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[ビル街だった所を、さまよう様にずるずると歩いている。
知らない人が、にいさまの事を褒めてくれた。>>73]
そうだよ、にいさまは素敵な人だもの。
早く会いたいな。でもあの人も親切そうな人だったな、顔ほど怖くなさそうだし…
ピンピンしているから、新鮮で美味しい。きっと。
[この街には、生きている人が他にもいそうだし探検しようかな、家に帰りたい、少し眠い、など色々な希望欲望が頭の中でぐるぐるしながら、さらに歩き続ける。]
おうち、とり、眠い。
お家まで鳥が運んでくれたら、すぐ眠れるのに。
[色々な希望欲望が合算した結果、都合のよい妄想が完成した。そんな都合のいい事は起こり得ないので、まだ歩き続けている。]
んあ、建物が崩れたのかな。
[遠くない場所で、瓦礫が崩れ落ちる音がした。混濁していた思考に刺激が与えらる。]
いってみようかな?
ー建物の中ー
うわー、すごいね。
[建物の中は瓦礫の山が出来ていた。土埃がもうもうとしていて、状況が分からない。
人がいるのかいないのかも、少しわかりにくい。]
誰か、死んでませんかー、死んでいたら返事してみてー。
[根本的におかしい呼びかけをしてみる。]
わっ、生きていた!
死んでいたらって返事してって言ったのに…、でも無事で良かったですね。
[びっくりしたが、気を取り直して…]
僕はベルンハード、お家に帰る途中なんだけど、場所が分からなくて…。
おじさんは、ここで何しているの?
何、持っているの?
[左手にある瓶に興味を示したようだ。]
家が近いか遠いか、どっちなんだろう?
白くて大きくて綺麗な家なんだ、こことは大違いだよ。
[瓶について説明され…]
酒?それ、僕知らない。
麻薬は食べないけど、あれは良くないって、にいさまが言っていた。
[食べ物、飲み物ではないと思い、興味は失われたようだ。]
うーん。過去の遺物?
おじさんは、過去が大事なの?
[ぼーとした表情で問いかける。]
ふーん、そうなんだ。
過去が美味しいって初めて知ったよ。
僕にも美味しい過去があるのかな?
[思い出すのは、血塗れになった自分の毛並を愛おしそうに撫でる、にいさまの顔]
人殺し?あるよ。
あるけど、不必要には殺さない。だって、お腹が空いた時しか殺さないもの。
[あっさりと、しかも不必要に殺さない自分って偉いでしょう、という雰囲気も漂わせて答える。]
うーん、覚えていないよ。
でも、無意味に殺したりはしない。他の人は知らないけど。
おじさんの大切な人は、殺されたの?
殺した人が見つかったら、おじさんはどうするの?
[外が騒がしいが、今は目の前の人間に興味を示している。]
おじさん、強そうに見えないけど。
え、なに?
[強そうに見えないおじさんが、身を低くしたかと思うと、ナイフを投げてきた。
この人、お腹空いてなさそうなのに…]
いたっ!
[ナイフは、身体を反らせて避けようとしたが、外套がじゃまして、尻餅をついて倒れてしまう。
ナイフは、乾いた音を立てて壁にぶつかった。]
何するんだよう、人殺し?
僕、知らないって言ったのに…。
おじさん、悪い人。
[サバイバルナイフをこちらに向けられ…]
僕、お腹空いてないけど、おじさん悪い人なら殺してもいいよね。
[そう呟き、普段の虚ろな声とは違う咆哮をあげると、身体がミシミシという音とともに変化する。
手が伸び、胸筋が発達し、顔が変化する。口は裂け牙が覗き、目は赤く、体毛がなくなった代わりに皮膚が黒ずんでいる。]
死ねよ、人殺し!
[1mはゆうに超えるだろう右腕を尻餅ついたまま、男に振りかざす。]
[おじさんが間合いを広げて、剣の構えを緩めた。
戦意は消えたかな?この格好はお腹が空くから、あまり好きじゃない。床を壊した腕を胸元に置き、いつもの身体に戻す。]
復讐…、にいさまを誰かが殺したら、そういう気持ちになるかも。
でも、僕はおじさんの大事な人を殺していない、と思うよ。
だって、その人のそばには、きっとおじさんもいたと思うしね。大事な人を一人にしたりしないよね。
[ゆっくり立ち上がって、外套についた埃を手で払い落とす。]
一人だったんだ、おじさんが悪いよ。
大事な人は一緒にいないと…
[続いた質問には、しばし沈黙する。
にいさまは僕を宝物と言い、そのくせ一人にする。大切な人はずっとそばにいるはずなのに…]
分からない…、難しい事は分からないよ。もっとも、にいさまは僕が殺される事を想像していないと思うけど。
それより、僕、機嫌が悪い。僕に刃物を向けるのやめてくれない?
[むくれた表情で、相手に言う。]
[土埃に消えたおじさんを見て、機嫌はますます悪くなる。]
なんなのさ。あの人嫌いだ、人殺しだし。
慰めてもらうって、美味しいの?
あの人は味のないものばかり言うから、嫌いだ。次に会った時、お腹が空いていたら、生きたまま食べてやる!
[普段はやらない、残忍な捕食を思い浮かべ、それでも機嫌が戻らないまま外に出た。**]
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