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終わりましたか?
ナイフはきちんと拭かないと、脂ですぐにだめになります。
[首を横にふり表情の抜け落ちた顔で]
決心などありません。どうなるかが見たいだけです。
それに、私にできることは、それくらいですから。
─自室─
[木戸がガタガタと風に揺られている。
毛布の中から白い顔を覗かせ、暗闇の中、正確に窓を見つめた。
どのくらい見つめていたのか。
そろりと手燭に灯りをつけ、窓の方へ足を進める]
……。
[手が木窓に触れた途端、掛け金が甘かったのか、窓が開き、強い風が吹き込む。
顔を歪めて一歩下がる。窓より上、天井に近い位置に視線を置いたあと、視線をさ迷わせる]
あ……アーヴァインさん……? 怪我……え? ……いや……。
[小さく首を横に振りながら。どんどんと後ろに下がる。
背中が扉に触れた瞬間、驚いたように悲鳴を上げ、裸足のまま部屋から飛び出す]
せんせぇっ! ア、アーヴァインさんが……っ!
ひどっ……酷い怪我で……殺されたって……。赤……あか……赤い髪の男って……誰ですか……いや。
魔女って何ですか!
[医師の部屋の扉を叩き、泣きながら訴える]
ちっ……ちがうんです。
だから魔女だって!!
[体を小刻みに震わせながら首を横に振り、なだめられるうちに落ち着いたのか、ゆっくりと振り返り、玄関を見て、階段を見て、うつむいた]
あそこに……。
[手燭を持った手で、階段をさす。
視線を床に落としたまま]
西の森……呼び出されて、でもうそで。
魔女がっ……赤い髪で……。
[うわごとのように繰り返していたが、
>>12 医師に促されると、強張った顔のままもういちど振り返り、肩の力をぬいた。少しよろめく]
いません。
[階段をじいと見つめ、大きく息を吐く。
ゆっくりとヴィンセントの方に向き、真剣なまなざしで彼を見上げる]
せんせぇ。西の森の長老の木のそばで、あ……アーヴァインさんが、血がたくさん出て痛いって……。行かないと。
ついて来ていただけませんか?
[言葉の端が不安げに揺れる。
手燭をランプに持ち替え、風に吹かれながら、ゆらゆらとした足取りで、西の森のとばくちへ。
風の音に怯えながらも、大きな木の根元で立ち止まる]
……アーヴァイン……さん。
[足元に横たわるのは、無残な姿。
一呼吸おいた後、大きな悲鳴を上げた*]
[>>18 医師の言葉に小さく頷く]
赤い髪って言ってました。
ここだと……クインジーさんと……ラッセルさん?
[ぼんやりと名前をあげたあと、ワンテンポ置いて肩を縮ませる]
どうして、私に、アーヴァインさんが見えたんでしょう……。
[わかりません、とでも言うように首を横に振った]
─西の森─
いえ。
[>>19 医師の言葉に、今日なんど目か分からない動作……首を横に振った]
Wolf、狼──…魔女……秘密結社。
[固い表情で、何もない地面を見つめながら、>>20 ぽつりぽつりと言葉を紡ぐ]
最初に、目、次にゆび……
[陰惨な拷問の描写を感情の見えない声で説明した]
痛い……。熱い……あ。
[つと顔を上げて村へ続く道に視線をやる。
そのまま痛ましいものでも見るような目で見ていたが、目を強く閉じ、うつむき、小さく首を横に振り、それから、ゆっくりとヴィンセント顔を見上げた]
せんせぇ。
アーヴァインさん、みんなに伝えなきゃって……いってしまいました。あし、ひきずってる……。
自警団の倉庫に、古い処刑台があるそうです。使えるって……。
私のようになる前に見つけて、処刑しなければ。
つかまえるだけではだめだ。彼らは魔女だ。魔法を使う。それに……ひとりじゃない。
[小刻みに唇を震わせる]
私たちもこうなってしまうんですか?
こわい。いやです、こんな風に殺されたく、ありません*
殺させない?
[>>32 その単語を聴いた瞬間。自らの手を取る医師の手に爪を立てた。
乾いた頬に涙が落ちる。いつ?という問いから続く言葉には]
さきほど、アーヴァインさんからききました。なんどもいっていました……
ようぎしゃ? アーヴァインさんがそんなメモを……クインジーさんも、ラッセルさんもそこに? 他には誰が?
[メモに載せられた名前を信じられないと言うように聞きとめる。
そうして、ヴィンセントの手をしっかりと握る]
私……も、せんせぇが死ぬのは、いや、です。
[時折不安そうにあたりを見回しながらも、医師についてゆく。問われれば、震える声音で同じ説明を繰り返す]
大変です……彼が、容疑者の名をのこしていました。
私も、あなたも、そこにのっています。
クインジーさんとラッセルさんの名前があるのは、幸い、でしょうか……
ほんとうにあるんですね。
これで……魔女を処刑すれば、誰も死なずに済むんですよね。
[>>33 >>38 処刑台のくもりのない刃をじいっと見つめ、ため息と共に言葉が漏れる]
……こわい。
でも……っ。
ローズマリーさんは……アーヴァインさんを見ていないからっ!
[>>43 反論の途中で口元に手を当て、何かを堪えるように]
魔女が居て、もし、目の前で大切な人が、あんな風に殺される……って……そう思っても、同じことを言うんですか?
私は、だめです。いやです。
無理です。たえられません……。
[>>47 腕を引かれればそのまま、医師の後ろに隠れるように]
アーヴァインさんはさっきいなくなったままです。
昨日は、昔、ここで魔女狩りがあって、また起きるかもしれないって……言っていました。
でも、さっき……聞いたのは、アーヴァインさんが、赤い髪の魔女に。
あれ? でも、殺された……魔女狩りにあったのは、アーヴァインさん? 気をつけろって、そういう意味……なんですか。
魔女が居る限り「魔女狩り」が終わらない?
[そして視界に入る赤い髪>>51に気づき、小さく悲鳴を上げた]
はい。おそろしい、です。[ぽつり]
あなたは落ち着いていますね……怖くないですか?
ずっと、同じ村で暮らしていた人を殺すのは、こわくない、ですか?
クインジーさんが居ない……んですね。どうされたんでしょう。
[>>57 ラッセルと視線を合わせないようにしながら、首を横に振る]
私は、なにもされていない……です。
でも……アーヴァインさんは、殺されています。
[>>53 >>56 を聞いて不安げに、呟く]
クインジーさんははどこに居るんでしょう。
[取り交わされる魔女についての話を不安げに聞きながら、
何かに気づいたように、容疑者のメモに書かれていた名前を、自分の名前も含め一つ一つ読み上げる]
クインジーさん以外、おられるんですね。
[そうして視線を処刑台へ]
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