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―村役場―
[轟いたサイレンの余韻が去りゆく頃――耳を
押さえうずくまっていた少年が漸う我に返る。
能面のような表情はそのままに、額へ薄い汗。]
ぁ…
隠れないと、また
[ふらりおぼつかぬ足取りで歩き出そうとする。]
美津保おねえちゃんが …こわくなる
[耳の奥へ、短く連続したノイズ音]
[―ざ―] [―ざ―] [―ざ―]
[切り替わる視界の幾つめか、端に
少年が―自分が―映る其れがある。
オトハ女史を見遣る相棒の、視線。]
.
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[めまぐるしく切り替わる視界。ノイズ音。
ザッピングに慣れきった都会の若者が観ている
テレビのような。選ぶ意志の感じ取れる其れ。
一度固定された映像には、眼鏡をかけた女性と
白シャツの少年の姿が映りこんでいる。]
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…トカイの人
おばさんじゃ なかったんだ
[都会でなくトカイ(@ハンガリー)の発音で
オトハ女史へそう言いながら振り返る。]
ごめんね
あんまりよく 見えてないんだ
[――端へ映る少年と乃木巡査は、
何度か顔を合わせたことがある。
ある旧家の土蔵、その格子窓越しに。
日毎に自転車で警らをする乃木巡査へと、
少年は一度だけぎこちなく手を振った。
然し、巡査が何度村の住民簿を捲ってみても
その家に少年らしき名は*見つからないのだ*]
じゃ 俺、行くよ
[少年は、外へうろつき出す異相の村人たちに
見咎められぬよう身を低くして…役場を出る。
オトハ女史らへ告げる別れはみじかくも重い。]
…隠れる前に 忘れ物を取りに行かなきゃ
[道行きは、村の宗教施設―教誨所―の裏手を
抜けて、旧家たる少年の生家を目指し、辿る。
赤い涙を流す美津保嬢が、再度彼女の弟へ
ギンスイ―彼らの従弟―の行方を訊ねたなら、
戸籍を持たないあの少年が、幽閉されていた
土蔵から逃げ出したままだと聞ける*だろう*]
/*
ホズミは…C狂でいいのかな?
方針。
・今日のおいしいスケール:噛まれ>>溶け
・せっかくだから噛まれてから吊られたい
・溶けるなら明日がいい
オトハ女史が占希望ぽい言動だったので、
今日は深い話をせずに別れています。
・どっかで狙って死ぬ、生存終了はしない
方針という名の希望。言うだけならタダです。
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[赤い涙を流す美津保、上ずる早口の少女の姿。
その二名を切り替えた視界の中に認めた瞬間、
少年はその少女の視界へ自身の感覚をつなぐ。
――若い警官。
有象無象の屍人たちの他、瞳の主を確かめる。
赤い涙の滲みさえ見逃さぬつもりの…「凝視」]
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―穂積本家・土蔵―
あった、…よかった
[逃げた少年を探したのか、踏み荒らされた其処で
格子窓越しの薄明かりを頼りに探すふたつの忘れ物。]
… う
[「其れ」を拾い上げた途端、軽い眩暈。
用心のために時折視界を切り替えることには
慣れているのに切り替える先にノイズが走る。]
…視界酔いしてる場合じゃ ない
/*
RPに絡めての委任には躊躇しないほうです。
私も露骨に委任票下さいRPするし。
意図と違ったってそれはそれで
おもしろいじゃないですか いひひ
/*
オトハ女史が占なのかなあ。
で、今日はギンスイ溶かさずにいてくれると?
そしてホズミ&ヘイケが共鳴or赤組な空気…
むむん
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