187 雪色街のたからさがし
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………『たからもの』……
[語尾は平坦だったが、男の首が傾ぐ。
その様子からも心当たりが無いことに見ているものならば気付けるはずだ。
だが目の前の兎はそんなもの気にしちゃあいない]
……何だったんだ。
[こちらの返答を聞きもしないで、兎は言うだけ言って立ち去って行った>>#3。
それには男も無表情ながら呆れ果てることに]
…『時計』が動かない限りは、出られない。
[兎が言い残していったことを整理すると、そう言うことになるらしい。
強引な頼み事に溜息は禁じえなかった]
(9) 2015/12/23(水) 00:28:41[真白の世界・噴水前]
……ありがとう…
[再び屈む相手を眺めていれば、拾い忘れていた定期入れを差し出されて。]
(10) 2015/12/23(水) 00:30:58[街中]
べ、弁償、します…!!!
[そう訴えてしまったのはもう、条件反射というか、無意識。
どういう訳かその瞬間だけ、全ての音が消えたような気がした。>>#0]
(11) 2015/12/23(水) 00:32:29[街中]
鍵と螺子の材料って、金属とかじゃなくて?
[熱に浮かされたように、頭の中がふわふわしていた。
景色が変わっていることに未だ気づかず、兎の言葉を反芻しながら歩いていく。はたと足を止めたのは、知らない駅が見えた頃]
っていうか、喋った?
[振り返るけれど兎はいない。
そこに広がるのは、ここがどこで今がいつなのかもわからないくらいの景色。
喉がごくりと鳴るのが自分でもわかった。
そこにミュージシャン風情の人影>>3が見えると、緊張した面持ちで足を踏み出す]
(12) 2015/12/23(水) 00:32:52[駅近く]
あの、兎って二本足で歩けるんでしたっけ?
[という問いは、>>*0 若干苛立ちを感じなくもない様子に怖気づいてかすれる]
(*1) 2015/12/23(水) 00:35:32
経営者 ズイハラは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2015/12/23(水) 00:36:19
売り子 オトハは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2015/12/23(水) 00:39:27
え?いや...
[弁償します、という言葉に、目をぱちくりと瞬く。
ぶつかったのが相手のせいとは全く思っていなかったし、そもそも鞄を落としたのは自分の不注意だ。
と、口にしようとして]
(13) 2015/12/23(水) 00:47:05[街中]
は???
[いきなり目の前に現れた直立二足歩行のおしゃべり兎の姿に、全ての思考がリセットされた]
(14) 2015/12/23(水) 00:49:25[街中]
・・・・・・・・・
[一方的にまくしたてた兎>>#3が消えたあと、一番に実行したのは]
いてっ!
[自分の頬を思い切り抓ること]
......夢じゃないとか?まじで?
[いつの間にか、白で覆われた周囲の景色に目を向けて、呆然と呟いた**]
(15) 2015/12/23(水) 00:55:29[街中]
作家 フユキが接続メモを更新しました。(12/23 00:55)
作家 フユキは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2015/12/23(水) 00:58:12
経営者 ズイハラが接続メモを更新しました。(12/23 01:01)
[時計の鐘が異変を告げる。
いつから鳴っていたのだろう。
最後の鐘が響いた直後、吹き抜ける冷風に目を閉じて。]
──っ
[気付けば、そこはさっきまで居た場所ではない真っ白な何処か。
目の前には立って居る兎。]
え?え??なに……???
[いきなり何やら話し始める兎。
息つく暇もなければ、内容を理解する時間もなく、まるで言葉のシャワーを浴びるよう。]
(16) 2015/12/23(水) 01:03:09[街中]
探すって…、出られないって…、
[聞き取れた単語を尋ねても兎は応えてはくれない。
残されて立ち竦む私の周りをちらほら、雪が舞っていた。*]
(17) 2015/12/23(水) 01:03:44[街中]
ひゃっ……!
[雪に足を取られたが、とっさの受身は完璧だった。
立ち上がった世界の真ん中には凍った噴水。そして、その向こうにも人影を見つける]
あの、ここって何かクリスマスでウィンタースノーみたいなイベントとかやっているんですか?
[動じているようには見えないズイハラへ尋ねながら、コートについた*雪を払った*]
(18) 2015/12/23(水) 01:13:40[駅近く]
売り子 オトハが接続メモを更新しました。(12/23 01:14)
派遣社員 モミジは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2015/12/23(水) 01:16:31
……へ?
[突然聞こえてきた声>>*1に、上がるのは惚けきった声]
いや、俺が知ってる兎は二本足で歩かねーし。
そも、喋らねーし。
……あんな無茶も振らねぇと思うし。
[兎の事を思い出したら少し、いらっとした。
なんでこんなにいらっとするのかは、よくわからない]
(*2) 2015/12/23(水) 07:34:55
てゆーか……誰?
[理由のわからないいらいらから離れたくて、浮かんだ疑問をそのまま問いかけた。
すぐ近くには人はいないはずなのに、とそんな事を思いながら]
(*3) 2015/12/23(水) 07:35:04
…………。
[空に向けていた顔を動かして、ぐるり、周囲を見回す]
あ、ひと。
[そう、遠くない所──噴水の近くに、ちらほら人影>>9 >>18が見えた]
んー……他と連絡取れねぇかなぁ。
[とりあえず人がいるのを確認した後、ポケットからスマホを取り出して]
(19) 2015/12/23(水) 07:35:17[駅前]
………………ナニコレ。
[ロック画面の時計表記が『--:--』になってるのを見て。
眩暈を感じたのは、きっと、気のせいじゃない。**]
(20) 2015/12/23(水) 07:35:30[駅前]
フリーター バクが接続メモを更新しました。(12/23 07:36)
[誰かが居る>>18。
女性の問いかけは耳に届いていたのだが、男は一度辺りを見回した。
それにより近くに自分しか居ないことに気付くと、自分に声をかけたのだとようやく受け止め、改めて女性へと瞳を向ける]
……分からない。
[そもそもここがどこなのかも分からない。
そうは考えても言葉に出したのは一言だけ]
今まで居た場所じゃない。
二足歩行の兎が、……
…『時計』が直らないと、出られない、と。
[室内に居たはずなのに外に居たのだ、男はそれを断言出来る。
だが、ここがどこなのか問われてしまうなら、男も流石に困った表情を浮かべざるを得ない。
今解るのは、兎が言い残していった言葉が事実らしいと言うことくらい。
彼の存在が事実を告げていると、漠然と理解している理由は、男にも分かっていないのだが]
(21) 2015/12/23(水) 09:32:48[噴水前]
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