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[話を聞いてから、と黙り込むカウコへは咎めもせず
緩く瞼で頷いた。自らは黙ることもないけれど――]
…あたしだって寒いから、火の傍にいる。
今の季節の変温動物の冷たさを知らんだろう。
見ろ、きさまが勝手をするから
白髪頭もあんな隅に追いやられてるじゃないか。
[立て続けにヘイノへ剣突くを喰らわせながら、
それでもある程度暖かな場所は確保したままで]
ミカ=ヘンリクは匂いが好かんと言ったら、
わざわざ寄ってこないだけの分別はあるぞ。
[口数少ないマティアスとビャルネの遣り取りに、
蛇遣いはひとつ溜息をつく。軽く眉根も寄せて]
…あたしは、遅れて出てきたわけではないよ。
だが、隣小屋のエートゥが
あたしをすぐには見てないと言ったんだ。
[ヘイノの視線から庇うように、大蛇の頭を
片手で首元へ引き寄せながら蛇遣いは憮然と言う。]
理由は知らん。一発入れてきたし、
文句なら長老さまにも言ったから、もういい。
見据えて――伝えるか?
["それとも、いだくか?"
アルマウェルの独白を掬うのは短いつぶやき。
ヘイノの減らず口の矛先がずれたのを察してか、
蛇遣いはまたぐずと鼻先へちいさな音をたてる。]
…相棒は、あたたかいさ。
[ぽつとレイヨの気遣いへ応える声は幾分柔い。]
あたたかいから、こうして身じろぎもする。
[しろい鱗が、浅くざわりと波打つ膚へ触れた。]
疑いは、晴らすさ…
[低く呟いて、長老を見遣った眼を伏せるビャルネの
面持ちを少しの間、仔細に観察するように眺めた。
場をずれた際に、深く被っていた毛皮もまたずれて
いて――ずらさせた当のヘイノの指摘でかけ直す。
むつりとした面持ちは、守りは不要とばかりに首を
振るドロテアの様子に気づいたか…束の間で落ちた*]
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