人狼物語 執事国


60 花見月の村−秘密のお題−

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杜氏 ダンケ

[廊下では、風雨に軋む雨戸が朝に割れたガラスを
 震わせていた。青年は零れる欠片を避けて通る。

 硝子に混じって散らばるのは、折れた庭木の小枝。
 青年は、其れ――杏の花枝を拾い、甘酒に添えた。]

 …ビセさん。
 ひなあられは、添えられませんでしたけど…

[玄関のつめたい床には、ふたつの死体。
 そのうちのひとつ、ビセの其れへ声をかけると、
 シーツから覗く華奢な手の傍へ花見酒を手向けた。]

            召し上がれ。

(7) 2010/03/23(火) 13:57:24[廊下→玄関]

【赤】 杜氏 ダンケ


 …よく 眠れている?

 それとも其処には…眠りはない?

(*2) 2010/03/23(火) 14:00:30

杜氏 ダンケ

[そして他方――ピエトロの其れを見下ろす。
 折れた枝を共に支えてくれた、老いた手の主。]


 貴方には… 何を手向ければいいでしょう?

[困惑の儘に囁いて、辛そうに、緩く首を振る。]

(8) 2010/03/23(火) 14:17:14[廊下→玄関]

杜氏 ダンケ

[やがて青年はプレーチェが休む部屋の前へ戻り、
 扉の前へ腰を下ろし厳しい面持ちでうずくまる。


 そのとき既に、青年の妹は室内で息絶えていて。

 眠るポルテの部屋では、毒入りの加湿器が音無く
 しろい蒸気を吐きはじめていたの*だけれど*]

(9) 2010/03/23(火) 14:17:38[廊下→玄関]

杜氏 ダンケが接続メモを更新しました。(03/23 14:18)

跡取 レン

[山荘に備え付けのシャワールーム。大き目のハンチングを脱ぐと、ヘアピンを外す。
中で纏めていた黒髪がはらりと広がり、その位置を整える。
サングラスを外し、マフラーから顎を解放し、そのまま身を包む物を一つ一つ取り除いていく。

窓の外では、耳障りな風雨の音が絶え間なく警告を発している。シャワーのコックを捻ると、湯を一気に頭から浴びる。

水の重みを帯びた黒の隙間から垣間見える姿見。そこに映ったアンと同じ顔に指で触れ、頬をなぞった。

鏡の表面に引かれた指の痕を、シャワーの湯が流し、消していく。
しばらく、湯が髪と全身を禊ぐ。鏡に映った口元が、引き締められた。

 キュッ

コックを捻る音がやけに鮮明に部屋に響いた**]

(10) 2010/03/23(火) 14:31:51[屋敷探索後]

杜氏 ダンケ

―― 数時間後 / プレーチェの部屋――

[…レンとズイハラの目の前。
 青年が強く床を殴りつける。]


 ――――〜〜… っ…!! !

[響く衝撃にぷじゅッ、とちいさな音が重なって…

 飛び散るのは 僅かな濁り水と、
 暗緑色をした紐状にうねる虫の臓物。

 固く握られたこぶしの下、白い蜘蛛が潰れた。]

(11) 2010/03/23(火) 18:11:01[廊下]

【赤】 杜氏 ダンケ

[死せる共犯者のむくろと共に在る
 通信機から漏れる呟きは――――]


 おつかれさま。

[いもうとを死なせた白い蜘蛛への、ねぎらい。]

(*3) 2010/03/23(火) 18:11:24

杜氏 ダンケ




  [プレーチェは、死んでいた。]

(12) 2010/03/23(火) 18:12:09[廊下]

杜氏 ダンケ

 プレーチェ…!!

[レンやズイハラが部屋から出てきた頃合を見て、
 青年が妹へ声をかけながら部屋へ入ると…既に。

 プレーチェの脚には蜘蛛が這っていた――
 肌へ付着した何か>>3:79を一心に啜っていた。

 僅かな、噛み痕。

 叫びを聞き部屋へ駆け込んだレンやズイハラの
 目前で、青年が叩き潰したのはその虫だった。]

 僕がッ… 僕がついていながら――…

(13) 2010/03/23(火) 18:15:53[プレーチェの部屋]

杜氏 ダンケが接続メモを更新しました。(03/23 18:21)

杜氏 ダンケ

[いもうとの死顔に、苦痛はない。
 見開かれた瞳は、既に瞳孔が開いている。

 其処へ浮かぶのは、怯えと驚愕と――…。
 直視しかねる様子で、青年は目をきつく閉じ
 プレーチェのむくろを胸へかき擁いた。]

 ごめん…ごめんプレーチェ。
 僅かでも、目を離すべきじゃなかっ た…

[語尾が震える。プレーチェが小脇に抱えていた
 「ひつじくん」がころりと床へ転がり落ちた。]

(14) 2010/03/23(火) 18:42:40[プレーチェの部屋]

【赤】 杜氏 ダンケ

 …せめて 
 見届けて、あげたかったよ。

[父母が祖父から継いだ、莫大な富の出所は
 ――毒で死を演出する生業。

 しらないまま逝けたいもうとへ安堵の呟き。]

 おやすみ…しあわせなプレーチェ。

(*4) 2010/03/23(火) 18:43:01

杜氏 ダンケ

 ……? これは――

[ひつじのぬいぐるみと共に、落ちたものがある。
 そっと拾い上げると其れは…ピエトロが持参した
 玩具のマシンから吐き出された、件のフィギュア。

 ちいさなひつじに添うカードは青年宛ての――]

 『名前、プレイアです』…。
 … プレイア。 Prayer…

[じわと青年の瞳が濡れてくる。零れる涙は熱く]

         「祈り」。…プレー チェ…

(15) 2010/03/23(火) 19:03:43[プレーチェの部屋]

杜氏 ダンケ、上擦り掛ける声ごと、てのひらで口元を覆った*。

2010/03/23(火) 19:05:04

フリーター ズイハラ

― 早朝 ―

[その日は早く起床した。朝日が昇る前の時間。嵐のためだけではなく暗い部屋で、電気もつけないままに、寝台に座って暫く考え事をしていた。髭を剃り顔を洗ってから、廊下へと出ていき]

おはようございます。

[ダンケやレンを見れば挨拶をして。ダンケがプレーチェの部屋に入るのを見守り――響いてきた叫び声に]

! ダンケさん、どうし……

(16) 2010/03/23(火) 19:05:30[部屋→]

【赤】 杜氏 ダンケ

[青年が、幼いいもうとのぬいぐるみへ名づけた
 「ひつじくん」。
 其れは、如何にも人畜無害な己が友人たちから
 からかい半分でつけられていた呼び名で――…]

 発想がおンなじ って。
 
[思いは傍にと。長く離れていても、きょうだい。]

 ひどいなあ。 ああ。 ひどい…

[面白がるような語調にしか、ならないのに。
 青年の頬を伝う熱い涙は――ほんものだった。]

(*5) 2010/03/23(火) 19:15:54

フリーター ズイハラ

……プレーチェさん。

[駆け込んだプレーチェの部屋。横たわったプレーチェの姿に、目を見開き、眉を寄せて]

……

[悲しみとも憤りともつかない表情を浮かべながら。蜘蛛を殴り潰し悲嘆に暮れるダンケには、声をかける事もできず、ただ俯き。握り締めた手の爪は白くなり]

……また、やられた、なんて。
このままじゃ、皆……

[呟いて、はっとしたように]

(17) 2010/03/23(火) 19:28:05[プレーチェの部屋]

フリーター ズイハラ

――ポルテさんは……

[その場にいない者の名を呼び、辺りを見回した。一度辛そうな目をダンケに向けてから、部屋を出て廊下を駆け出す。そして、ポルテの部屋へと向かい*]

(18) 2010/03/23(火) 19:28:48[→ポルテの部屋]

跡取 レン

[窓の外は雨。このまま永遠に降り続くのではないかという錯覚すら覚えた。
人の姿を求めて部屋を出ると、ちょうど三河屋が妹の部屋へと入る所。
その後のただならぬ様子]

プレ……っ。

[部屋の有様に目を見張った後、しばし立ち尽くし
無言のまま三河屋に掴みかかる**]

(19) 2010/03/23(火) 19:41:31[屋敷探索後]

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フリーター ズイハラ
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跡取 レン
17回 残16141pt

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告げ人 アン(2d)
4回 残16524pt
お針子 ビセ(3d)
43回 残15179pt
刑事 ポルテ(4d)
42回 残15586pt

処刑者 (3)

給仕 ピエトロ(3d)
62回 残15039pt
箱入り娘 プレーチェ(4d)
23回 残15754pt
杜氏 ダンケ(5d)
72回 残14293pt

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