エピローグ / 55 極夜の村 - 人狼物語執事国

55 極夜の村

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使者アルマウェル

［レイヨに引き寄せられ、その手当てを受けながら。囁かれて、一度目を閉じ］

……私は。
それを、見付けられる……の、だろうかな。
……、

［喘鳴混じりに呟き、緩く手を握り締める。レイヨが語るのを聞き、そして開いた瞳には――トゥーリッキによって突き込まれる杖の先が映り］

！　――

［それを認識するが早いが、視界が揺れた。手にしていたナイフが転がり落ち、からからと立てた音が、崩壊の音に呑み込まれる。
　放られたのだと判断するよりも早く。
　揺れるコート。飛び散る血の雫。流れる火の矢。舞い踊る紅いオーロラ。視界は一瞬、赤く染まり――］

(0) 2009/12/31(木) 00:25:04[レイヨの小屋]

使者アルマウェルが接続メモを更新しました。(12/31 00:25)

使者アルマウェル

［次に認識したのは、傷から生じる熱を奪う冷たさ。崩れ落ちた小屋の外、雪の上に投げ出された男は、仰向けたまま――動く事は、なく］

……、与われしは。……

［だが確かに生きて、其処にいた。炎の音と人々のざわめき。生き残った者がどうなるのかは知れずとも］

……

［僅かにも動く気配のない左腕の代わりに、右腕を動かそうとしたが、血が失われているせいだろう、小さく震えるばかりで。背の下の雪を感じながら。ただ、ぼんやりと、薄らぐオーロラを*見上げていた*］

(5) 2009/12/31(木) 02:03:06[雪の上]

使者アルマウェルは、供儀ドロテアに予備の眼鏡を差し出した。

2009/12/31(木) 02:07:36

使者アルマウェルは、求道者レイヨに眼鏡拭きを差し出した。　お疲れ様でした。

2009/12/31(木) 02:33:57

使者アルマウェルは、柴漬けを置いていった**

2009/12/31(木) 02:51:31

使者アルマウェルは、［簡易レーダー］をコートのポケットから取り出した。

2010/01/01(金) 04:36:47

使者アルマウェル

［いつかどこかで囁かれる、赤い衣の旅人の噂。
　赤いコートを着たその旅人は、あちこちの国に、街や村に訪れては、様々な話を語るのだと言う。旅人の話はいずれもいつかどこかで「あった」話。とても詳細に、数は数え切れない程に多く］

――忘れても構わない話だ。

［どれもそう始められる。
　旅人は眼鏡の下の瞳に常に憂いを湛えていると言う。そして、左肩に大きな傷跡を持っているらしい、と］

**

(11) 2010/01/02(土) 23:33:50

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