人狼物語 執事国


92 弱みの村 〜ランダムお題〜

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小姐 パオリン

[『もっと美味い店』>>7など聞けば
芽を出すのは対抗心と、――もうひとつ。

腰に両手で仁王立ちする小姐が、徐ろに
バク少年に向かってべーっと舌を出した。]


 …夕方頃にお届けしまーすって
 おばさんに伝えといて、バク坊。

[お供え菓子の注文>>6に改めて*返事した*。]

―― かわいらしいお店→裏山へ ――

(10) 2012/ 7/11(水) 13時00分位

小姐 パオリン

―― 裏山にて ――

[平たいザルには、山盛りのよもぎ。
摘んだ指先はみどりいろに染まる。]

 よし このくらいでいっか。

[バクに頼まれたお供え菓子に使う材料。
星祭りの季節だから、村の食材を使う。]

 …新しくできた洋菓子屋なんかに、
 負けないんだから。

[木々の間を流れる小川が注ぎこむ
澄んだ池の畔で、小姐はよもぎを洗う。]

(12) 2012/ 7/11(水) 23時10分位

小姐 パオリン

[ザルを振りながら清水から引き上げる。

ばしゃん、きらきら。
跳ねる、跳ねる、大小の水飛沫、光の粒。]

 お星さまみたい。

[小姐は、眦の切れ上がった双眸を細め呟く。]

(13) 2012/ 7/11(水) 23時10分位

小姐 パオリン

[星祭りに贈り合う菓子は「星の形」と決まっているが、
きらめく星のかたちは実際のところわからないもので。

小姐は、この村に暮らした10年のあいだ、
ずっと模索していたそのかたちの輪郭を
いまなんとなく掴めた――――気がした。]


 ……

[ザルを置いて、水面を覗きこむ。映る自分の顔。]

[いちどにっこりとくちびるの端を持ち上げた直後、
先刻にバクへ向けた仕草で、べーっと舌を出した。]

(14) 2012/ 7/11(水) 23時10分位

小姐 パオリン




[――映る、健康的な赤い舌。]


[中央の溝からぱくりと割れて]
[ぬめりと見開くおおきな単眼]

              .

(15) 2012/ 7/11(水) 23時10分位

小姐 パオリン

["占い"の眼でみたバク少年は、流れ星を見た
ネギヤ氏を「どうにかした」者ではなくて。]


 だったら… 
 帰りたくないのは、誰だろう?

[小姐は、あの夜散った星のかけらを
受け取った人々を順に*思い浮かべた*]

(16) 2012/ 7/11(水) 23時10分位

小姐 パオリン

[夕方にはバク少年宅にお供え菓子が届く。

日持ちするように蒸し上げた、蓬まんじゅう。
たっぷり使った村の食材は、
裏山のよもぎと昨年の秋に採れた自然薯の粉末。

それから、村特産の満天スイカの種をトッピング。
…星型をしたその種は、未成熟でやわらかい黄色。


淡くかがやく星をのせたまんじゅうは、

素朴な白肌に、あおい薫りの*コントラスト*。]

(19) 2012/ 7/12(木) 00時10分位

小姐 パオリン

―― たそがれどきの帰り道 ――

[お供え菓子を届けたかえりみち。
小姐は、畳んだ風呂敷を手に田舎道を歩く。

蓬餡のまんじゅう包みには、ひとつだけバクの
会心の変顔>>21を模したものを入れておいた。

かがやきは、日常に散りばめられた星のかたち。
星祭りに因んで、少年の息災を意地悪くねがう。]


 ふん、ふふ〜ん。

[薄暮に溶ける鼻歌は、どこか物寂しく響いて。]

(39) 2012/ 7/12(木) 12時20分位

小姐 パオリン

[小姐は、歩きながら裏山を見遣る。]

[裏山が何の「裏」かは、ふだん語られないが
村での暮らしが長い者なら誰でも知っている。

――旧家である餅肌屋敷の「裏」だ。

当主のネギヤはいなくなったままで、
見つかったという話はやはりなかった。]

(40) 2012/ 7/12(木) 12時20分位

小姐 パオリン

[順繰りの連想。

彼が見たという流れ星の軌跡へ思いを馳せて…
小姐は、夕焼けの薄れゆく村の空を見上げる。]

 
 きっと もう 帰れる場所なんてないのに。
 どうして、こんなに… 

 …――――――――

[折に、滑る視線が通り過ぎゆく裏山の中腹には
立入禁止のほこらがあるが――雇い主たる男が
草むらに足を踏み入れているなど知る由も*なく*]

(41) 2012/ 7/12(木) 12時20分位

小姐 パオリン

―― たそがれどきのかえりみち ――

[すこし時間は遡る。帰る道行きの途中。
広いスイカ畑の向こう側を歩む人影を見た。

小姐は、眦の切れ上がった双眸を細め
やや距離を置いて歩く2つの其れに目を凝らす。]

 … ライデンくんと、ミナツ坊…かな ?

[年下のふたりは、此方に気づく様子もなく――
怪訝そうにしながら、小姐は声をかけようとする。]


 おーい、どこ行く…――――

(54) 2012/ 7/12(木) 22時30分位

小姐 パオリン

[終わりまで声を上げきらないままに、びくり]
[途切れる]



      「 あっちへ行こう 」

(55) 2012/ 7/12(木) 22時30分位

小姐 パオリン


[耳の奥に、聞こえた。]


      「 あっちへ行こう 」

 … ? ! !

[やはり、耳の奥へと。]

(56) 2012/ 7/12(木) 22時30分位

小姐 パオリン

[ぞくり、と小姐の背筋が凍った。]

[――――「あっちへ行こう」。
なんのことだかなんの声だかわからないというのに。



「こちらにおいで」ではないことが無性に怖かった。]

(57) 2012/ 7/12(木) 22時30分位

小姐 パオリン

[やはり小姐に気づくことなく歩いていくふたつの影。]

[スイカ畑の中に立つ古い電柱に、ツタが巻いている。

上まで伸びて電線にまで絡んで覆う鬱蒼とした姿は、
両腕をおおきく広げて立ちはだかる怪物にも見える。]


  「 あっちへ行こう 」

[引っ張る力さえ秘めるその声を、]


          ―――― 行かないっ

[振り払うように叫ぶと、小姐は身を翻し走りだした。]

(58) 2012/ 7/12(木) 22時30分位

小姐 パオリン


 あっちに行こう。
 あっちって、どこ。

 いやだよ、行かない。あたしは帰るの。

[星のかけらが秘める思いと自らの其れが入り混じる。]

 帰るんだ、…ッ

[闇雲に走った。
くずれるふるさとから逃れてきた、流れ星のように。]

(62) 2012/ 7/12(木) 22時40分位

小姐 パオリン

 はあ、はあ、はあ…


[やがて走り疲れて、わらう両膝を掴み
肩で息をする頃には――――裏山のなか。

とうに蝉はなきやんで、まばらにりりと鈴虫がなく。]

 ここ、どこだろ。
 あれは…

 オーナーと。ニキ坊…… ?

[祠へのほうに分け入る背中を見かけて、
がくがくする足を ゆるり そちらへ運んだ*]

(64) 2012/ 7/12(木) 22時50分位

小姐 パオリン

 立入禁止… だっけ、ここ。

[さくりと草を踏んで、祠前のふたりのもとへ。]

 ライデンくんとミナツ坊も、
 いなくなっちゃった…


 ここが、忘れられてたから…なの ?

[寂れてもなお清浄な空気を壊さぬように、
声は自然と辺りをはばかる態にささやいた。]

(72) 2012/ 7/12(木) 23時20分位

小姐 パオリン


 答え…

[>>69ニキの言葉を繰り返しながら、手を延ばす。

語られる縁起は、物語めくけれど
どこか御伽話と笑い飛ばせない響き。

小姐は黙ってニキの話に耳を傾ける。]

 …… そっか。

[掃除道具など持ってはいないけれど――
祠にかかった蜘蛛の巣をそろりと払う。]

(78) 2012/ 7/12(木) 23時40分位

小姐 パオリン

 …探してたんです。
 ネギヤさんをどうにかしたひとを。

[ンガムラに問われて>>80、小姐は困ったように笑む。]

 結局、バク坊じゃないって
 ことくらいしかわかりませんでしたけど。

[彼の手から軍手を受け取ると、
苔といっしょに扉へこびりついた札を剥がした。] 

(85) 2012/ 7/12(木) 23時50分位

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生存者 (4)

小姐 パオリン
46回 残10540pt
化粧師 ンガムラ
51回 残10434pt
学生 ニキ
33回 残11148pt
迷い子 バク
17回 残11559pt

犠牲者 (2)

餅肌 ネギヤ(1d)
0回 残12000pt
美術部 小鳥川 ミナツ(2d)
49回 残10587pt

処刑者 (1)

美大生 ライデン(2d)
33回 残10995pt

突然死者 (0)

参観者 (0)

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