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[近藤の身体に触れようとした際、袖を引っ張られ、ん?と振り返り相手の顔を見る。
そこには、不安げな表情でこちらを見上げる村瀬の姿があった。]
…三枝さんも、近藤先生をここに寝かせたままにしておきたくないと思うんだ。
だから、隣に移さなきゃ。
[と、そこまで話してから、村瀬の頭にぽんと手を軽く置いて]
大丈夫だよ。さっきみたいに一人で別の車両に行く訳じゃないから。
須藤先生も居るしね。
[すぐに戻るから、と告げて彼女から手を離した*]
/*
縁故が2個余ってるんだけど、シンヤが発言してから、偏執ルール使ってシンヤに対して二つの感情にしちゃおうかなとか
しばらくレベル上がる気がしないんですけどね!
そうじゃなぁ。
2人を比べると色々と違いはあるんじゃが。
わしも長澤が真予想としておこうかのう。
ケンは弓槻に縁故があるから、ややそちら側へ加担するかもしれんがw
小鳥遊が守護だとしたら、初日に全役職が潜伏したまま何処を守る気で居たのか謎いのう。
偽だと分かったからなのか、真だと分かって阻止したがったのかというところかのう?
真視点の行動として矛盾はせんのだよなぁ、長澤は。
―回想―
[弓槻が、斃れた近藤に投げかけた言葉は非常に淡々としていて、普段の彼とは別人のように思えた。
何かが崩れてしまったのだと、言葉に尽くせぬ様な悲痛な面持ちで友を見ていた。
やがて、弓槻も櫻木の元へ行き――「鬼じゃない」と口にする。]
…二人とも、櫻木さんは鬼じゃないって結果なのか。
[ふっと目を閉じ、火の玉の言葉を思い出す。
同じ力を持つ人が二人いるとは言われていない。――つまり、どちらかは嘘をついている。
友を信じたい半面、疑心の目を向けなければいけないという事態に、胸が詰まった。]
[近藤を別の車両に移し終え、やや暫く座席に体重を預け、何も見えない窓の外を眺めていた。
体温が失われた肌の冷たさが、掌に感触として残ったままだ。
俯き気味に周囲の会話を聞いていたが、弓槻が櫻木を見た理由等を話している時、それに対して質問を]
…なあ、シンヤ。
長澤君の事、手強そうだって言ったけど、どういう所でそう感じた?
[どちらか、と問われれば、それは心証の面で弓槻を信じたい。
共に帰ることが出来たらとは思うのだが、比べなければいけないのは辛いことだった。今の自分は、どんな表情で弓槻を見ているのだろう――]
[少しだけ気持ちを切り替えて、村瀬の言葉にも耳を向ける。]
そうか…。
村瀬さんが持つのがどんな力なのかはよく分からないし、力の存在を信じることはできそうにないんだけど、
火の玉が言ってた3つの力ってやつの一つ、なのかな。
他に名乗る人が居ないし、村瀬さんが鬼では無いっていうのははっきりしたことになるのかな。
だとしたら、良かった。
[車内で自由に振舞う様子の村瀬を見て、どこか安堵した様な気持になった。考えてほしいと言われた事について、自分なりの答えを紡いでゆく。]
そうだな…近藤先生は、鬼の力で…。
そう考えるとしたら、どうして狙われたのかは、他に言ってる人もいるけど、指揮を執る動きを良くないと鬼に思われたからかな、って思う。
近藤先生の行動は、きっと誰の目にも止まったはずだし。
…先生は、塾でも人気があってさ。いつも生徒に囲まれてたんだ。
真面目で生徒思いのいい先生、だった。
[話していると語尾が過去形になっていることに気付いて、ふと三枝の様子を思い出してしまい、少しの間だけ言葉を紡げなかった。
呼吸を整えてから、もう一つの問題に対して話していく。]
……見る人を別々にするかどうかだけど、同じ人を見てもらう方が考えやすいような気がするんだよな…。
どちらかは嘘をついて名乗ってるというなら、鬼に対して、この人は大丈夫だという結果をだされたら?
鬼じゃない人に対して、この人が鬼だよって言われたとしたら?
…そういう風に想像してみた時に、見てもらった2人を同時に考えなければいけないのは、大変じゃないかなって思って。
村瀬さんの案でも色々分かる事はありそうなんだけど、正しく判断できるかは自信がないな。
これって、シンヤと長澤君がどうしたいのか聞いてもいいのかな?
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