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[ぐらぐらしているピラミッド――なんとなく、既に一本柱の様相じゃないだろうか――に、そっと手を添えつつ]
ん。みんなお帰り。買い出しご苦労さまでした。
サーディありがとう、これこれ。
[「刺激100%!スッキリすっぱい恋するレモン」を受け取り微笑んだ。
ちなみにこの商品、皮をむいたレモンを蜂蜜に漬けた後、乾燥させて絞り豆の陽にした商品である。故に恋するように甘酸っぱいが売り文句だが、やっぱり酸っぱい一品だ。
ちなみに、つまんでも手が汚れないのが一番の売りだと思っている]
マティアスそれ……購買の自販機の?
[>>16ちょっとした雪山になっているカップに瞬きして]
でるときはでるのね。砂糖。
[コーヒー入れよう? と、バニラアイスに「刺激100%!スッキリすっぱい恋するレモン」をつぶし入れる作業を中止して、どんぶり探し探し]
おおぅ。
[>>23鞄から机へと移され積み上がる「村長さんちシリーズ」に、視線を合わせるようしゃがみ込んで]
幻の村長さんちシリーズがこんなに。
ありがとうアルマ。
[早速、村長さんちの[1時間前]頃に思いつく海戦を手に取った]
1時間頃前というわりには……ずいぶんと……
[そっとめくった一頁目。
>>27声がかかれば閉じて]
どんぶり、カフェボール、水差し……なにかないかな。
[[サンルーム]とかにあるかなと探したり]
ちょっと私もチャレンジしてみようと思ったらアルマの新作ががが!
くっ さすがすぎる。村長さんさすがすぎる。
/*
ミカ、お休みなさい。
エピ、延長希望の方とかいるのかなあと思いつつ、村建て操作がよくわからないので、怪しいボタンを押していきなり終わったら恐いので、明日様子を見ながらチャレンジしてみるのよ。
/*
>>-129 らう
いんや、全然何にも思い浮かんでいないんだがこれ。やらねば村長さんに屈したような気がするのでなんかうごうごしてみるのですよ。
整頓下手な双子の姉 ドロテアは、しっかり寝ることを提案します。[栞]
/*
>>-132 ある
極意を教わった!
明日目が覚めたら覚醒している気がしてきたよ!
今日は寝ちゃう。お休みなさいー
[ ポーンザインの南部に位置するコルネリカ港は、かつて幾度も戦禍に見舞われた。豊漁な港を求めるため、あるいはポーンザインを経て北を目指すため、ヴァイキングや、海戦王オラヴィの率いる海軍に攻め込まれた。
しかしどの歴史書を紐解いても、この港が攻め落とされたという記録はない。
地図をご覧いただければおわかりの通り、守るに易い地形というにはほど遠く、この海域を死守し続けることができたのには訳があると推察するのは難しくない。
理由のひとつははっきりしている。ポーンザインが、敵船に積まれた攻城兵器をぶち倒す投石機の技術に優れたからである。 これによって漁港の守りを高めた。
もう一つは――]
[ほら、聞こえないだろうか。よく耳を澄ましてみてほしい。私はいま、コルネリカ港にいる。
かつて戦に明け暮れた港も、様々な経緯の後、今は穏やかに栄え、名物[小凶]味ウニ丼や食べれば[6時間前]には未来が開けると言われるしらすかき揚げ丼など海鮮料理目白押しの港町だ。きっとこの漁港に上がらない海の幸は無いに違いない。
ほら、聞こえないだろうか。彼らの声が。
「海鮮を制する者が世界を制する!」
世界の7割は海だという。
海鮮――海戦を制する者が世界の大半を制するという彼らの言葉は偽りではない。
美味い海鮮を食べ士気を高め、海戦に勝利し、また美味い海戦を食べる。コルネリカはこうして勝ち続けたのだろう。
ヴァルター=V=ラーゼン『村長さんちの魚市場でダジャレを連発した』 第<90>話より]
[「戦うよ」
言葉が短くなってしまうのは、震える声を聞かせたくなかったからだ。マッテオは、情けないと思いながらも、伺うようにイレアナの表情を見てしまう。明かりは彼女が持つ蝋燭ひとつ。暗闇の中でも、しかし彼女は自分の表情を見逃さなかったに違いない。
彼女は、まさに父の魔の手に晒されようとしている今でさえ、自分よりも毅然としていて揺るぎがない。刻一刻と迫る時間など無いかのように、じっとマッテオの言葉を待っている。]
[「……ヴィルコラクを」
机の上に置かれた地図。
支流に挟まれたその城を手に入れることが出来れば、ピジェの――父ののど元に食らいつくことが出来る。
父の。
執着王と呼ばれる父。
この世の全て、形のあるなしを問わず、全てを手に入れようとするどん欲な人。]
[一瞬の物思いの間も、イレアナは変わらずマッテオを見ていた。思考の先にあった言葉さえも見透かされたような気がして、一度だけ、ゆるりと頭を振る。
「ヴィルコラクを襲撃する」
振り上げた手を、躊躇わず振り下ろす。
がん、と堅い手応えが決意を揺るがすように懐剣を握った手に返ってくる。
これは父との決別。
これは自分の決断。]
[「私は貴方の半身。どんなときでも貴方と共にある影となります」
ことり、小さな音で蝋燭台が机に置かれる。
イレアナの声が近い。顔を上げる。少しだけ笑みをのせた唇。穏やかな顔。なぜ今、そんな表情を浮かべられるのだろう。
抱きしめればわかるだろうか。手を伸ばす。今生最後の抱擁になるかもしれない。きつく柔らかな体を抱きしめた。
懐剣の鈍色の刃は、地図のヴィルコラクを貫いた。
地図の穴は元には戻らない。私も後戻りはしない、マッテオは決断した。名を捨てる決断を]
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