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あはん、フリーダム?
それじゃ、あたしも自由気ままに行こうかしらん…
っていうのは冗談だ
俺は表も裏もないんで、このままいくけどwまあ、草は生やすよww
あっ、せっかくだし呼び名でも考えるか?
…ん。
大丈夫よ。
こんな状況だけど、さ。
座ろ…?
[自分もぎこちなく笑みを作り、座席を示すだろう。
窓は闇のまま。]
…どうしたらいいか、考えなきゃ。**
うむ、草生やしは必要じゃのう!
全力で追従しておくぞい!wwwwwww
そうさのう。わしの事は「じぃ」とでも。
ケン君はこんなのに乗っ取られるとは思ってもみなかったじゃろうなぁ…
[成瀬と共に長澤の背後に隠れつつも、深呼吸を繰り返し、何とか平静を取り戻そうと試みる。
やはり状況が状況だし、落ち着けはしなかったが…さっきよりはパニック状態ではない、気がする。
近藤の話に耳を傾けながら、先程倒れた女生徒の安否を確認しなくては…などとほんやりと考えていた。
そうは思うものの、どうしても彼女に近づくのが怖かった。
昔飼ってた猫が死んでしまった時に、その体に指一本触れる事すら出来なかった。
怖かったのだ、死に触れるのが。
確認をした訳でもないのに、何故かあの時と全く同じ感情を、今抱いていた]
……帰り、たい。
[恐らく誰も聞き取れないような小さな声音でそう呟くと、ぎゅっと目を閉じて椎名と近藤が言っていた事を理解しようと頭の中で必死に情報整理を始める。
正直なところ、この状況であんな風に振舞える二人に狂気じみた何かを感じてはいる。だけど、嘘を言っているように思えないのも事実だった**]
じぃ、かw
じゃあ、俺の事は「若」と呼んでくれw
んー…能力者っぽいのはまだ名乗りを上げていないかな
視る者、聞く者、共に単独にしはしたくないって気持ちではあるが…まあ、状況次第かなぁ
俺も日中は全然顔が出せないんだけど、こっちは時々覗くようにするよ。
[視線を巡らせた先には同行していた面々は勿論のこと、合流したばかりの三枝達や先生、練習試合があると別れたはずの寺崎ケンに知らない男の人、そして…
鬼火が自分達を取り囲み、歌うように言葉を発するのを聞く]
……六花、ここイヤなのね。
[しゃがみこんで耳を塞ぐが、この電車から降りれないということは本能的に感じ取っている]
[突然窓を叩く音がして顔を上げた]
ケンくん……。
[寺崎が椎名に視線をやるのを見て同じように視線を動かす。
何やら興奮状態の椎名やこの状況に歓喜すら見出している近藤の様子を見て恐怖を覚える。しかしそれより恐ろしかったのはあの鬼火]
アンちゃん……。
[抜け殻のように倒れている二宮の姿を見つつ、須藤と近藤のやり取りを聞く。現状がどういうものか、近藤が話す内容は理解が追いつくのに苦労する]
鬼さん、かくれんぼ?見つけなきゃいけないの?
[鬼火が発していた言葉を思い出す。嘘だと思いたいのに、幻だと思いたいのに脳裏に焼きついて離れない]
[帰る方法というのが投票、というところまでは辿りついたが、その投票の内容までは理解できていない]
須藤センセー、小鳥遊センセー、投票、するの?
隣の車両にバイバイするの?
[不安そうな顔で身近な大人に問いかけた]
―回想―
[慎重に見定めるように己を見つめた後で握手を断ったバクに、薄く笑んで]
そうだな。握手程度で特別扱いとは俺は思わんが、君がそう言うなら止めておこう。
[出した手をすっと引くと、スーツの上に羽織っていたコートを脱ぎ始め]
須藤先生、でしたか。二宮をそのままにしておくわけにもいかないでしょう。手を貸していただけますか?
[すっかり血の気が引いてしまったアンの頬をひと撫ですると、その身体を自分のコートで包む。
須藤が手を貸してくれるなら一緒に、そうでなければ一人で何とかアンの身体を車両の隅に横たえに行っただろう]
―回想終了―
[不安げな六花の問いかけに、困惑混じりの笑顔を返しながら目線を合わせ]
そうねぇ…。
先生もあまり信じたくないのだけれど、さっき二宮さんにひづいことした人がいるのなら。
探さなきゃいけないのかしら、と思うわ。
でも、あまり物騒な手段は取りたくないわよね?
隣の車両に向かってもらうくらいならいいかしら、と先生考えたのだけど。
[先にかけられたバクの言葉には、どう返そうか迷っている様子。]
[暫く腕組みをして俯いたまま座席に沈み込んでいたが、おもむろに己の鞄を探り、A3サイズのスケッチブックを取り出す。教員室へ質問に来た生徒たちに説明するときに、簡易黒板がわりに使用していたものだ。
取り出した拍子に、公園で拾ったロッカの絵がひらりと舞い落ちる。ロッカがそれに気づくようなら、何か会話を交わしたかもしれない]
そこそこ納得いってる奴も、なんだかちんぷんかんぷんな奴も居るようだが。今、俺が大切だと思っていることを話しておくぞ。
[自分の隣にスケッチブックを置くと、まるで塾の授業をするかのように流暢に語りながら要点をまとめ始める]
ひとつ、鬼は既に活動を始めている。既に二宮がやられているからな。いつになるかは知らんが、俺たちのうちの誰かが次にやられる。これをまず頭に入れて欲しい。
ふたつ、例の声によれば、鬼を見つけ出す能力のある者がいる。この人物に名乗り出てもらうべきか否か、全員の意見を聞きたい。
みっつ、今から誰を――、誰に、隣の車両に移ってもらうかを決めるべきだ。
[「誰を処刑するか」と言いかけて、少し言葉を変えた。結局のところは同じ結果になるのだろうと思いつつ、同意を求めるようにバクに視線をやる]
ばらばらに投票することは得策ではない。鬼の組織票にやられる可能性がある。
[そこまで語り終えたときには、ふだん黒板に書かれているのと何ら変わりないように見える丁寧な板書ができあがっていた。異なるのは、その内容がとても教科科目には思えぬほど物騒なしろものだということだけで。]
[六花との話を終え、暫く後。
おもむろに口を開く。]
…そうそう。
さっきの変な声が言ってた、力がどうとか…って話。
あれが全部本当と仮定して話すけれど。
今うかつに名乗るのは危険な気がするの。
その…二宮さんみたいになるかもしれないと思うと、怖いから。
疑われて隣の車両に行くよう言われない限りは、少しの間黙っている方がいいのかしらと思ったの。
[倒れた二宮の方は、もう見ない。]
勿論、ただ黙っているだけじゃ危ないから…紙とペンで何かしらの痕跡を残せたらと。
少なくとも見分ける目、だとかあとひとつ何かしら調べる方法を持っているなら、ね。
反対意見があるなら、教えてね。
[主に、同僚の須藤と生徒達に向けた言葉。
近藤には、未だどう接するべきか考えている様子だった。**]
[鬼火の言う通りなら、もしかしたら小鳥遊の中に鬼が潜んでいるのかもしれない。
だが、目線を合わせながら柔らかく返答してくれる声に今は少し癒された]
うん、信じたくないけど、でもあの火、怖いのね。
ここも変なのね。
[いきなりこの場所に居たという状況、先ほど寺崎が窓を殴ってもビクともしなかった]
隣の車両にバイバイする人、考えるのね。
[車両を移ってもらうということに賛同するように頷いた]
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