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―猫じゃらし揺れる野道―
……くしゅんっ。
[鼻をすすって、ぼーっと地面にしゃがみ込んでいる。
遠くから見ると、黄色い傘が置き去りにされているように見えるかもしれない]
かえろっか、な。
― 古びた吊り橋前 ―
[もぐもぐもぐ]
雷神さまに怒られるーか。
[栗饅頭を食べながら、吊り橋の奥に視線をやる]
まあ、濡れて滑って落っこちるな、って訳だろうけど。
[橋の手前で立ち止まったまま]
[老婆から注文の品を差し出され、それを受け取る]
さて、いっただきまーす。
そう言えば聞いた?
なんかテレビ局の人が来るって話なんだけどさ。
ここまで来られるのかな、色んな意味で。
まさか「秘境探検!巨大テルテルボウズグマは実在した!!」とか
そんなトンデモ企画のロケなのかなあ。
ゴロゴロドシャーン
雷神様に怒られるぅ♪
[幼い声で唄いながら、進んではしゃがみこんで猫じゃらしの茎を結ぶ。
冠になるのはしばらく*後のこと*]
……。
[橋の入り口脇においなりさんがぽつん]
雨、早く止ましてください。
[手に持っていた栗饅頭(食べかけ)をお供えすると、ぱむぱむと手を合わせ。
供えた食べかけ饅頭じっと見つめた後]
……。
[ポケットから新しい饅頭を取り出した]
…だめだめ、ホズミ。聴こえていないよ。
[茶屋の奥から場違いな身なりの女性が顔を出す。ホズミが団子を食べる様子をにこにこしながら見守っている老婆の耳元へ屈み]
テレビ局がー。この辺をっ、写しに来るんだってさー、
かあさん。
今日は何食べよっかなあ。
[鼻歌を歌いながら下駄箱で靴を変えようとしてはたと手を止める]
傘、部室だ。
[あーあ、と大げさにため息をついて部室へ*引き返す*]
ばーちゃんも昔より耳遠くなったねー。
[ヘイケの言葉に相槌を打ちながら]
そういえば、そんな格好してどっか行くの?
今時流行りの婚活とやらのお手伝い?
[とヘイケに尋ねる]
[たまにしか訪れない実家。客に供されたみたらし団子の焼き加減は記憶にあるそのままに。]
ちゃんと聞こえてるのは、注文だけなのねえ。
[そっと溜息を漏らすと、年老いた母親とホズミの話を根気づよく通訳する作業に*取り掛かった*]
[火鉢の側に丸まり部屋の中をきょろ、きょろ。]
……んなぁーう?
[老婆が火鉢に十分あたって水気が飛んだスカーフを巻き直してくれる。老婆が注文を聞きに店に戻った後もしばらく火鉢の側に丸まっていたが]
みゃあ〜。
[ヘイケが店に出るのを見てぴょん、と跳ねるように立ち上がり、店のほうへ]
うん、ここが田舎だからって、
面白おかしく写すんじゃないの、って話しよ。
[ニュアンスをうまく伝えられないことに苦笑しながら、母親に語りかける。語尾上がるホズミからの問いには顔を上げて]
逆よ逆、帰ってきたとこ。
あら〜… ホズミにお見合い話
持ってきたって行ったらどうするの?
仕事には支障ないってのは大したもんだね。
注文だけでも聞こえるんだからさ。
[ヘイケの言葉に頷くが]
あ、そうなんだ……って
正直お見合いとか言われてもピンと来ないわ。
何だかんだでやってきてるしね。
[手をひらりとさせてNOの返事]
[そこへ奥の方からスカーフを巻いた猫が歩いてくる]
みゃああああ
[猫の物まねで気を惹こうとするが、猫は果たしてどんな反応をすること*やら*]
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