからだなんて気づく筈もなく]

 ――やあ、先生
 休憩かね、……俺ちもなんか飲むかなァ

[ポケットを漁る。
生前にはなかった筈の硬貨や札が数枚、入っていた。
ブラックの缶コーヒーを購入し]

(36) 2013/12/25(水) 00:14:48[別世界]

外科医 ユウキ

[自販機前で、男性に出会った。
何度かお世話になっていて、顔も知っている。
お互いに、名はしらないままだけれど。]

 こんにちわ
 ええ、休憩です
 こういう仕事は、いつ休めるかわかりませんし

[微糖を啜りながら、彼の手元を見る。
どうやら、ブラック珈琲のようだ。
苦いのに、よく飲めるな。
ブラックを飲む人を見ると、いつもそう思う。]

(37) 2013/12/25(水) 00:22:01[どこにいようかな]

塗装工 ゾウサク

[ゴトリ。
落ちてきた缶珈琲を拾い上げて
喉を潤す。
眠気覚ましには矢張りブラックが一番だ。
「休憩だ」という彼に頷きながら
伸ばされた視線に、暫し思案し]

 うん… 胃に悪いけどなァ、
 砂糖とかミルク入ってると、飲めんのヨ

 先生、アンタさんは――

[ちらり、青年医師の胸元辺りを確認する。
名札の類はしていただろうか。
そもそも、娘達の噂に昇っていた医師が
彼だとは、断定出来ないが]

 うちの娘達が、外科の先生に
 「いけめん」が居るとはしゃいでたよ

(38) 2013/12/25(水) 00:33:51[別世界]

外科医 ユウキ


 そうですね、カフェインの摂り過ぎは良くない
 といっても、日本茶や紅茶にも入っています
 飲みすぎなければ、大丈夫ですよ

[名札は左胸についているけれど。
小さいので、遠目からでは見え辛いかもしれない。
もし見えたなら、結城、と入っている名札が見える。
苗字もユウキ、名前もユウキである。
子供の頃は、うちの親は馬鹿じゃないかと思った。]

 いけめん、ですか
 うちの先生には、素敵な方が多いですから
 どなたの事でしょうね

(39) 2013/12/25(水) 00:43:57[どこにいようかな]

塗装工 ゾウサク

[大丈夫、の言葉に「んだなァ」と頷く。
医者に言われると、大丈夫な気がしてくるから
不思議なものだ。

目元を擦り、それでもまだ見難い名札を確認すべく
数歩、先生へと近づいた。
親御さんも、何か縁あってつけたのだろうから
その名を知っても、笑うことは無いだろう]

 そうか…、「結城先生」の事かどうか
 今度、聞いてみるさね

 アンタさんは、結婚はまだなのかい?
 最近の若い人は、独身の方がいいって思想も多いようだけんど

(40) 2013/12/25(水) 01:00:35[別世界]

塗装工 ゾウサク

[誠実な医師を思い、些か一方的な感想を続け]

 アンタさんはさ、早く結婚して
 子ども作った方がいいよ

 子煩悩な感じがするしなァ…

[子どもはいいぞー、と、先の孫の顔を浮かべて笑い。
のみ切った珈琲の缶をゴミ箱へ転がすと、
軽く手を挙げ「またなー」と挨拶を残して
廊下を進んでいった*]

(41) 2013/12/25(水) 14:57:58[別世界]

896号室 クルミ

…私に?

>>28
 私に会いに来てくれる人なんて
 もう随分居なかったから。
 白衣の背後から見えた少女の姿に
 不思議そうに少しだけ首を傾がせた。

 誰?と問いかけるような眼差しが
 ユウキ医師と少女の姿を見比べる。

 少女は、悲しそうな表情で、
 伝言を届けてくれた。
 その声の調子に、私の表情も陰り。]

…代わりに、
 キミが私と遊んでくれる?

[宿題はまだ仕上がっていないようだし。
 ユウキ医師の顔を見遣り。微笑む。]

(42) 2013/12/25(水) 20:57:40[???]

896号室 クルミ

[私の事を考えて、
 お婆さんがお手玉を作ろうとしてくれた…
 それだけで、私は嬉しかった。

 彼女にそう伝えるために
 後で、会いに行こうと思ったけれど。
 訳知り顔の少女に、手紙を託そうと。

  『ボタンさんへ

    ありがとう。
    受け取ったわ。
 
        クルミ』

 短い手紙を、
 日記帳から切り離した紙にしたためて。
 少女に、渡した。]

(43) 2013/12/25(水) 21:02:19[???]

896号室 クルミ

 冷たい眠りの底で見る夢 

[息を引き取った肉体から溢れだした私は、
 不安定な存在として
 風に乗ってあちらこちらへ駆ける。

 スカートの裾をひるがえしながら。

 過去へも未来へも行ける、
 圧倒的な自由を得て。

 
 白い病室のベッドに座り、
 少女とユウキ医師と話す一昨日の私の姿を
 近い場所から見つめる事だって出来る。

 不自由な私を見て哀れだと思う一方で、
 自由すぎる今の私の軽薄さが胸に刺さり
 少し、悲しくなる。]

(44) 2013/12/25(水) 21:14:26[???]

896号室 クルミ

[浮遊する私は、
 少女の白いワンピースの胸元へ、
 白と紫のアネモネを飾る。

 ユウキ医師の白衣のポケットへは
 赤いアネモネを差し入れて。

 物理的な存在では無くなった
 この花たちと私の姿は、
 彼らにもベッドに座る私にさえ
 見えないと解っていても。


 明日の貴女を、明後日の貴方を、
 私は抱き締めたりは出来ないから。
 せめて。*]

(45) 2013/12/25(水) 21:33:17[???]

896号室 クルミ

[海の歌が聴こえる。

 けれど此処にあるのは
 それだけじゃなかった。


 様々なもので満たされていた。


 私が気付かなかっただけ。
 不貞腐れて、見つけられなかっただけ。

 お別れする前に
 気付けて良かった。

 然様なら。
 

 さようなら。
 愛しい世界。]

(46) 2013/12/25(水) 21:56:42[???]

896号室 クルミ

[ 眼を開き。

   私は青空へと、駈け出した。
   振り返らず、真っ直ぐに。
 
           微笑って。 **]

(47) 2013/12/25(水) 21:58:16[???]

305号 ボタン

[遊んでくれる?と言われて顔を上げて微笑んだ]

うん! でも、お手玉ない…
ええと、歌とかかな

[囲碁もオセロも何も手元にない。
うーん、と悩んだ末に、近くの椅子に腰掛けると歌を歌った]

ゆきーの ふーるーよーは
たのーしーい ペーチーカー

[ゆっくり、歌った]

(48) 2013/12/25(水) 22:47:35[夢の国]

305号 ボタン

手紙、ありがとう

[しばらく部屋に居ただろうか。
ノートから切り離された紙に書かれた手紙を受け取ると、胸に押し当てるように持った。ふふ、と微笑む]

じゃあ、またね
くるみちゃん、先生
また会えるよね

[ふっと立ち上がると、2人にお辞儀をし、部屋を出た]

(49) 2013/12/25(水) 22:50:51[夢の国]

305号 ボタン

― 屋上 ―

うわぁ… やっぱり晴れてる!

[屋上に出ると、穏やかな陽が差していた。気持ちよくて、深呼吸をする]

あっ でも、さむーい

[はぁ、と息を吐くと、かすかに白い息が見えた。
駆けるように屋上のある方向へ向かった]

ああ… やっぱりよくみえる

[片手を額にかざした。
風がばぁっとワンピースを揺らす。
海が見えた]

(50) 2013/12/25(水) 22:55:36[夢の国]

305号 ボタン

― 介護棟 ―

[しばらく屋上に居た後、病院の中に戻り、いつくしむようにいろんな場所を回った。

この間ぶつかった子供がいたので、頭を少し下げながら笑いかけたが、もちろんこちらのことなどわかるはずもない。一瞬不思議そうにぽかん、とされた後、頭を下げられた]

ふふ… 

[実際やり残したことはたくさんあるのだろう。でも、今やりたいことが不思議と終わってしまった気がする。足は自然と自室に向かった]

(51) 2013/12/25(水) 22:58:59[夢の国]

305号 ボタン

ん…

[と、部屋に戻る途中、レクリエーションルームの様子が見えた。
歌の時間だった。
例の若い職員がギターを持って、ぼけっとした老人の前にいる]

そうだ…

[何故こんなことをしようという気になるのだろう。不思議に思いながらもそちらに駆けていった]

(52) 2013/12/25(水) 23:01:10[夢の国]

305号 ボタン

ね、お兄さん いつもご苦労様です
わたし、ボランティアなの
今日はわたし、歌を歌いにきたんです
宜しくお願いします

[ぺこり、と呆然としている若い職員に頭を下げると、老人達に向き直った]

わたしは、えーと、満州のメイドBです
宜しくお願いしますっ

[もう一度ぺこりと頭を下げると歌いだした]

あーかーいー りんごーに
くちびーるよーせーてー

(53) 2013/12/25(水) 23:04:31[夢の国]

305号 ボタン

[歌い終わって、もう一度頭を下げた。
老人たちは、やはりほとんどがぼうっとしている。
でも、そのうちの、たった1人、2人。
少しだけ歌を一緒に呟いてくれたのがわかった。
もう一度若者に向き直る]

今日は急にごめんなさい
本当に、いつもありがとうございます
多分ね、たまに昔の歌を歌うと、喜んでくれる人が、少しだけいると思うんです
少しだけだけど、お相手してくれると嬉しいです

[ああ…と若い職員が呟いた。
この職員の方が彼らの普段の様子をずっとよく知っているのだろう。
自分がこれ以上言うのもおこがましいと思い、小さく頭を下げて、部屋を出た]

(54) 2013/12/25(水) 23:10:15[夢の国]

305号 ボタン

― 自室 ―

ふわー
今日は色々なところに行ったね
つかれたよ

[部屋に戻り、大きく息を吐くと、ベッドに大の字に横になった。
目を閉じると、すぐに強力な眠気が襲ってくる。

ああ、これはもう起きられないのかな。
横にならなければ良かったかな。

(55) 2013/12/25(水) 23:17:25[夢の国]

305号 ボタン

少し後悔しながら夢の中で目を開ける。

満州のカフェに居た。
女給の格好で玄関に立っている。
ここはとても温かいが、窓越しに外を見ると、雪がしんしんと降っていた。
がらんがらん、と音がして、玄関が開いた]

…おじいさん

[扉を閉めながら、彼が傘を閉じて、顔を上げた。
私のほうを見て、私の名前を呼んで微笑んだ]

(56) 2013/12/25(水) 23:19:32[夢の国]

305号 ボタン

おじいさん。
いいえ、……さん

[わたしも微笑んだ。
若い彼のコートを脱ぐ手伝いをした。
手と手がしっかり触れた。
わたしはやっと彼に触れられた]

これからは、いつまでも、一緒に居させてください

[彼が小さく頷いた**]

(57) 2013/12/25(水) 23:19:47[夢の国]

塗装工 ゾウサク

[リノリウムの床を進むと
右手に、中庭が見えてくる。
満開の桜の下、談笑する女性と男性の姿。

男性はスーツ姿で、女性は…
確か先般、車椅子の同じ女性を描いた気がするけれど
今は、しっかりと二本の足で立っていた。

白いワンピースの裾が風に浚われ
その後を桃色の花びらが追い掛ける。]

 今日は暖かくて、いい天気だなァ
 出掛けるなら、迷子になるなよォ

[知らない二人だけど、親しげに声を掛けた。
否、きっと知っていたのだと思う。
同じ場所に集い、同じ場所で切なさと優しさを
享受した、俺たちは仲間… なのだと、思う]

(58) 2013/12/26(木) 01:36:54[別世界]

塗装工 ゾウサク

 
 
[あたたかな、けれど意思を持つ強い風が

櫻の花びらを、粉雪へと、変えた。]
 

(59) 2013/12/26(木) 01:37:31[別世界]

塗装工 ゾウサク

[若い男女の姿は桃色の雪の奥へと消える。

中庭には雪が積もり、傍には小さな少女と――
古めかしくも懐かしさを感じる、
カフェの女中さんの姿があった。

彼女があの老女の今の姿なのだと気づいても
その矛盾に、疑問を覚える事はなかった。
男は一生懸命、小さな雪玉を転がして
雪だるまを作り上げた]

 ほうら、できた、できたぞー
 優しい顔をした雪だるまさんだなァ

[なァ、と二人へ微笑むと
二人も嬉しそうに、笑っていた。
こんな情景を絵に描いたっけ…

懐かしさに、目頭が熱くなった]

(60) 2013/12/26(木) 01:38:04[別世界]

塗装工 ゾウサク

[雪が、空に向かって降っている。
それに従い、男の身体がふわりと浮いた。

やがて屋上へ、その身は降り立つ。

純白のウェディングドレスを来たお嬢さんの姿に
双眸を瞠らせた。

煙草を吸う、あのお嬢さんだった。]

 そうか、ロッカちゃんは嫁に行くんさネェ

 ――おめでとう、おめでとう…、


 『かみさま』と、幸せになァ

(61) 2013/12/26(木) 01:38:41[別世界]

塗装工 ゾウサク

[天から、花嫁へと迎えがやってくる。
その姿は白い光に包まれて
はっきりとは見えないけれど
あれが『かみさま』なのだろう。

お嬢さんは嬉しそうに、あの日見たのと同じように
へにゃりと緩んだ微笑を覗かせている。]

(62) 2013/12/26(木) 01:39:14[別世界]

塗装工 ゾウサク

[さようなら、愛しき日々よ

『自分にとって、何が良い人生で、何が悪い人生か』


男は今一度、自分の綴った言葉を脳裏へ馳せた]

 そう、悪い人生じゃなかったんさ

 最期に、ありがとう、って思えたからなァ……
 

(63) 2013/12/26(木) 01:40:11[別世界]

塗装工 ゾウサク

[男の魂は大気へと溶けて

カタクリの花を、迎えに行った。

カタクリの花言葉なんて、男は知らなかったけれど、

『耐える寂しさなど、今は無いんだよ』と
抱き締める為に――*]

(64) 2013/12/26(木) 01:40:34[別世界]

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了

視点: 人


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警備員 ノギ
16回 残8393pt

犠牲者 (4)

告げ人 アン(2d)
0回 残9000pt
305号 ボタン(4d)
33回 残7812pt
外科医 ユウキ(5d)
50回 残7471pt
926号室の住人 ロッカ(6d)
28回 残8155pt

処刑者 (4)

会社員 テンマ(3d)
17回 残8527pt
896号室 クルミ(4d)
30回 残8062pt
心臓病 ルリ(5d)
3回 残8940pt
塗装工 ゾウサク(6d)
45回 残7432pt

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