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[踊る少女に声は届かなかったか。
闇色の衣が、こちらの姿を隠したか。
器用に足先で三角を描くさまを眺め、
紅の化粧の艶やかさに笑みを零して、
それ以上の声は掛けず、空き地の反対側へ回り込む。]
姫の舞いに、神も死霊も浮かれ出す…か。
いいね。存分にその力、見せてくれると良い。
[持ってきたものを空き地へと投げ入れる。
鮮やかに白く月光を弾いて、
それらはからころと音を立てた。]
さて。今度は誰が最初に見つけるのかな。
君が触れないことを祈るよ、舞姫。
――月の加護を受けている間は、平気だろうけれど。
[ひそりと笑んで、踵を返し、
闇の中へと再び*還っていった*]
おばあちゃん、居ますか?
[引き戸を開けて、声を掛ける。
名前を呼ばれ、頷くように会釈をし、
レジスターの前に座る様を見届ける。]
節分のお豆の数、決まったの。
この間の分より二袋、多く注文してちょうだい?
[追加注文を告げながら、
差し出すのは家から持ち出した、古い写真。]
教えて、ほしい事が有るの。
あの空き地にまつわる言い伝え。
おばあちゃんなら、知ってるかなって思って。
なぜ、お社すら祭らなくなったのか。
[強請るのは、幼い頃よく耳にした、
眠る前のむかしばなし。]
[空き地で警官と何事か話している。]
ふう、ん……。
ありがとう。
[ひとしきり会話が終わると、
警官はどこかへ行った。それを見送って真顔で]
ムーミン堂……。
って読むほうが僕は好きだけどな…。
[語り部のように、紡がれるむかしばなし。
皺む声に聞き入り、情景を思い浮かべる。
「これで知っている話は最後」と告げられて、
ふと、記憶の旅から我に返る。
心に残るのは、掴めずはがゆい微かな違和感。]
――…。
ねぇ、おばあちゃん。それってもしかして――
[上がる疑問は、しかし言葉には出来なくて。
晴れない顔で立ち去ろうとする背中に、
思い出したような老婆の声。]
え? アンちゃんの…落し物?
確かに生徒手帳を落としたとは、言ってたけど…。
[手渡された手帳に戸惑っていると、
はらりと落ちた一枚のカード。]
――…ねえ、おばあちゃん。
これ、預かっていてくれないかな?
この写真と、この手紙と一緒に。
明日、もし誰か尋ねて来たら。渡してもいいから。
[アンの生徒手帳だけを返し、店を出た。]
―― 電柱の影 ――
[外套のポケットに入れていた新聞紙を取り出し開く]
2月生まれの運勢は
体調注意。年下の人から有益な情報が得られるでしょう。
[寫眞館でツキハナに読み上げた箇所をもう一度読み上げた]
……小学校にも行っとくか。
[放課後の小学校。掃除中、空き地で骨が出たという噂で持ちきりの中、自分も骨を見つけた――とは言い出せずにいた。クラスメイトに珍しく元気がない、と声をかけられ]
えっ? そんなことないよ。
ちょっと寝不足なだけー。
[実は、本当に呪われたらどうしよう、なんて怖くて眠れなかったのだった]
― 槻花寫眞館 ―
おーばーちゃん。これやって。
[蓄音機の隣で声をあげる。
差し出すのはインスタントカメラ]
ばあちゃんが現像してきてって。明日にできる?
[写真館のおばさんは、今日でも大丈夫だと笑って言った]
[「そういえばこんな噂知ってる?」とクラスメイトの一人。気になって話を聞きに行くと]
え……骨を見つけた人はあの世に連れて行かれる!?
[本当にびっくりした顔をする少年を見て、得意気なクラスメイト。「だってね」と彼女は続けた]
頭蓋骨を見つけた女学生が、行方不明……。
[「きっとあの世に連れてかれちゃったんだよ」とはしゃぐクラスメイトたちをよそに、浮かない顔をして、こっそり掃除中の教室から抜け出した]
[オススメ何か、と問いながら、一応自分でもメニューを眺め。
て、いれば聞こえる人の話]
……骨が出てきたり、行方知れずが出たり。
なんか、騒々しいなぁ。
[なんてぼやいていたら、先生の作品みたいだね、と客の一人にからかわれ]
円満解決したら、尾鰭つけて、新作のネタにでもしましょかねぇ。
[なんて、呑気に返してみたり]
明日でいいの。かんしきには時間がかかるものなのよ。
[右手で鉄砲の形を作ると顎に当てて、なにかのポーズ。
笑う相手が伝票を書けば]
また明日来ます!
[敬礼っぽいものをして、走り出して]
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