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回想・屋上にて
[へにゃりと頬を緩ませ微笑むお嬢さんは
十代の少女のように見えて、
無意識にその表情を娘達の若い頃と重ねていた。
故に「おじさま」と、品の有る呼称で呼ばれ
照れ臭くて少しだけ、頬が赤らんでしまった]
お、おじさま…、かい
ロッカちゃんか。むっつの花。
アンタさんにぴったりな、綺麗な名前だなァ…
[確か、六花とは雪の事だったか。
儚げな彼女は宛ら、粉雪といったところか。
一人納得するよう、うん、うん、と頷いて]
俺ちは蔵作、平野蔵作つうもんだよ
母ちゃんが入院してるんで、
最近はここへ良く来るんだが
いい病院だねェ、此処は
[周囲を見渡す。
海からの柔らかな風に乗って、
鳥が白い空を泳いでいる*]
[経が、聞こえる。
長年慣れ親しみ、唱えてきた経の響き。
娘達にも教えたっけなァ。
――いや、この声は……、
そうだ。
忘れるはずがない。
娘達が、経を唱えている。
何故、そんな風に泣いているんだ?
泣きながら、経を唱えているんだ?]
[蔵作の死を、蔵作の兄から報された娘達は
500キロ離れた地から、半日掛けて
父親である蔵作の元を訪れた。
余りにもあっけなく、若くして父は亡くなった。
其々が彼の所業を恨んでいたり、怒っていたり、
怖れていたりしたけれど。
『もう、顔を見たって怒鳴られないよ』
『最期くらい、ちゃんと顔を見たい』
『何もしてあげられなかったから』
『本当は…、孫に逢わせてあげたかった、から』]
[葬儀は、家族葬でひっそりと行われた。
娘達は到着すると、蔵作の兄――伯父の先導を受けて
経を唱え始めた。
列の中には、蔵作の目を逃れ
養女とずっと生活を共にしていた蔵作の元妻の姿もあった。
幼き頃、父である蔵作から習った経は、
今日、こうして父を見送る為に覚えさせられたのかと。
嗚咽を堪えながら、大切そうに言を紡いだ。]
『お父さん!!あたしだよ!ねえ…、寝てるみたいだね…』
「そうかァ…? まァ、寝てただけなんだ…」
『十数年ぶり……、老けたね、お父さん…』
「お前も随分、老けたなァ。すっかり母親の顔になって」
『子ども達も、旦那も連れてきたんだよ』
「ああ、可愛い兄妹だなァ。お前によく似てるよ」
『お父さん――…、ごめんね』
「来てくれただけで、いいんだ。ありがとうな」
『――…、……っ、』
「生きてたか。良かった。身体、大事になァ」
[生きている間に逢えたなら
きっと、もっと嬉しかっただろう。
けれど――…]
また、きっと逢えるさね
今度はもっと、お前たちを大切に、そして
お前達から愛される父親として――
さようなら さようなら
母ちゃん、病院で出逢ったひとびとと
娘達をどうか、護ってやってください
[男の魂は天へと向かい、その残滓が
一羽の鳥へと、乗り移る。
鳥は、群の仲間を呼ぶように
一際 美しい声で鳴いた*]
/*
というわけで、これで蔵作の願いも叶いました。
何時もでしたら割と流れに任せてRPしていくのが好きなタイプなのですが
今回はモデルが居たので、主軸を変えぬようにRPしていました。
ええと、非常に私事でお恥ずかしい&申し訳ないのですが
(そして「おいおいオンにオフ持ち込むなよ」とのお叱りもあると覚悟しておりますが)
今回、父の追悼の意味を込めて
演じさせて頂いた次第です。
11月に亡くなりまして。
やっと色々な思いが吹っ切れて、忘れないように残したいと思い、今回の蔵作さんが出来上がりました。
ところどころフィクション挟んでいますが。
/*
うっ、なんか本当に気持ち悪いこと言ってますね私…
まあ、上手に蔵作さん視点できてたかは解りませんが
きっとこんな風に感じてたらいいな、みたいな感じです!
茄子さんにはほんとありがとうございます。
いきなりの声掛けに快く応じてくださり感謝っす…
お忙しい中、参加もありがとうございました!
リーマンなすさんとかレアな感(
いちねこさんも前村から続けてありがとうございます!
女子かわいい… いちねこさんの女子もかわいい…
そらたかさんもですが、本当にきてくださるとは…るるるー><
物語作りがお上手で引き込まれておりましたっ
ロッカちゃんの願いもすてきだった…
/*
ヴァランダーさんはEs2ぶりですね!
きてくださってありがとうです!
かわいい萌系おばあちゃんぷりにきゅんきゅんでしたよー!
horseさんはこの村の1stぶりですね!おひさしぶりです
オトハさんの女神的ふいんきとはまた異なる、かわいいルリちゃんありがとうございましたー!
そしてらいのさんはお初(改めまして
ユウキ先生の繊細さと潔さが大好きでした!
/*
11月じゃないや、父が亡くなったの10月でした。
マジ天然あるつはいまー←
エピは25日の深夜(26日早朝)までですね。
それまでごゆるりとお過ごしください。
今日は夜いますー(๑´ω`๑)
狭間
[大空へと羽を拡げ、男は自分の煙が昇る
葬場の上を緩やかに旋回していた。
白鳥には、なれなかった。
白鳥になるには、業を背負いすぎていた。
名も無き鳥となった男の意識は天高く羽ばたき
強く、大きな声を響かせる。
其処に如何なる意味を持っていたのかを
現世に残る者達に、知る術はなく。
白く、ちいさな鳥は白い空を求めて旅立ち
やがて、誰の目にも見えなくなっていった。]
other world
[男は、病院の休憩室で微睡の中に居た。
周囲には子どもの声と、娘達の姦しい声]
『お父さんて、寝てるとお婆ちゃんにそっくりじゃない?』
『私もそう思う!』
『それより、さっきの外科の先生イケメンじゃなかったー?』
『私は入院患者さんでイケメンみつけたよ』
[聞こえている。
けれど、男がツッコミを入れる前に、孫(7歳男児)が
空気を読んだ]
『オマエラ、もっとママらしくしてろよ』
[よく言った、とばかりに孫の頭を撫でた。]
全く…、女三人寄ると姦しいだが
四人も集まると…
[それ以上だなァ、と欠伸しながら浮上する意識。
娘達も、孫も傍に居て
母ももうすぐ退院という幸福な世界の中で。
男はこの病院が、不思議と好きだった。
特に用事があるわけでもないのに、
休憩室を後に、院内を見回していく]
/*
おお、ありがとう、ありがとう。
死後の世界なんでもあり、的な感じで
いつも通りに先生にも接触してみるさね…
速度おっそいので、おかえしものんびりでどうぞだよ
自販機周辺
[院内は今日もあたたかい。
気温の問題ではない。
肌に伝う空気が、人々の空気があたたかいのだ。
消毒薬の無機質な香りとか
寒々とした壁の白さだとか
そういったものを一切感じないのが、
自分が、死んでいるからだなんて気づく筈もなく]
――やあ、先生
休憩かね、……俺ちもなんか飲むかなァ
[ポケットを漁る。
生前にはなかった筈の硬貨や札が数枚、入っていた。
ブラックの缶コーヒーを購入し]
[ゴトリ。
落ちてきた缶珈琲を拾い上げて
喉を潤す。
眠気覚ましには矢張りブラックが一番だ。
「休憩だ」という彼に頷きながら
伸ばされた視線に、暫し思案し]
うん… 胃に悪いけどなァ、
砂糖とかミルク入ってると、飲めんのヨ
先生、アンタさんは――
[ちらり、青年医師の胸元辺りを確認する。
名札の類はしていただろうか。
そもそも、娘達の噂に昇っていた医師が
彼だとは、断定出来ないが]
うちの娘達が、外科の先生に
「いけめん」が居るとはしゃいでたよ
[大丈夫、の言葉に「んだなァ」と頷く。
医者に言われると、大丈夫な気がしてくるから
不思議なものだ。
目元を擦り、それでもまだ見難い名札を確認すべく
数歩、先生へと近づいた。
親御さんも、何か縁あってつけたのだろうから
その名を知っても、笑うことは無いだろう]
そうか…、「結城先生」の事かどうか
今度、聞いてみるさね
アンタさんは、結婚はまだなのかい?
最近の若い人は、独身の方がいいって思想も多いようだけんど
[誠実な医師を思い、些か一方的な感想を続け]
アンタさんはさ、早く結婚して
子ども作った方がいいよ
子煩悩な感じがするしなァ…
[子どもはいいぞー、と、先の孫の顔を浮かべて笑い。
のみ切った珈琲の缶をゴミ箱へ転がすと、
軽く手を挙げ「またなー」と挨拶を残して
廊下を進んでいった*]
/*
ユウキ先生、お相手ありがとうございましたー!
お見合いおじさんみたいになってしまった…
いよいよ今日が最終日ですね。
帰宅は24時過ぎになってしまうので
ご挨拶を。
このたびは、年末のお忙しい中に参加して頂き、ありがとうございました!
また機会がありましたら、一年後あたりに同じ題材でやりたいな…と思っております。
次は茄子さんに建てて頂くでも、また私が建てるでも、他のどなたかが建てるでも…
お時間が許す限り、楽しんでいってくださいなーヽ(・ω・)ノ**
[リノリウムの床を進むと
右手に、中庭が見えてくる。
満開の桜の下、談笑する女性と男性の姿。
男性はスーツ姿で、女性は…
確か先般、車椅子の同じ女性を描いた気がするけれど
今は、しっかりと二本の足で立っていた。
白いワンピースの裾が風に浚われ
その後を桃色の花びらが追い掛ける。]
今日は暖かくて、いい天気だなァ
出掛けるなら、迷子になるなよォ
[知らない二人だけど、親しげに声を掛けた。
否、きっと知っていたのだと思う。
同じ場所に集い、同じ場所で切なさと優しさを
享受した、俺たちは仲間… なのだと、思う]
[若い男女の姿は桃色の雪の奥へと消える。
中庭には雪が積もり、傍には小さな少女と――
古めかしくも懐かしさを感じる、
カフェの女中さんの姿があった。
彼女があの老女の今の姿なのだと気づいても
その矛盾に、疑問を覚える事はなかった。
男は一生懸命、小さな雪玉を転がして
雪だるまを作り上げた]
ほうら、できた、できたぞー
優しい顔をした雪だるまさんだなァ
[なァ、と二人へ微笑むと
二人も嬉しそうに、笑っていた。
こんな情景を絵に描いたっけ…
懐かしさに、目頭が熱くなった]
[雪が、空に向かって降っている。
それに従い、男の身体がふわりと浮いた。
やがて屋上へ、その身は降り立つ。
純白のウェディングドレスを来たお嬢さんの姿に
双眸を瞠らせた。
煙草を吸う、あのお嬢さんだった。]
そうか、ロッカちゃんは嫁に行くんさネェ
――おめでとう、おめでとう…、
『かみさま』と、幸せになァ
[天から、花嫁へと迎えがやってくる。
その姿は白い光に包まれて
はっきりとは見えないけれど
あれが『かみさま』なのだろう。
お嬢さんは嬉しそうに、あの日見たのと同じように
へにゃりと緩んだ微笑を覗かせている。]
[さようなら、愛しき日々よ
『自分にとって、何が良い人生で、何が悪い人生か』
男は今一度、自分の綴った言葉を脳裏へ馳せた]
そう、悪い人生じゃなかったんさ
最期に、ありがとう、って思えたからなァ……
[男の魂は大気へと溶けて
カタクリの花を、迎えに行った。
カタクリの花言葉なんて、男は知らなかったけれど、
『耐える寂しさなど、今は無いんだよ』と
抱き締める為に――*]
/*
おしまい。
蔵作さんは幸せに逝けた…と思います。
そしてその信念通り、血縁はなくとも
最期の地で同じ思いを甘受した同志たちと
来世でもきっと、出会うのではないかなと。
/*
来世では、
もっと身内にも優しくなれるように。
クルミちゃんはかわいすぎるので
来世では、およめさんになってください()
嘘。うん。
来世で、会おうね。
/*
クルミちゃん、おやすみなァ。
遅くまでおつかれさんだよ。
既に眠った皆もおやすみ。
また何処かで、逢えたら。
俺ちはゆるゆる閉じるまで見てるよォ。
/*
んだなァ。
会話してサ、知らない自分に出会うって多いと思うんだぁよ
普段の俺は割とそんなタイプでな
今回は、マァ…みっちり詰まってたけんど
話したらサ、天満くんもあれよな、
違う願いを願ったかもしれんよなァ
/*
茄子さんはそろそろプロの一発目の発言から俺を当てるのやめたほうがいいとおもうのwww
そんなにすっけすけなんかいな…
ああ、ああ
なんかわかる
くるみちゃんのこう、奔放な少女ぷりに
恋愛どうのってんじゃなく、惹かれるよな
こう、魂がなァ
やなリーマンも見てみたい(
/*
は
そうだなァ、誰も来ないんじゃ…
って不安で颯爽と入ったしなァ
愛。
おれだってなすさんあいしてるのにまったくわからなかったんだ、ぜ…orz
くるみちゃんは、うむ
すてきすぎて眩暈がする
まじでかわいい
他の女性陣もかわいかったけど、魔性ちっくな感じが(褒めている
ん、ゆっくりと寝てくれなァ
遅くまでありがとよ、天満くんと話せて良かったァ
/*
あと、そうだ
皆、お父さんお母さんを大事になァ
親孝行 したい時には親はなし
って言葉あるけんど
あれ、ホントだからなァ
傍にいればいるほど、見えなくなるもんだ
って、自分に言い聞かせてる。
中の人、母親に何でも寄りかかりすぎなんでな…
/*
ううん、茄子さんが一年前に
この村を建ててくれたから
あの頃は今みたいな気持ちで
この村に参加したわけじゃなかったけど
はっと、「表現しておきたい」って咄嗟に思って浮かんだのは、この村に参加していたからだと思うので
手紙村…
秘話でお手紙する村だったかな
それもすてきだ、やりたいね
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