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113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
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………ぁ、
[>>47突然響くノックの音に、びくりと体が揺れた。
誰かきた。誰が、誰?
この声は、ユノラフの声。
なんでここに。なんできたの。
軋む窓が煩い。
いやだ、閉め忘れていたのね。なんてこと。
ねえ、この部屋には誰もいないわ。
だから来ないで、来ないで来ないで。
お願いはやくこの部屋の前から立ち去って。
祈るだけで、…は何も答えない。]
(48) 2013/06/19(水) 23:58:49[クレストの部屋で篭城]
どうして、どうして、なんで、ここに。
やめて、こないで。
わたしをみないで。
ころさないで、
[漏れる嗚咽を抑えながら、必死に祈る。
それでも、心のどこかでは]
あいたい。
[本音が揺れる]
(*5) 2013/06/20(木) 00:03:03
[>>49呼ばれる名前、それは確かに自分のもので。
よく聞きなれた、私の名前]
………あ、 ──、
[思わず答えようとして、小さく声を出してしまった。
ユノラフの耳に届いても、それは聞いたことのないような、しわがれた声。
ああ、もうおしまいだ。]
う、ぅ………、こ ない で
[諦めて、拒絶の姿勢。]
(50) 2013/06/20(木) 00:07:44[クレストの部屋で篭城]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/20(木) 00:11:46
[突き放されるのが怖いから、先に突き放して]
[恐れられるのが怖いから、先に恐れて]
[拒絶されるのが怖いから、先に拒絶する]
[…が本当に守りたいのは、自分だけ。]
(*6) 2013/06/20(木) 00:42:27
なんでも ない から
[こないで。
あけないで。
>>51鍵の掛かるドアが軋んで音を立てる。
ドンドンと、それは断罪の時を告げるようで。
ガチャガチャと、それはリミットを告げる時計のようで。
部屋の隅で、がたがたと震えながらドアが
開かない様にとそればかりを考える]
どこかへ、行って、お願い……
[あのドアが開いた時。
ユノラフはこの姿を見て、どんな反応を示すだろう。
考えなくても分かるそれが、ただただ怖かった]
(53) 2013/06/20(木) 01:09:43[クレストの部屋で篭城]
[>>52祈りむなしく開くドア。
転がりこむ躯体。]
あぁ、あ あ
やだ、いや いや……!
[ベッドから雨に濡れたシーツを引っ張って体を隠そうとしても、全てが隠しきれるわけでもない。]
みないで、出て行って、こんな──っ
[じりじりと、後退してももう後ろは壁で。
こちらを見るであろうユノラフの反応を、
何も見ないように、何も聞かないように。
小さく体を丸め、目を閉じて、耳を塞いだ。]
(54) 2013/06/20(木) 01:16:29[クレストの部屋で篭城]
[>>55名前を呼ばれた。見られた。見られてしまった。
きっと絶望と拒絶、恐怖の感情を抱いただろうか。
無理も無い、村の誰もが知るイェンニは
今ここにはいない。
居るのはただの化け物、悪魔。
そっと近づく気配。
やめて、こないで、わたしを殺すのでしょう、嫌よ、嫌、お願い殺さないで、殺さないで、殺さないで、殺さ──]
ひっ、………
(56) 2013/06/20(木) 01:34:53[クレストの部屋で篭城]
……── ?
[降って来た声は罵倒や怒号ではなく、優しい声。
凶器を持たないその手は、首を絞めるでもなく、
殴りつけるでもなく。
優しく、頭に触れて。]
どうして 、
[あなたは、わたしをころさないの?
ユノラフの問いに、問い返す形になっただろうか。
シーツに隠した顔は、赤い目をぎょろりと瞠り、
ただ驚きに固まった]
(57) 2013/06/20(木) 01:36:31[クレストの部屋で篭城]
[どうしてこの人は、今のわたしを見て、
そんな風に居られるの]
わたし、は ナッキ、なのよ
[みんなが殺したがってるはずなのに。
それとも、これから殺すのかしら。
逃げなきゃ、早く、ここから。]
……はなして、 はな……し……
ふ、ぅ う……
[でも、この醜い体を優しく包む腕を
引き剥がす事ができず、咽び泣く]
(60) 2013/06/20(木) 02:17:52[クレストの部屋で篭城]
[>>59
もっと早くに気づかれていたら
こんな姿になる前に
殺してくれたのかしら]**
(61) 2013/06/20(木) 02:20:52[クレストの部屋で篭城]
(*7) 2013/06/20(木) 02:21:49
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/20(木) 02:27:55
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/20 20:54)
─クレストの部屋にて─
[この手はいつかわたしを裏切る手。
そうに違いない、嫌だ、と身を捩っていれば
耳元に掛かる優しい声>>63。
そうよ、私よ、この醜い姿も、人間の姿も、
悪魔と呼ばれても、全部、私なの。
否定しないで拒絶しないで全部
受け入
れ
て、]
(77) 2013/06/20(木) 20:55:49[クレストの部屋で篭城]
……あなた、 あたま おかしいわ
[こんな私の傍に居たいだなんて。
欲しいと望んだ言葉だけど、選ばれるはずがないと
信じて疑わない…は、思わずそう返す。
村一番のお人よしで、誰よりも優しい男。
きっと誰にでも同じ事を言うんじゃないかしら。
冷たい皮膚に、温かい唇が触れて、
そこにだけ熱が篭ったように。
もし、これが。
わたしのためにしてくれるのなら──]
(78) 2013/06/20(木) 20:56:14[クレストの部屋で篭城]
(*8) 2013/06/20(木) 20:56:32
[その時、キィ、とドアが開いた>>71。
品のいい挨拶が、死刑宣告のようで、瞬く間に体は緊張する。]
……に、るす さ ──っ、
[>>72『化け物』と呼ばれ、…は思い出す。
いくらユノラフが聞こえの良い言葉を並べ立てても、
いくら人間と同じように過ごしても、
私は人間が忌むべき化け物なのだと。
コツコツ。
男の靴音が部屋に響き、嫌な音となって耳に届いた。]
(79) 2013/06/20(木) 20:57:50[クレストの部屋で篭城]
嫌、嫌、いや、こないで
[雷に光る銀は、ダグが持っていたそれよりも更に
殺すための機能を備えている。
あれを、目に、首に、胸に、腹に、全身に
突き立てられるのだろう。]
い や、こわい、いや、いやよ いやぁ……!!
[>>74ユノラフから目を閉じろと言われる前に、
…は硬く目を閉じ、全身を震わせながら、刃を拒む。
ニルスがどんな顔をしていたのかわからない。
嗤っていただろうか。呆れていただろうか。]
(80) 2013/06/20(木) 20:59:31[クレストの部屋で篭城]
[>>75その内、大きな物音が絶えず聞こえ出して
…はそろりと目を開ける。
見れば、ユノラフがニルスに馬乗りになっている。
この人は一体何をしているの?
………わたしをまもろうとしてくれているの?]
やだ、やめて おねがい、やめて
[また、あなたが怪我をしてしまう。
負う筈の無かった傷が、また増えてしまう。
>>75逃げろと言われても、どこへ逃げれば良いの?]
(81) 2013/06/20(木) 21:11:24[クレストの部屋で篭城]
(*9) 2013/06/20(木) 21:11:36
[何もせず、ただ泣いて見ているだけの…は、
まるで何も出来ない子供のよう。]
ユノラフさ──!
[>>76振り上げられるナイフの切っ先が、
ユノラフの肩に刺さるのを、見た。]
あぁ あ いや、 やめて !!!
[真っ赤な血が肩からどろりと流れ出す。
ニルスはどうしただろうか、もう一振り、
二振りするようなら…は蹲るのを止めて
2人の所へ駆け寄っただろう]
(82) 2013/06/20(木) 21:14:11[クレストの部屋で篭城]
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