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今、10thと2Fで二人で会話している。
今は大丈夫だ。
[ゼンジの報告を受け、囁き返す。
グリタ。と、未だ聞かぬ目前の男の名を頭に刻んだ。
声の調子に、先にクルミと言葉交わした時の名残は今はない。]
チート日記、か。そうだな。
[クルミの言いようを思い出す。
黙って、男の手指が白くなるまでポールを握るのを見た。
それを見る目に浮かぶ表情は僅かに苦く、後悔に近い。]
……。それでもやるしかないんだろう。
出来るかなんて、分からなくても、
…これが博奕なのかな。
[零した言葉は、目前の男への問いというには弱い。]
……。
俺の名前は、誰に聞いた?
クルミでも聞いたのか?10th。
あなたが誰を守ろうとしているのか、俺は知らない。
聞きたいとも、思っていない。
…さっきあなたは言っただろう。
頼みを聞くことは、結局、その先の世界も背負うことだ。
俺には、そんなことは出来はしない。
───すまない。
─ 2F紳士服売り場:少し前 ─
名前は誰でも知っている……?
、ああ。
[首を傾げられて記憶を辿る。
そういえば、聞いた気がした。
それを記録していなかったのは、ミスといえばミスだろう。
柱の順序と顔を一致させることに気をとられ、
結局、日記所有者の名前はろくに覚えていなかった。]
そうか、だからか。
[納得して頷いた。
それでも強いて名を知りたいとは、今もやはり思っていない。
多分それは、10thがこちらの名を呼ぶのを躊躇ったと同じ理由。]
命を賭けて…、は、どうかな。
俺が死んで、仲間が残ればいいとは思っていない。
俺も残って、仲間も残るのが大前提だ。
……?ひょっとして、あなたは違うのか。
[可能性に思い至り、疑問を口にするのだが、]
…人数は、
[返さなかったこたえを、10thの駆け去った背に低く呟く。
先にクルミと言葉を交わした時のような顔になった。
視線が下がり、眉根が寄せられる。]
…──決められているんだ。
[最初から。とまでは音にしなかった。
ひどく、自分が汚いものになったような気がした*]
ゼンジさん、デンゴ。
10thと接触したよ。
…彼には殺されたくない誰かがいるらしい。
誰かは聞かなかったけれど。
彼を引き込むなら、ここが鍵なのかも知れないな。
[自分には聞く気がない。
そう言葉で示した上で、会談の結果を二人に知らせる。]
2ndと会話をしてみる…、か。
[どこに行くとも思い定めず、歩き始める。
脳裏には、先のクルミの言葉があった。
会ってどうなるだろう。やはり後悔しないか。
迷うまま日記を確認すると、2ndの動きが追加されていた。]
”2ndは4Fで、4th、5th、6thと会談する”…?
[足を止め、その内容に顔を顰める。
クルミに知らせようか。
そうまで思ってから、彼女も知れるのだと気がついた。]
[階段を登ると、右手首の端末が振動した。
日記を見下ろす表情が、僅かに困惑の色を帯びる。]
”キャンプ用品売り場で、懐中電灯を入手”
”3Fフロア廊下で2ndと遭遇する”
[少し考え、それでも歩を進める。
懐中電灯の類は、手に入れる必要がありそうだった。]
[懐中電灯を無事手にして、廊下へと出る。
そして辺りを見渡した。]
…、やあ。2nd。
[初めて、もっとも近くにいた彼女と対面した。]
殺し合い……、かな。
”神”というのは、
是が非でも殺し合いが見たいんだろう。
常に追われる者のいる、サバイバルレースがね。
[そんなところかと、苦く推測をする。
ため息が零れた。]
前の番号を狙って落とす。
それだけじゃダメということか。
なら味方につけるのが、やはり早いのかな…。
俺は12thに狙われるかも知れないけど。
[何となく、聞いた彼の様子から推測をした。]
厄介なルールだな。
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