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……さっさと逃げた方がいいのに。
でないと、死にますよ?
[庇い立てしてくれている男性の背中を見ながら淡々と告げる。
死ぬ以外の道筋もあるにはある。奴らと同じ、屍人になるという。
しかしそのためには“赤い水”とやらが要るという。逆に言えば、屍人に襲われた者は屍人にならない――らしい]
赤い水の流れる川――なるほどね。
[先程視えた光景を思い出し、ひそやかに納得する]
[女性が教えたのは教誨所の位置。
それ以上の情報は期待できそうにない、と肩をすくめた]
信仰になど興味はありませんよ、それより―― え?
どうして友達の名前を?
[表情にも声音にもわずかに動揺が広がる。
一歩前に出て、警棒を手にした男性の表情を窺うように見やる]
[そしてすぐにまた一歩下がり、男性が落ち着いた頃]
……話は後です。
私は教誨所に行きます。
[急くように進む。
目的を果たさぬままここで朽ちるわけにはいかないと、全身で示すかのように**]
― 教誨所へ進む前 ―
……分かってますよ、逃げられないってことくらい。
でも暴くのは止めない、赤い水のところにも行かない。
目的意識を失くした生きる屍と化すくらいなら、死んだ方がまだマシ。
[言い切る。最後は少しだけ語気を強め。
それでも女性が一歩踏み出せば距離を戻そうと一歩下がり]
……へ?
[呆気にとられた表情で、問いを放った女性を見やった]
見たいから、それだけよ! 文句あるのっ?
[気の利いた台詞ではないが紛れもない本心。目的を問う声にも答えた形となったか]
― 教誨所へ進む途中 ―
[遠くから銃声が聞こえて、びくりと立ち竦む]
……まずいかしら。
[派手な音を聞きつけて、屍人が集まってくるのは時間の問題だろうか]
どうか無事で。
[言い残し、再び進む足が、何かを蹴った。
足元を見る。月明かりを反射して鈍く光る何かが落ちている。
拾い上げたそれは重く、手元でじゃらりと鎖の鳴る音がした。
銀の懐中時計]
これってソラのじゃない。
[持ち主は――相棒は、どこに?]
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