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―村付近―
確か、こっちだよね。
13年ぶりだっけ……。
誰か案内してくれる人でも、いないかな。
[周りを見回しながら、村への道を歩いています。]
はあ……
どうやら今日はこの辺で野宿だね。
[ちゃちゃっと鍋にお湯を沸かします。
荷物の中からカップラーメンを取り出し、
お湯を入れて待つこと3分。]
明日は村につけるかな。
[ずるずる、と音を立てて麺をすすっています**]
―村付近、森の中―
……こっちの方かな。
地図くらい持ってくればよかったね。
[荷物を片付け、また村に向かって歩いています。]
あーあ、昔住んでたんだし、道くらいすぐわかると思ったのに。
[昔、まだ村にいた頃の記憶を思い出しています。]
ああ、そっか。
村から外に出たこと、ほとんどなかったから。
大きな煉瓦のお家が目印……って。
どこまで行っても同じ景色に見える。
本格的に迷ったかも。
窯神様が導いてくれないかな。
[ちょっと疲れが出てきたようです。
元気に歌を口ずさみながら、歩いて行きます。]
[懐から携帯を取り出して操作しています。]
だめ。電波届かないや。
考え甘かったなあ。
[懐から手紙を取り出して、じっと見つめます。]
同窓会のお知らせ……じゃないよね。
学校、お友達いなかったし。先生、元気かな。
[しばらく歩き通しです。だんだん涙目になってきました。]
もう道、全然わかんないし。
このまま村に辿りつけずに野垂れ死ぬ、とか嫌だよ。
この森、熊とか虎とか出てこないよね?
[嫌な予感と同時に、草むらからがさりと音がしました。]
……ぴっ?
[足を止めて、怯えた目で草むらの音のした方を*見つめています*]
[草むらの中から出てきた獣に襲われて、一日動けなくなっていました。
やっとのことで仕留めた獣を、鍋でコトコトと煮込んでいます。]
……こんなに危険な場所だったかな。
どこか間違えてる気がしてきた。
あら、美味しい。
[獣の肉を食すと、また村に向かって歩きはじめます。]
[歩いていくと、やがて村らしき建物の影が見えます。]
……あそこかな?
やっとついたみたい……懐かしい、臭い。
と言っても、誰もいないみたい。
[村の中を散策しています。人の気配は見当たりません。]
誰かー、いませんかー
[呼びかけるように声を出しながら、村の中を彷徨っていました。
どうやら誰の姿も見つからないようです。
やがて諦めたように、昔住んでいた家へと向かいます。]
……すっかり風化してる。
13年だもの。無理ないね。
[家の中へ入っていくと、中を見回します。
寂れた家を感慨深げに眺めまわしています。]
[家に荷物を置くと、居間に横になります。]
……廃村の中に独りぼっち。
なかなかできる体験じゃないね。
せっかくだから満喫しよう。
[荷物の中から日記帳を取り出して、開きます。
しばらく白紙のページを前に、考えています。]
[日記を前にしばらく考え事をしています。
不意に何かを思い出したように顔を上げました。]
窯神様……
外の世界では、全然知られてなかったけど。
この村特有のものなのかな?
[首を捻ります。]
後で村の中を見て回ってみよっと。誰かの亡霊に出会ったりしてね。
― 村の中 ―
[しばらくお休みした後、村中の家を見て回ります。]
結構寂れてるね。
長く住んでたわけじゃないけど
……故郷がこんな風だと、ちょっと寂しいかな。
あれ?
[やがて一軒の煉瓦造りの家を見つけました。
その建物に惹かれるように入って行きます。]
特に鍵もかかってないみたい。
おじゃましまーす。
[どうせ誰もいない建物。ささやくような声を出して中へ入ります。
建物の奥、大広間に辿り着きました。そこの黒板には、人の名前が書いてあります。
隣には装飾された扉が見えました。]
何かしら。この先に何か宝物でも隠されてたり……なんて、ないよね。
開いてる……?
[そっと扉に触れると、どうやら鍵はかかっていないようです。
思い切って中へと足を運びます。]
……階段
地下行き、なのかな。
[どうやら先は暗がりのようです。ランプを持っていない今の自分にできることはないようです。]
灯り、灯り。どこかに蝋燭でもないのかな?
[大広間の中を探します。戸棚の中、机の上などを物色しながら]
……これじゃ、泥棒と変わらないのかも。
[自分の姿を客観視して、少し落ち込みました。
やがて引き出しから蝋燭を見つけます。ライターで蝋燭に火を点すと、階段をゆっくり慎重に下りて行きます。]
[灯りを頼りに地下を歩いて行くと、学生らしき少女の後ろ姿がぼんやりと見えます。]
……わ、人だ。
小鬼じゃないよね?
[足を止めて、しばらく観察しています。
やがて意を決したように、アンの傍へと歩み寄ります。]
[灯りを手に、部屋の中を良く見ます。
アンの立つ前に大きな窯が見えるでしょうか。]
何かしら、大きな装置……。
ねえ、あなた、ここで何してるの?
[アンの背中に声をかけてみます。]
え、なあに?
[彼女の言葉が耳に届きます。]
ヒトを……捧げよって
それって、どういう意味……
[首を捻り、見知らぬ少女に問いかけます。返事は返ってこないでしょうか。]
ねえ、あなた……大じょ
[アンの背中を叩こうとすると、近くに灯りが見えた気がします。
思わず手を止めて]
……誰か、いるの?
[灯りの方を見やり、おそるおそる声を絞り出します。]
へえ、かなり旧いものみたい。凄いのね。
[祭壇の前に置かれた大窯に、そっと手を伸ばします。
手を触れたら、ばちっと電気が走ったような感触が身を襲います。
慌てて手を引き、そこから飛び退りました。]
あいたた……何?
[灯りを手にしたまま、痛む手を押さえつつ、目を白黒させて大窯を見つめます。]
……え、わ!
[目の前で女性と少女が床へと落ちて行きます。
慌てて近くへと駆け寄ります。]
だ、大丈夫ですか?しっかりしてください。
どなたかお医者様はいらっしゃいませんかー?
[叫び声を上げます。]
窯神様の祝福の儀式……か。
どんなのか興味あるね。
あたしがまだ小さかったからか、
パパもママも、何も教えてくれなかったけど。
村の中では常識だったのかな。
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