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3月6日
ここは本当に6年前らしい。
新聞も、本も、なにもかもきっかり6年前。
これから村に行ってみようかな、もしかしたら会えるかもしれない<<新米記者 ソフィー>>に。
…会ってどうするのかな。
[独りごちて、小さく息を吐くと立ち上がる]
[広げたアルバムを閉じると小脇に抱えて、カウンターへ向かう。カウンター脇の図書カードが納められた場所からは、既に3年生のカードが消えていた。今は、懐かしい後輩たちの名前が並ぶ]
私たちは卒業しちゃったのかな。
図書カードどこにしまったっけ。
[卒業式の日に先生から渡されたはずなのだが、記憶にない]
結構がんばって読んでたんだけどなぁ。
どうがんばっても、1番にはなれないのよね。
[返却されたらしい本の中に懐かしい本を発見する。裏表紙を捲るとそこに書かれた名前に、僅かに笑みを浮かべた]
[暖かなまどろみを経て、ぼんやりと目を開ける。
飛び込むのは見慣れたベッドの天蓋で、ああ全部夢なのねと呟き。]
…ぁ……。
[しかし、つと横を向けば、天蓋のレースの先に透けてるのはどう見ても自分の部屋ではない。
のろのろと起き上がると、ベッドから這い出し天蓋の外でセバスチャンが届けてくれた新しいトランクを開ける。そこには、いわゆる普通の服があれこれと詰まっていた。]
これでいいかしら…。
[マーメイドラインのシンプルなピンクのワンピースを取り出して、アコーディオンカーテンがしっかりと閉じられていることを確認して、天蓋の陰で着替えを済ます。
化粧ポーチとハンドタオルを持つと、一階の食堂にあるお手洗いに向かった。]
/*
GJランダ神。
ここで自分の名前を持ってくるあたり凄い上手いよ!
ありがちだけど!
先生だったらただのネタ(笑。
日記に[[ふー]]を入れるたびにどきどきしてますCO。
▼うちの中高の図書館の仕組み。
・カウンター脇に個人の図書カード
・裏表紙の裏?に貸し出しカード
↓
・図書カードに本のタイトルと番号を書く
・貸し出しカードに名前を書く
・司書さんに預けると、そのカードを保管
・裏表紙の裏の紙に返却期限のスタンプ
↓
貸し出し
学年末の日に個人カードが担任から手渡される。
(多い人は何枚も。少ない人はまっさら。
[何となく、この場でもいつも通りの日常をと思い、洗顔を済ますと軽くメイクを施してみる。しかしお手洗いの薄暗い鏡に映るその顔は、いつにも増して冴えることなく。]
……。
これから何をすればいいのかしら…。
[そこにいてもどうにもならないので、とりあえず食堂の外へと出てみる。ほんの一日前に重箱のお弁当を食べた梅の木があって、不意に空腹を思い出し、くぅとお腹が鳴った。
お腹は空いているものの、取り出した携帯は圏外になっていてセバスチャンは呼び出せない。]
…どうすればいいのかしら…。
[梅の木に凭れ掛かるようにして座り込み、一人では何も出来ない自分を*痛感している。*]
[ページを捲ってしまった本を読み始めてしまって、ふと気がつけば昇った日が窓から差し込んでいる]
…いい加減に着替えないと。
[立ち上がるとアルバムだけ手にとって、足早に合宿所へ向かう。一階を通り過ぎた時に水音が聞こえた。みんなもう起きてしまったのだろうか。扉を開けて、雑魚寝状態のクラスメートに目をまたたいて]
良い大人なのになぁ。
[人のことは言えないかと呟いて、音をたてないように気をつけながら鞄の中から着替えを取り出した]
[服と洗面用具を抱えて、そっと部屋を抜け出した。
部室連に備え付けられたシャワールームへと向かおうとして、
窓の外に人影があることに気がつくと、大きく手を振った]
シャーロットー?おっはよー!
[聞こえたかどうかは定かではない。
とりあえず、満足してシャワーを浴びに*部室連へ*]
/*
あ、連じゃなくて棟か。ごめ。
学校にそんな立派なもんなかったなぁ…。
演劇部しか専用部室はない。あとは囲碁部=物理室、みたいな。
[目覚めると、合宿所の壁が視界を埋めていた]
あー……。
[唸るような声を出し、一度、眉間にシワを寄せて強く目をつぶる。
光りから逃げるように枕に俯せて]
食料難の人狼が、過去に。
そこで喰らっているうちに、伝承が生まれる。
人々は駆逐のノウハウを得てしまい、やがて過去で人狼は処刑される……ダメだ。
そもそも、過去で喰ったら未来が変わって、下手すると人狼が絶滅しかねない。
[簡単な問題にぶちあたって、むくりと起き上がり髪をかきあげる]
こういうの、何て言うんだっけ。なんとかのパラドックス?
SFはさっぱりだからなぁ……。
[無造作に置かれたままのタイムカプセルを見ると、何故か急速に昨晩のことが夢のように思われて]
僕はいつの間に寝てたんだ?
[そもそも記憶は曖昧だ。着の身着のまま寝ること自体は日常茶飯事で、疑問ではないらしい]
[リュックから取り出した着替えを手に、*シャワー室へ*]
/*
寝起きの寝床で打ってたら、一発言に30分もかかり、その間にソフィーさんが同じとこに行っていた件。
追い掛けて覗こうとしたわけじゃないですよ?
上着しくじった。超暑い…。
平日なのに人多いなぁ。映画、席空いてるか不安。
*/
[昨夜は適当な教室に入って寝ていたのか、視聴覚室から欠伸を零して出てきて]
ふあぁ……んだ、隣保健室だったんじゃん。
こっちで寝ときゃよかった、ベッドあるし。
[体を捻って伸びをしながら保健室の扉を開け、顔を洗い身支度を整えると2階へと足を進め三年生の教室から覗く紙の装飾品に目を見張って駆け寄り]
……お?…おお!?
これって…俺らの卒業の時の、だよな?
昨日あんなのなかったし…この絵はメイのだから間違いねぇ!
うわぁ…なつかし〜…ここは本当に6年前なんだ…
[折り紙や飾り紙で卒業生を祝う為に飾られた教室内、黒板には「卒業おめでとう」の文字とクラス16人で書いた寄せ書きのような落書きが一面に書き出されていて]
…あ!そうだ!
職員室、再婚退職したオードリー先生の机あるかな?
1年の教室行ったら卒業ん時にトビーに返した漫画も机に入ってるかも…
それからそれから、…同好会室!!まだあるかも!
[懐かしい光景に興奮したのか頬を紅潮させて目を輝かせ、思いつく思い出を羅列させながら部室棟へと*駆けていった*]
[濡れた髪を拭きながらシャワー室から出ると、隣の男子用のシャワーが使われてる音がかすかに聞こえてた。変な体勢で寝たせいか、妙に疲れた体を軽く伸ばす]
そういえば、お腹空いた…。
[校舎が6年前のものだとすれば、そこに食べ物があるのは期待できないだろう。昨日ラッセルが買ってきたパンが残っているかもしれないと思うが、好奇心の方が先立って]
これはやっぱり雑貨屋よね。
レベッカさん、いるのかなー?
[いくら春休みといえども人気がなさ過ぎる気はしたが、
6年前のレベッカに会えるのを僅かに期待しながら雑貨屋に向かった]
[部室連を勝手に借りてシャワーを済ませて。
きょときょとと辺りを見回しながら]
……校長先生の銅像の落書き、無かったなぁ。
消えないように彫刻刀で彫ったのに。
本当に6年前なんだ。
[うーん、と唸りつつ。お腹が空腹を訴えるのに首を傾げて]
……どうしよう。
食べ物なんかもってきてないのにー。
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