学生 メイは、立ち上がり、絵画ブースへと歩き始めた。

学生 メイは、白熊 スノウがせわしなく動いているのを見つけた。

学生 メイは、白熊 スノウから視線を外し、マキに気付いた。

学生 メイは、鼠 マキの指し示した絵に視線を移す。

学生 メイは、ゆっくりとその絵に近づき、目を凝らした。

学生 メイは、白熊 スノウを抱き上げた。

学生 メイは、視線を一枚の絵に向ける。赤い髪の少年の絵。

学生 メイは、鼠 マキが目の前でコインに轢かれ、驚き目を見開く。

学生 メイは、鼠 マキ｢だいじょうぶ！？生きてる！？｣

学生 メイは、鼠 マキを叩いた。｢しっかりしてよー！｣

学生 メイは、｢このコイン、どこから･･･？｣拾い上げると、濡れていた。

学生 メイは、顔を上げると、見たことのない男が近づいてきて、目を見開く。

学生 メイは、近づく男の右手に恐れを抱きつつも悲鳴を上げることも出来ない。

学生 メイは、美術商 ヒューバートを咄嗟に蹴り飛ばす。

学生 メイは、｢きゃあっ！｣非常灯が消え、小さな悲鳴を上げた。

学生 メイは、再び灯りの点いた館内に男の姿はなく、困惑の表情。

学生 メイは、「今の･･････今の何？一体･･････。」

学生 メイは、白熊 スノウを抱きしめた。｢こ、怖いよ怖いよ怖いよ！なにあれぇええ｣

学生 メイは、｢だ、大丈夫だよっもういないから｣とスノウと自分に言い聞かせた