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[ふざけたような返しに、く、微かに笑む響きを乗せて]
まあ、それはそれでよし、として。
兎の『仕事』も、やらんと、だよなぁ……。
[さっき抜けたような力は、いつの間にか気配が感じられるから。
あまり乗り気のしない声で、ぽつり、こう言った]
あー、そうだな。
気乗りはしねぇけど、やんねぇと。
だいぶ時間経ったし、いけっかな?
[乗り気のしない声を聞いて、力が戻ったかを確かめる。何となくではあるがいけそうな気がしたため、早速念を込めてみることに]
そーいやこれ、てきとーにどっか飛んでくよな。
さっきはセーラー服の子を捉えたらしいが。
……今度は誰に行くんだろ。
[力の向いた先を感じることは出来るが、どこに行くかはさっぱり分からない。自分に飛んで来たりしねーだろーなー、なんて考えながら、意識を集中し始めた]
これが気乗りするとか、どんだけMだよ。
[はあ、と大げさなため息をつきながら言って]
ああ、どーも、制御が利かない感じなんだよなぁ。
的確に狙えなかったら、意味ねー気もすんだけど……そこまで求めるのも、どーよ、って感じだし。
[言いながら、力へと意識を向ける。
先ほどと同じく、力はするりと抜け出すような感触を残して、どこかへと飛んだ]
─ 風音荘 ─
わ、っ
[突如吹いた風に煽られた拍子にヘアゴムが切れ、ひろがった髪に視界を遮られ足を止めた。]
なんか急に風が…今のすごかったですね、飛鳥さ…
あれ?
[顔にまとわりつく髪をよけながら、目の前の飛鳥に話しかけたつもりだった。
けれど。]
あすか、さん?
[目の前にあったはずの姿は、そこには、なかった。]
いやいや、Sかもしんねぇぞ。
自分の手で人を狭間へ追いやることが出来るのを楽しいと思ってしまう場合は…。
[何の話をしてるのかと突っ込まれそうなことを返しつつ。念を込めると再び力は身体から抜けてどこかへと向かって行く。
けれど]
………あ、れ?
何か、さっきと違うような……。
[力は見知らぬ女性へと向かい、その姿を捉えて。直後、霧散する気配が返って来た]
みーちゃん…
[なぜ、彼女の心境は変わったのか。
それは、今現在幸せであることを思うと、結果としてはいいものかもしれない。が、]
捜さなきゃ…
[自分は、知らなければならないのだろう。
思い、娘の通っていた小学校の方に歩みを進めた。
この空間から人が消えてしまっているということは、知る由がない**]
[それは、風音荘へ帰るという娘を見送ってすぐのこと]
オヤ、又だネ。
[職人のポケットの中の懐中時計が、歌い出す]
『ウサギ、ウサギ、ダレミテハネル?』
『ウシロノショウメン、ダアレ?』
[ぽーん、と飛び出した光は、今立ち去ったばかりの娘の後を追うように飛んでいく]
そこまで突き抜けたらそーかも知れんけどっていうか、お前まさか……。
[どん引くような気配をのせて返す。
からかい半分なのは、口調で十分悟れるだろうが]
……ん?
確かに、さっきとは……。
[飛ばした後の感触は、先とは違うもの。
その事と、伝わってきたイメージ──力が飛んだ先の姿が、困惑をもたらした]
あれ……今、飛んだのって、菊子ちゃん……か?
―海―
……えーと。
[片耳からは例の曲、片耳からは静かな波の音。
ひとまず兎の言葉を整理してみることにした]
狭間…… 空間の狭間、ねー。
現実に戻せるはずだったけど、ひとが落ちちゃうみたい。ってことは、誰か落ちたのか。へー。……。
……え、それ「てへ☆」で済ませるコトなの?
済ませるってコトは落ちても無事ってことっていいんかな?……いいんだよね?
[漸くその事実に気がついた。
本当なら両肩を捕まえてゆさゆさしながら問い詰めたいところだったが、残念ながら当の兎は既にいない]
ねーよ。
[何か疑われたので一言で返した。からかわれていると言うのは承知時済み]
菊子?
えーっと。
………あー、お前が会ったっつー高校生くらいの?
[今把握している中で名を知らないのは限られている。聞き覚えが無くて該当するのはその子だけだったため、そんな風に聞き返していた]
[住宅街へと向かう緩い下り坂。駅前に向かうべく歩を進めていた時、異変を感じて一度足を止めた]
………何で?
[不意に視界を過ぎる、制服を来た女性の姿。視界と言うよりは、脳裏に浮かんだと言った方が正しいか。見覚えの無い女性を目にして、瞳が何度か瞬く]
…えーっと?
[自分でも何が起きたのかが分からず、盛大に首を傾げていた。それから次第に眉根が寄っていき、やや険しい表情を顔に浮かべる]
あんの兎、ぶん殴る。
[それは心からの声だった]
……おう、そうか。
ここである、っつわれたら、縁切りしてたぜ。
[なんて、軽口を重ねつつ]
ああ、鬼龍院菊子ちゃん。
しかし、なんでなんだろ……な。
確かに、届いてたと思うんだけど……。
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