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[東へ疾走する時空列車内の通路を進む。
ほどなくして、パオリンの隣の席へ戻った。]
ぅおおおい。お花つみから戻ったぜ。パオリン。
お、っと、そうだ。いまのうちに、人類誕生の調査結果まとめ、読んどくか?
っつっても、不明点が大半らしいが。
[封筒から書類を取り出し、隣へ渡そうとする。]
[老人の姿が見えたなら、察し、切符を取り出して差しだそうとした。]
ああ。
チョモランマのムチの観察でも、
何かしらヒントがつかめるかもしれないな。
[パオリンの言葉に頷きを示す
そして、返された書類をしまいこんだ瞬間。列車内の灯りが消え、闇が訪れた]
――?
[雲の上に轟く、雷鳴。]
[揺れはじめる車体。]
大丈夫か、パオリン。
[再びの雲上の雷鳴を耳にし、はっとしたように口を開いた]
嗚呼、時空嵐か―――。
[1年後]の[屋根の上]にとばされたりしないだろうな。
このままでは、24時間前に……
[間に合わない? ――闇の中で、唇がなぞった]
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