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[電話口からサヨの声。お菓子や受験の話をしていたのが酷く前の事に感じられた。]
サヨりん…よかった。
ついたよ、あそこ。
[小声で返事をする。
誰かいる?との問いに、バクの服のすそを掴み]
二人。男子だよ。
[大分離れたところから爆発音と悲鳴。
バクの呟きを聞き、思わず問い返す。]
アンが?
[バクの返答には感心して、こくこくと頷く。
メール画面を見せられ、食いしばった歯を少し緩めた。
画面の明かりに立てた親指を照らすと、バクの手を引き入り口の方へ。]
[バクから携帯を受け取ると、携帯が震えた。メールを受信したらしい。]
そうしよう。
[返事をしながらメールを開いた。]
……。
[画面を見つめ、口をとんがらせ首をかしげている。
バクに急かされても答えないだろう。]
[ルールブックを取り出し、メールと見比べて何分程経っただろうか。
飛び切りの笑顔を作って小屋の外へ。]
はは…あはは…ねぇミカちゃん。あたし達、もう手繋がない方がいいみたい。
あは…は…
[バクから数m距離を保って話しかける。]
[差し出された石鎚には首を振る。
握られた手は振り払い、数歩下がった。]
あたし…他の子と道連れになったみたい。
普通は6時間ごとにドカン、みたいだけど。あたしの首輪、いつドカンするかわかんないや。
近くにいると…ミカちゃんまで。
おまけに…
[目が潤んだ。]
なんでもない。離れたままで力になれるなら、ついていく。
[どの様な形であれ、バクに続いて廃屋を*目指す*]
ぶぶぶぶ…
[歩いていると、再び携帯が震えた。
ヤスナリからのメール。]
『TO ヤス
そちらに向かってるよ〜。
近くについたらまた連絡するね。
できれば合流したいな。』
[とりあえず、『自殺』の危険は回避した。
リウとヤスナリが生き残る道は、勝利ではなく脱出・もしくは首輪の破壊。
その話は、監視が予想される携帯ではできなかった。]
―現在―
[バクの後ろを少し離れて歩く。
見失わないよう、メールは手元を見ずに打った。
涙はもうなく、下唇をかみ締めて。
どのくらい歩いただろうか。立ち並ぶ家の影を見つけた。]
合流地点あれだね。おっけ。
[バクに合意の返事を返しつつ、目は赤い屋根を探す。
月明かりでなんとか目指す家を見つけることができた。]
[ヤスナリから、待っているとのメール。
辺りを警戒しながら赤い屋根に一歩、また一歩。]
ぶぶぶ…
[再びメール。
一読すると、赤屋根の家を見つめる。]
(右手?…玄関の右手、かな。)
[赤屋根の家まで身を隠すところはない。
バクにもらった石鎚をぶん、ぶんと振ってみる。
周りを見渡し、一気に裏口を目指し走った。]
ヤス?
[小さく名を呼ぶ。
中へと促され、音を立てぬようヤスの傍へ。]
…。
[少しの沈黙の後]
ヤスは、ルールブック読んだ?
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