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[気がつくと立っていた歩道橋からの景色は、どちらが空でどちらが地上かわからない]
どうして?
[繰り返す時に意味を見出したがる気持ちが、同じ問いばかりを繰り返す。
何もかもループして、始まりも終わりもわからない]
うし………美夏ちゃん達の様子を見に行くか。
………暇だし。ここにいたら野暮だし。
[すぅ……っと、自宅へ移動]
………なんでぇ、寝てやがるのか。
よ、デンゴ。
ねぇちゃんをよろしく頼むな?
あぁ、聞こえねぇか?
[デンゴの頭を撫でようと手を伸ばす。どちらにしても、触れる事は叶わないんだけれど]
あ……美夏ちゃん、起こしちまったな。
………ごめんな、約束、二回も破っちまって。
[美夏に触れようと。抱き締めようとするのだけれど。]
誰だって言われてもな………
そっか、デンゴには見えてんだな?
ほら、男の子だろ?
びびってないで、しっかりしやがれ。
[触れられないこの身を呪い。それでも、彼に手を振って]
触んな……か。
あはは、ちげぇねぇや。
俺はもう………違うんだもんな。
わかったわかった、触らねぇよ。
[両手を上げて、後退り]
おう、デンゴ。にーちゃんだぞー?
………っつっても伝わらねえよなぁ。
どうしよっかなぁ。
[しばし考えた後]
………麻雀以外、俺には特徴ねぇや。
[諦めたように項垂れた]
美夏ちゃん………俺、ここにいるから。
ずっとずっと、ちゃんと見てるから。
[これは、アンから投げられた言葉。あぁ、あいつはこの世界にいるんだ。触れられず、見られず………そんな世界に。]
………悔しい……のかな、やっぱ………
[手をまっすぐ伸ばして、美夏の頬に触れてみる]
ごめんな、サヨナラは言わないつもりだけど。
それでも、無事に帰れる保証、ないし。
だから…………
[きっと見えていない美夏の頬にそっと口付けて。実際は、触れてすらいないんだけど。気持ちだけは届くかなと思うから。]
………今だけは………サヨナラ………
きっとあいつも、こんな気持ちだったんだと思うから。
大好き……だよ?
[届かない言葉を呟いて、すっと彼女から離れた]
さてと………何かして時間を潰さねぇとな。
俺に死が訪れるのは、まだ先のようだし。
死者として、この世界を構成している存在が。
あの人が天に還るまで。
最後の審判はお預け。
こーなったら、とことんこの世界を楽しんでやるかぁ。
[ふわふわ、俺は世界を漂った。]
普段は入れない場所に、入ってみようかな。
よぉし、まずは………
男なら一度は入って見たい場所!!
その壱!銭湯の女湯!
………なんだ、男湯とかわんねぇじゃん。
[つまらなそうにその場を後にした。気配には気がつかない。]
男なら一度は入って見たい場所!!
その弐!!銀行の大金庫!!
………なんだ、俺って壁抜けできねぇのか。
入れないじゃん。
[諦めた]
男なら一度は入って見たい場所!!!
その参!!女子高!!!!!!
わーい女子高だ女子高だー………
って誰もいなきゃただの学校だっつの。
[つまらなそうにその場を後にした]
男なら一度は入って見たい場所!!!!!!
飯屋の厨房!!!!!!
どーなってんのかなぁ………っと。
[ふらふら、いきつけの喫茶店へ向かえば]
………なんでぇ、先客がいるのか。
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