情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
ふふふ・・・・。
自分の手で攫っちゃったよ・・・・・。
ふふ・・・ははははは・・・・。
[少し危険な目つきで、失神したように*眠りについた*]
くるくると回る、宝くじの当選番号を決める的。
それみたいに、残りの人の名前を書いた円盤に向かってダーツを投げたの。
回転が止まったとき、ダーツが射抜いていたのはギルバートさんの名前だった。
待って、って、言おうとしたの。
でも声が出る前に、スタッフの人が彼を連れて行ってしまってた・・・。
これは騙していた罰が当たったの?
それとも、私がそうなるように望んだから?
少しでもゲームの終わりを遠ざけたいと、そう願ったから?
ゲームが終わったら、私の正体もばれてしまうの。
全てを知ったギルバートさんが、私をどんな目で見るか・・・それが怖い。
昨日、ギルバートさんが、私を信じると言ってくれて、凄く嬉しかった。
でも私は、ギルバートさんのことを信じるとは、言えなかった。
あまりにも白々しいと思って・・・。
ギルバートさんが居なくなって、いちごちゃんも居なくなって。
ひとりぼっち。
やっぱり、罰が当たったんだよね・・・。
なんでこんなお仕事、引き受けちゃったんだろうね・・・。
いちごちゃん、元気にしてる?
あ、この通信には独り言で返してね。
でないとそちらの人に正体が分かってしまうから。
ゲームが終わるまでは、隠していないといけないルールだから。
そちらの様子はどうかな?
みんな楽しんでいるのかな?
・・・楽しんでいるといいな・・・。
[ぐっすりと眠って、目覚める。久しぶりのすっきりとした朝。少し浮かれた足取りで身支度を整えると、鼻歌まじりに部屋を出る。
しかし、その足が凍りつき止まるのに、さほど時間はかからなかった]
[メッセージボードの自己紹介用紙。その写真に突き立てられた鋏]
――――――――っ・・・・
[目を見開き、穴が開くように何度も見詰め・・・やがて。糸を切られた操り人形のように、くたりとその場に崩れ落ちる]
[どこからか見ていたかのようにすぐさま数名のスタッフが現れると、気を失ったその身体は担架に横たえられ、スパ横の救護室に*運ばれていった*]
[まぶたを緩く開けると、映るのはただただ白いだけの医務室の天井。じわりと涙が溢れれば、薄暗い室内に真四角に張られたスクリーンの白が滲み歪み、あるはずの無い像がぼやりと浮かぶ]
・・・大丈夫だよね・・・?
酷いことなんか、されてないよね・・・・?
[ぽつりとその相手に問いかけるも、またたきをした瞬間にほろりと涙は頬を伝い落ち、返事もせずに消え去るのみ]
・・・ぅ――――
[涙を拭うことも忘れ、声を殺し。自らの右手の甲にわずかに残る温もりに唇を寄せて・・・]
[どれだけ涙を流しただろうか、やがてそれも涸れ尽き・・・のろのろと起き上がるとベッドから降り、頬の涙の跡もそのままに覚束ない足取りで医務室から出る。船医が何か声をかけたようだが、...の耳には言葉として届かず]
鋏・・・。
[ふらふらとメッセージボードの前に向かい、ギルの写真に突き立てられていた鋏を抜き取ると、ぽかりと空いた鋏の孔を指でなぞる]
痛かったよね・・・。
[ふと何かの気配にメッセージボードから目をそらすと、その先には見覚えのある姿。視線がぶつかり、瞬間的に意識が覚醒する]
・・・カ、ミー・・ラさん・・・・。
[妙に間延びをしたような、おかしなイントネーションでその名を口にする。右手には抜き取った鋏を握ったまま、カミーラを見詰め]
・・・ねえ、カミーラさんなの?
ギルバートさんを連れ去ったのは、カミーラさんなの・・・?
[瞳は青黒く沈み、ゆらゆらと揺れて]
・・・違う、の・・・・?
じゃあ、誰・・・?
[がくりと、少し身体が傾いで、視線は何かを探すように宙を彷徨う]
どうすれば・・・終わるの・・・・?
こんなおかしなゲーム、どうすれば・・・・。
[支えられて何とか体勢を保ち、揺れる瞳でカミーラの顔を見上げると]
終わる・・・それはどんな終わりなの・・・・?
あの小説のように、一人残らず居なくなってしまうの・・・?
[手の力が緩み、するりと鋏が零れ落ちる。しかし毛足の長い絨毯は柔らかくそれを受け止め、音を飲み込む]
誰が・・・いったい・・・・。
分からないよ、ずっと考えても分からなかったよ。
このまま何もできずに、ただその時を待つだけなの・・・?
[両手で頭を抱えこみ、小さく首を振る]
[カミーラの胸元に額を寄せ、目を瞑ると]
・・・・私ダメだな・・・。
ギルバートさんにも甘えてしまってたし、今度はカミーラさんにまで・・・・。
[唇をきつく噛んで、しばらく俯いて。やがてカミーラから身を離すと、小さく笑って]
ありがとう。もう落ち着いたよ。
またこんなに落ち込んでると、ギルバートさんが心配しちゃうね・・・。
キャロルさん・・・トビーくん・・・今日はまだ全然姿を見てないけれど、どこにいるのかな?
でも証拠も何もないもん、問い詰めてもきっと「はい自分が犯人です」なんて言わないよね・・・。
うん・・・。心配性すぎて嫌になっちゃうな・・・。
私にはミステリーツアーは合ってないことが良く分かっちゃった。
[情けなさそうに苦笑いして、大きくひとつ深呼吸して]
専属アクターの犯人もだけど、外部から紛れ込んでる人というのも、何をしているのか全然分からなかったよ。
不気味だね・・・。
でも、ゲームが終われば全てが明らかになるんだよね?
いったい何がどうなっているんだろ・・・。
憶測だけで疑いあうことしかできなかったね。
私はそれに加えて、疑心暗鬼でどんどん落ち込んじゃったし。
・・・うん、みんなで笑ってお話できるといいね・・・。
[しみじみと呟き、そしてはっとして]
あ・・しまった他の人の鋏はそのままだった・・・。
[メッセージボードに近づき、次々と引き抜いてゆく。ニーナとまん次郎、リューの分と、落としたものも拾って。手の中にはじゃらじゃらと4本もの鋏]
全部同じものだね。
わざわざこのために用意してたのかな?
[手に取ったものの、どうしようもなくてカウンターの上に並べて置く]
[並べた鋏をじっと見詰めて]
そうか、ここにいる船のスタッフはみんなグルなんだよね?
連れ去りをしている人がバラバラだとしたら、連れ去られた人を知らせるために、スタッフの人が鋏を刺してR.I.P.の文字を入れているのかも知れないね・・・。
この自己紹介の紙を書かせて写真も撮ったのは、アーヴァインさんだしね。
演出にしてはやり過ぎだと思うけれど・・・。
[ふぅ、と息を吐き出して]
もうここまで来てしまったら、考えてもどうしようもないのかな・・・。
うん・・・そう言えば、私ここで倒れちゃったんだけど、いつの間にか医務室に運ばれていたの。
持ち場を離れるスタッフって殆どいないと思うし、誰が運んでくれたのかなぁ?
・・・やっぱり、どこかにカメラか何かがあって見られているのかなぁ・・・?
[思わず辺りをきょろきょろと見回すが、それらしきものは見つけられず]
突き進む。
どこに向かって進めばいいのかも分からないよ・・・。
[うーんと首を傾げ]
カミーラさんは、どうするのがベストだと思います?
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了