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そう。
知らなかった。気づけなかった。
……ごめんな。
約束は、覚えている。
でもね。
なおは輪島に生きて欲しい。
あんまり話したこともなかったけど。
特別格好いいわけでも、頼りになるわけでもないけど。
……あいつ。ユウキと同じでさ。
なおに何組か聞かなかったんだよ。
それで、一緒に行こうって言ってくれたの。
……今だって。
こんだけ人が死んで。
こんだけ武器を向け合ってて、そんな中でさ。
あんなこと言えんの。馬鹿みたい。お人よし。
だから。
なおは投票、小林に合わせるよ。
赤い方は……もう、使わない。
死んだ奴は、もう泣かない。笑いもしない。
声だって聞こえないし、メールだって。
[かつてバクだったものを見やった後、携帯電話を握り締める。
一瞬気を抜いた。サヨが腕から抜ける際に、蹴られた足に痛みが走る。
声にならない悲鳴をあげて、その場に倒れこんだ。
取り落とした銃が転がる。
慌てて飛びついた時には、もうサヨの背中は見えなくなっていた]
ふうん。
瀬田は、それでいいんだ。自分さえ良ければ、それでさ。
……つまんない奴。
なら、しっかり撃ちなよ。震えてるよ?
[銃口を向けられたまま、タカハルを見据えて嘲るような笑い]
あーあ。
こんなことならあの時、ミナツの言うことなんか聞くんじゃなかったよ。
瀬田を殺さないで、なんてさ。
瀬田はミナツも殺す気らしいよ。
それでも、こいつにまだ生き残るだけの価値があると思うのかい、ミナツ?
[ミナツに哀れむような視線を向けた**]
どこ狙ってるの。
ここだよ、ここ。わかる?
[くすくすと笑いを漏らして、自分の胸を指し示して見せる]
ほら、ちゃんと両手で構えて。腕を前に伸ばして、少し肘を曲げて。
……なおがお手本、見せてあげようか?
……っ!
[掠めた銃弾が左の耳を半分削っていった。
一瞬顔を歪めた後、耳を撫でると指はべっとりと血に染まる。
その指を舐めると、口の脇に裂いたように拡がるルージュの朱]
下手くそだね。
あんた、チェリー?
[浮かべた笑み。薄れる意識で数える残弾数]
やっぱり。
……相手の人、苦労しそうだな、って思った、だけ。
自分さえ良ければいい、ってタイプだ、もんね。
[出血が酷い。紡ぐ言葉が途切れ途切れ。
まだ笑う余裕があるの、と心の中で舌打ちをした]
……勝っても負けても、全員、口封じか?
あいつらのやりそうなこった。
[ミナツの言葉から導かれる回答に、口を歪めた]
[アラームが鳴った。
ラウンドが終了する時間が近い。反抗の跡が見えれば、皆殺しもあり得る。
このまま話をしてても埒はあかない。
近くに転がるバクの銃を拾って、タカハルに向けて構える]
瀬田が撃たなければ、なおが撃つ。
それが嫌なら……覚悟を見せてみろ!
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