情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
>>13メイ
[息を呑むようなメイの後姿。
その先にあるものは―――]
だめだ!メイ!それを使っては……!!
[しかし既にそれらはメイの手にあり、そして……湯が沸いた]
―地球暦4885年―
[あの小さな村で起こった悲劇から数千年。
人類は幾度も滅亡の危機にさらされ、世界人口は最盛期の約1/120となっていた。
国家は崩壊し、人々は小さな集落を作って身を寄せ合うように自給自足の生活を送っていた]
明日は嵐になりそうだな。
[ヒューバートは西の空を見上げて独り呟く。
早く家畜小屋に対策を施さなければ。
かつての繁栄が失われた今では小さな損失でも命取りになる。]
裏の畑はどうするか……。
[牧場の裏手にある畑ではじゃが芋などが植えられている。
芋類は地中にある。多少の雨風なら問題ないだろう]
一応見ておこう。
[ヒューバートは仲間達に声を掛けてから裏の畑へと向かった。]
[数日後に収穫予定だった豆類はもう摘んでしまったほうがいいかもしれない。
成熟具合を確認しながらヒューバートは歩く。
農機具をしまってある小屋の影に、男の姿が見えた]
誰だ?
[この集落のものではない。それは身につけている服で分かる。
集落の間の交流がめっきり減ってしまった今ではそれぞれが独自の文化を持ち、それは服装に良く現れていた]
…!おまえは……!
[振り向く男の顔。見覚えはない。ないはずなのに。
目を見た瞬間にわかってしまった。
彼はかつて…そう、数千年前、小さな村で起こった凄惨な事件の“犯人のひとり"]
[前世の記憶とでもいうのか。
互いに驚いた顔で見詰め合う。
嵐は近い]
>>34
『……、会いたかったよ。
―――義父さん』
[私はこの男に…故郷を、娘を、すべてを奪われたのだ。]
黒豆から手を離せ!
おまえは……おまえは、この期に及んで黒豆まで奪うというのか!
その黒豆は私たちが我が子のように大切に育てた大切な黒豆だ!
[怒りに任せてハーヴェイに飛び掛った。
畑の中で2人の男がもみ合う。
その時、ハーヴェイのポケットから何かが落ちる]
これは……S武球場のチケット?
>>-221
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了