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―― 回想 / 冬の村 ――
[若衆の寄り合いでは、あまり発言をしない。
1年の半分しか村に滞在しない男は皆の近況へ
耳を傾けることに意識をおおむね費やして居る。]
『あのロシアやろうどもは、
いつまでよそもののつもりでいやがるんだ?』
『さあなあ 寄り合いには顔出しやがらねえ』
『マティアスは酒くらってばかりいるな』
『気風はいい奴だし、冬の気が滅入る時季に
酒場で陽気にカンテレの弾き語りでもすりゃ
みんな喜ぶしそこそこ稼げんじゃねえのか』
『…見世物みたいなことは、
させたかねえなあ…………』
『蝶狂いのやろう、あいさつひとつも
刺々しくてむかつくぜ』
[酒盛りがてらの寄り合いは、口汚くもあるが]
[長閑な声がそういうと、]
―――― 『違いねえ!!』
[胸の裡を明かしあわない若衆たちが、
酒盃を掲げて一斉にげらげらと笑う。
話題の学者が知ったら、うわべだけの
付き合いだと一笑にふすかもしれないが*]
[溺れる私情をも、美しく『愛』と
そう言い換えるようになったのは
いったいいつ頃からだったろう。
若い頃に好きだった本を読まなくなったのは、
そんな風潮を感じた辺りだった覚えがある。]
[偏屈な男は、弟妹でなく子らでなく、
価値観の繋がらない世代と距離を置く。
よくも悪くも、「個」である彼ら。
眩しさであり、諦念であり、
ただ自己憐憫めいた感傷。
彼らへ消極的な許容を呈するのは、
彼らの未来を緩やかに見殺すことだと
知っていてさえ――男は導きをしない。
自らの筋のみを通した、無為なる死の裡に。]
……
[輪郭も幽けく、蜂飼いの横顔があらわれ。
…
「ば」「け」「もの、で」、「いいよ…」
音もなく、語り掛ける薄い唇が――動いた。]
[庇える体はもうないから、無き心でも庇う――
雪が降り始める前、コテージで休むことを
養蜂家が勧めなければ彼は帰っていたはずで。
「頭痛」「が、」
「治まる と いい…」
そのことを責めもしなかった相手へ、
頭蓋の削げた男の影が音なく囁いて*消える*]
[ 『わたしだって、いやだった!!!!』
争いの室内へ、いつ来ていたのかドロテアが叫ぶ。
『どんなにやさしい声で誘われたって、
死ににいかされるなんて、
*いやだった*………!!!! !』]
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エピ不参加かもなのでひそりごあいさつ。
お疲れさまでしたお疲れさまでした 愛。
とてもたのしかったのです 有難うございました!
進行中は飛び込み参加の末席者がいろいろと
混ぜっ返してご不快もおありだったと想います。
メモ不使用つらぬくんだったなあ。
/*
指摘するまでWiki内容の遵守(殺害RP時限等)が
考慮されなかった点とか、寝落ちした翌日夜半まで
接続メモの更新なし放置続出はやや胃が痛くなりつつ。
はじめましてPLさんがほとんどのご企画ですから、
この面子ではいつものこと系でしたら忘れてください
こう、馴染んでない感はすごく自覚あったので!w
/*
ともあれ、ご企画のまゆねこさんはじめ
遊んでくださった皆さま重ねて有難うございました!
たのしいエピとなりますように。
何かあれば後日、SNSでお返事書くかもしれません。
感想は流れとか空気とかそのへんを付記したいなあ。
夏至祭わっしょいしつつ失礼いたします。
養蜂家 ダグ@Lastnameでした。
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