情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
―「恵愛の家」教会―
[出かけようとしたところを、年配の男性に呼び止められる]
はい、そうです。先日お話しした、喫茶店に……。
えっ……。
行ってはいけない……?どうして、ですか?
最近、倫理委員会の活動が穏やかで無いのは、存じています。
だからと行って、逃げるつもりは……。
えっ?
[男性の次の言葉に、目を丸くした]
私が……倫理委員会のメンバーだという、密告?
私は……世間的に「ドリ教」とまで言われている、この教会の住人。
濡れ衣を着せるにしても、無理があると思います。
どうして……そんな。
言動があまりにもドリ系寄りすぎる……はぁ。
逆に他の客を安心させて、言質を取るつもりではないか……と?
困りましたね……。
もちろんやましいことはありませんが、お店の皆さんが安心できないなら、しばらく顔を出さない方がいいのでしょうか。
[ため息をついた]
……わかりました。
しばらくは、あのお店には行かないようにします。
今日は、ここでお茶にしましょうか。
[教会の厨房に入り、コーヒーを入れ始める]
あら……豆が、もう残り少ないですね。
これを飲んだら、私、買い物に行ってきます。
……大丈夫です、あのお店には行きませんから。
せっかく親しくなった皆さんに、疑われたら悲しいですし……。
他に、何か買ってくるものはありますか?
[『イヴの時間』へは行かないつもり。
だが、倫理委員会の事務所と噂される場所の近くへ、行ってみようと思っている**]
[買い物に行く、と告げて教会を出た。
嘘をついたわけではない。
メモを見ながら、街の中を歩いている]
スリッパと、ブックカバー……は買ったから、後は……コーヒー豆。
あのお店に行けるうちに、買っておけばよかった。
イヴレンドの挽き売りは、してなかったかな……。
どこか、コーヒー豆を売ってそうなところ……。
普段、この辺にはあまり来ないから……。
[きょろきょろと、周囲を見回す。
その実、探しているのは珈琲店よりも]
この近くという、噂なんだけど……?
倫理委員会の……事務局?
……あら。
コーヒーの……香り。
豆は、売っているかしら。
[香りに惹かれて足を進めれば、すぐにオープンカフェが視界に入った]
へえ……なかなか、洒落たお店。
あ、すみません。
[6時間前]ブレンドと……苺ワッフルを下さい。
[席に着き、メニューから適当に注文を選ぶ。
何となく、周囲の席や景色を見渡した]
[6時間前ブレンドが運ばれてくれば、ひとくち味わった]
本当に……このお店も、美味しいですね。
でも、やっぱりイヴレンドが恋しくなってしまいます。
おかしなもので……あまりにも「ベタベタ」なドリ系の言動で、逆に周りを油断させようとしている、スパイじゃないかって。
そんな、説らしいです。
[苦笑する。
しばしグリタと言葉を交わし、その日はやがて教会へ戻った**]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了