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そろそろ更新時間だと忘れていた……
で、
>好きな人狼のためにがんばりまっしょい!
(狂信者)
またかね……!
赤組三十代男……
おはよう。さては君も起きたばかりかね?
名前はレン、というのだね。
改めて私はライデンという、宜しく頼もう。
[レンに挨拶を返したところで、響く鐘の音に]
ん……?
鐘、か。何処かにあるのだろうか?
[不思議そうに呟く。
また、と、去るプレーチェを見送って]
――は……
です――
[鐘の音に紛れて聞こえる、カナメの声。途切れ途切れのそれはノイズのようで、すぐにはまともに聞き取れなかった。何と言っているのだろう、と思う]
ふむ。
どうにも、此処にいる者は皆して色々な事を忘れてしまっているらしい。
かくいう私もそうなのだが……何だか奇妙な感覚だ。
[口元に手をあて、ううむ、と大げさに悩む仕草を。
名乗る相手に]
ユウキ、か。
宜しく頼もう。眠い、というのは……
起きてすぐだというなら、気持ちはわかる。
[頷いてみせ。起こした椅子に座り直し、改めてカレーを食べ始める。そのうちに眠ったらしいペケレに気付くと]
む。此処で寝ていては……
風邪を引いてしまうかもしれないな。
とはいえ運ぶわけにもいかないから、……
[少し考えてから立ち上がり、ペケレの傍に歩み寄った。隣に畳まれていた上着を広げ、相手の肩にかけて]
どうやらそうらしい。
[レンの確認に頷き。眠ってもいいかというのに]
ああ、考えてみるに、もう遅い時間のようだし……
……私もそろそろ眠いようだ。
お先に失礼するよ。
[応えた時には相手は既に眠っていただろうか。食べ終えたカレーの皿を片付けてから、室内の面々に向けひらと手を振り。お休みと言い残してキッチンを後にする。
廊下に出ると、暗くなった周囲を一望し]
――……デン。ライデン。
[「声」が私を呼ぶ]
ライデン。
[今度は掠れず、明瞭に聞こえた]
始まりました。
「何がだね……?」
[声は答えない。沈黙。
周りの闇も、静まり返って]
……
Night time sharpens,heightens each sensation.
Darkness stirs and wakes imagination...
[ふと、口から零れる歌声。低くも高らかに、静かながらはっきりと、歌劇か何かのように。声はキッチンや、近い場所には響いて聞こえたかもしれない。
歌を口ずさみつつ「声」に導かれ、己の目覚めた部屋へと*戻り*]
……ああ。
何という歌だったか忘れてしまったが……
少しだけ、思い出したような気がする。
歌というのは、確か……よく歌っていた。
[部屋の中、「声」にぼんやりと話しかけつつ]
……だから何だという事でも、ないのだろうがね。
お休み。子守唄は君が歌ってはくれないかね?
……、寝物語でもいいが、その話は難しいね。
[徐々に眠りへと*落ちていった*]
「……、寝物語でもいいが、その話は難しいね」
そうですか?
でも、大事な話ですから……
「……。聞くのは構わないが、私の質問にも答えてくれたまえよ?」
[ええ、と「声」は応じたが、本当に答える気があるのかはわからない。
それでもすぐさま眠ってしまう程の眠気ではなかったから、寝付くまではその話を聞く事にした]
始まりました。
[「声」はそう始める。先程もそう言っていた]
「何がだね?」
[今度も無言で返されるかと思いながら聞いたのだが、「声」は――カナメは、意外にもその問いに答えた]
ゲームが、です。
「ゲーム……?」
ええ。内容はそのうちにわかるでしょう。
今私が先んじて伝えようとしているのは、そのゲームにおける貴方の役目です。
[奇妙な話だ。ゲームがどういったものなのか、それがただの作り話でないのかすらもわからないが、ルールよりも先に役割を説明するとは、普通なら有り得ない事なのではないか]
貴方の役目は、そのゲームの中で二人の人物を助ける事です。
そしてその事は二人以外に知られてはいけません。
彼らを勝利に導く事ができれば貴方の勝利です。
[引っ掛かりを解消する事などはなく、カナメは説明を続けた]
「待ってくれたまえ。少し整理する。
つまり……そのゲームは恐らく、二つのチームに分かれてするものであり。私とその二人はチームである。その二人の勝利が私の勝利にもなる。
私は二人を補佐する役だが、それを相手のチームに知られてはならない……
もしかすると……かくれんぼのようなものかね? 此方のチームは何かしら隠れる必要がある、と……」
そういう事です。
かくれんぼ、といえなくもないですね。
理解が早くて助かりますよ。
「そのゲームを行うメンバーは?」
そうですね、……
目覚めてから貴方が会った人全員、です。
テンマを除いてね。
「? 何故彼だけ参加しないのだね?」
彼は「違う」から、ですよ。
まあ、あまり気にしない事です。
ただ、厳密にいうなら……
そうですね、彼も参加者になるでしょうか。それともう一人、……は、貴方は知りませんか。
「そのもう一人というのはどういう人物だね?」
そのうちにわかるかもしれません。
「……。まあ、いい。
ともかく、私は陰のヒーロー、というわけか」
[やや、間があって]
そういう事です。
「君、今内心で私を馬鹿にしただろう?」
「……、その、二人というのは誰なのだね? 私が会った人物なのだろう?
それともこれも今は秘密なのかね」
いえ、それはお教えしますよ。
バク、ペケレ、の二人です。
[頭に二人の姿を思い浮かべる。彼らが私とチームであり、私が助けるべき人物なのか]
「そうかね。
何だか、わかるようでわからないが……」
[肝心のルールを伝えられていないのだから、私がそう思ったのも当然だろう。カナメに向け、答えは返されないような気がしながらも、ルールについて問い詰めてみようとしたが]
[重く沈んでいく感覚に、意識を手放す]
……お休みなさい、ライデン。
[眠りに落ちる直前、カナメの声を聞いた*気がした*]
[部屋の片隅。椅子に腰掛け、ぼうっとした顔付きで、向かいの壁を見つめるでもなく見つめていた。んん、と伸びをしたところで]
「やあ、おはようございます」
おはよう。
……昨日も思ったが、君は少々タイミングをずらすね。
[カナメの挨拶に挨拶と、たわいもない感想とを零す。洗面の場所を聞くと其方に向かい、顔を洗うなどしてから戻ってきた。
コートを纏いつつ、室外へと出]
そういえば……
今の季節はいつかね? 寒い気もするが、それ程ではないような気もする。
[何処を目指すともなく歩き、ビオトープの脇を通り過ぎた際に、ぽつりと]
さあ、はないだろう。……
君はどうにも秘密主義が過ぎるのではないかね。
[変わらない返答にぼやく声がふと、足と共に止まる。気付けば前方に見慣れない光景があった。ポストのように並ぶ、白い扉]
此処は……
[多くにプレートがかけられたそれらを遠目に見て呟く。どこか他とは違う雰囲気を持つ場所に、そのまま少時動きを止めていたが]
……と、やあ、おはよう。
[プレーチェの姿を見つけると、はっとしたように小さく首を振り、ひらと手を振って声をかけた]
ああ、また会ったね。
祈り、かね?
[プレーチェの問いには、ふむ、と]
祈りという言葉には二つの意味、使い方がある。
一つは……神や仏に思いを捧げる事をいう。
もう一つは、強く願う事を祈るという。
例えば死者への祈り、という場合は……
それは死者の成仏を願うという意味だ。
[少し、考え]
成仏は……安らかに眠る、という事かな。
そう、安らかに眠れ……
Rest In Peace.
[頷いてから、プレーチェが視線と指を向ける先を見やる。最初に目に入ったのは青い花]
テンマ……?
テンマさんが、どうかしたのかね。
[聞こえた名に不思議そうな表情をしつつも其方へと歩み寄り。傍にしゃがみ、低い位置にあるその扉を見る。
かけられたプレートに刻まれた文字を読み]
これは……?
[まず漏らした声は、ただ疑問の響きを含んでいた。すぐ理解に行き着かない思考。
この文字が、何を表すのか――]
いや、この名前は……
いや。
[言いかけてやめる。
「此処は墓ですよ」と教えるカナメに]
やめたまえ、縁起でもない。
[独りごちるように呟いた。肩先のプレーチェの顔を振り向き、また前を向いて]
この扉が何か、知っているかね?
ん。ああ、おはよう。
君は……レン、だったね。
[扉の傍でしゃがんだまま、訪れたレンの方を見]
そういう事だ。強く願えるなら……
それがすなわち祈りというものになる。
テンマさんは知っているが、
[一つ目の問いに答え、二つ目の問いに答えかけて言葉を濁す。
ねむるところ、と聞こえたプレーチェの声に]
眠る所、だなどと……君まで、縁起でもない。
これはロッカーか何か、ではないのかね?
[たしなめるような言葉は、しかしそこまで強いものではなく。眼前の扉にかけられたプレートを見直す。
テンマの名前と、此方は判読しづらい四桁の数字。並ぶ扉のところどころにはR.I.P、という三文字や似たような英文が刻まれていた]
そう拗ねないでくれたまえ。
別に怒っているわけではないよ。
[プレーチェには困ったような笑みを浮かべて。ゆっくりと立ち上がり、レンの声を背後に聞きつつ]
だが、此処が本当に「そう」なら……
昨日会ったばかりだというのに?
[並ぶ扉へ順々に視線を向ける。細かく見るようではなく、ただ、漂わせるように]
昨日会ったばかりだというのに?
そうですね、会ったばかりだというのに。
[私の呟きをカナメが繰り返す。淡々と。だが同時に何か含みがあるような調子で]
[拗ねないというプレーチェには、いい子だ、と]
気にかかる。そうだな、気にかかる……
いや。大した事でもない。
[レンの問いには肯定しかけて否定する。相手とプレーチェの様子を考えてだったか]
――、ルリ。
[突然後ろから聞こえた声に、振り向いて]
声が聞こえた、とは……
どういう事だね。
[問いかける。少女の奇妙な雰囲気に、少々戸惑った気配を見せながらも]
[ルリには一たび緩慢に首を振り]
いや、私は……聞かなかった。
昨日一度会って、それからは会っていない。
ルリは声を聞いたのかね?
[ルリの近付いた扉を見やる。プレートにテンマの名が刻まれていた扉。ミナツの声には一度其方を向いて]
何、少し話をしていたのだよ。
……君は今日、テンマさんの姿を見たかね?
[呟くように尋ね]
黒いスーツを着た、三十代くらいの……
……そうかね。会っていないのだね。
[ミナツに短く説明してから、思い至ったよう、頷いて。口元に手をあて、俯きがちに、思案げに]
……tenet lux perpetua luceat eis.
[数分の間、そうしていたが。
歌い終えると緩慢なまばたきをしてから並ぶ扉を見直し、一瞬だけ、眉を下げて]
また会おう。
[前もした挨拶を、今度は平坦に。
そのまま踵を返し、己の部屋の方へと*向かった*]
認めましたか?
彼がもう生きていない、という事を。
[歌が終わった後、カナメはそう聞いてきた。少しの間の後、いいや、と返す]
「そういうわけではない。
彼についてはまだ信じ切っていないが、……あの場所が墓だというのならば。
眠っている者に対する祈りは必要だろう」
[信じ切っていない。そうだ。信じられるはずもない。だが、それならあの少女、ルリは、何故あんな事を言うのだろう。そしてあのプレートは]
そうですか。
テンマさんに会えるといいですね。
まあ、会えたらその時は――
[カナメの声が掠れる。ノイズのように。耳が、*痛い*]
[部屋の壁際。脚の長い椅子に腰掛け、腕を組み、前の壁にかけられた鏡を見つめていた]
君。改めて聞くが……
此処は何処なのかね?
[問いかけは「声」、カナメに向けて。
「ドームですよ」という、目覚めた時と変わらないカナメの返答]
私は何故此処にいる?
[「冷凍睡眠していたからです」、やはり前と同じ返答]
私は誰だ?
「貴方は、ライデンです」
……、そうかね。恐らく君は……
何度聞いても、答えてくれはしないのだろうね。
などと、既にわかっていた事ではあるが。
[力ない笑みを浮かべる。やれやれというような、同時にどこか自嘲するような。鏡面に指を伸ばし、映る己の鏡像の輪郭をなぞって]
……というのは……
……いや。これも今は君は教えない、か。
[続けかけた問いを途中で撤回した。
起立し、扉へと向かい]
ただ部屋にいるとどうにも考えすぎてしまう。
[部屋から出、目的地のない足取りで、扉の並ぶ壁近くを歩いていき始め]
[ゲームというのは何なのか。
最初にいわれた時から現れて消える気配のない疑問。どこか胸がざわめくような感覚を持ちながら、歩いていく、私の足はどこに向かおうとしているのだろうか]
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