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ニキ......
イトシイボクノニキ......
ボクヲ........ウケトッテ......
ボクハモウキジャナイ.....
メモアル.....
ウデモアル...
アシモアル...
カラダモアル..
イノチモアル..
ダカラ......
僕を離さないでください
あぁ。
拙い物を撮った可能性、ですか。
………そういうことにしておきましょうかね。くっくっく。
[清水の言葉を聞き、可笑しそうに笑った。]
[目を細める。乱れた視界は判然としない]
栗田さん、います?
[間近にいたはずの男の名前を呼ぶとすぐに声が聞こえて姿もはっきりとする]
なんですか、その笑いは。
[不服そうに膨れっ面]
[吹き荒れる風の中、必死で兎の首を絞めるニキを止める]
天馬君は……兎を守れと……!
[大きな声を張り上げるけれど、届いたかどうか]
うむ……あれエピじゃない。
もうコミット進行な気もするんだけど。
気のせいなのかな?
つかアレですか、ニキ狼? バク狼?
ほわーっ!
(わからないにも程があった)
来るものらしいですな。
ま、来たところで話すこともありませんがね。
[くるりと辺りを見回す。]
しかし、風雪センセは一体どうしたんですかなぁ。
[義兄の操る風が、一層強くなった。
それが、本格的に雨園君に襲いかかろうとしたその時、穏、と銀の獏が一声鳴いた。獣はタカハルをまとう風を駆け抜けて、いざ本体へと走りよる]
…………っ!
[地面に投げ出された身で、這いずるように義兄にせまり、思い切り彼を突き倒した。身を切り刻む、風の牙。ものともせずに、ただ必死に我武者羅に、義兄の胸倉掴み上げた]
[その拳に腕に、鋭い爪持つ獣が宿っているとは思いもせずに]
ま、殺される理由に浪漫があってたまるかってもんですがね。
………しかし、物が持てないというのは何とも不便ですな。
ご愁傷様です。
[手を時折動かす様子を見て、苦笑い。]
[突然ニキに泣きつかれ、そのまま頭を撫でる]
よしよし。
[子供をあやすようにやさしく宥める]
[胸の辺りにある柔らかな毛並み……これが兎なのかと思うと、本当に力を持っているモノなのかと思うと、背筋がひやりとするが、勤めて意識しないようにしていた]
[一層強く唸る風に、反射的に目を閉じた。先程もしたような吼え声が風の音の向こうに聞こえ]
……、
[すぐに襲ってはこなかった衝撃に、目は開かないまま、少しく動くようになっていた拳を握り締め]
知るか。
おれはしがない術者のはしくれさね。
ま、あいつの名付け親はおれだがな。
[面倒臭そうに頭を掻きながら、短く答える。]
[そこから先は、まるで悪夢のようだった。
思い切り義兄の首を吊り上げて、気が付けば義兄の呼吸を止めていた]
………義兄さん、啓太さん、もう、やめよう。やめようよ。
[断末魔のような、強い風が一陣吹き荒れた。
それから急に風はパタンとやんで、それっきり。
真っ赤なハナミズキの花嵐も、黒い黒い風の渦も、
義兄と共にその息止めた]
ぁあああああああああああああ!
[カマイタチに、いいや狼に噛みつかれ、
ふらふらと全身を真っ赤にそめながらその場に立って慟哭する]
今日はどうしよう
兎でいくかニキでいくか
ニキを人質に兎展開しても面白そう
村人はそれでも兎を殺せるかな?まあランダムぽいけど
空気読んだランダムはきっと今夜もGJだと言ってみる。
"名は魂を持つって本当ね。あんたって本当に獏なんだから"
"争いが嫌い? 馬鹿言ってるんじゃないわよ。
戦わなきゃ守れないものだってあるでしょう"
"どうせなら、あんたは悪夢を食べる獏になればいいのに"
[耳の奥で、亡き姉の声が蘇る。
とさんと倒れ落ちようとする義兄の亡骸抱え、ただ立ち尽くしていた**]
[もう一度強い風が吹いたかと思うと、空気が凪ぎ。黒い風からも解放されて、その場にぺたりと膝をついた。
黒い傘が薄らと白い地面に転がるよう落ち]
……。許して、……
……、違、う。
[ただちには混乱が解けず、地面に手をついて乱れた呼吸を落ち着けていたが、バクの叫び声にはっと我に返って其方を見]
……獏君……
/*
てゆか、相打ちだと思ってたよ。
よもや昨日生き残るとか思わなかった。
超死ぬ気だった。ガチで。
タカハルに絡みたかった。けど、なんていうかキャパオーバー。ここでタカハルに話を振れるだけの力をつけたいです。
ええ、朝にはかならず。必ず絡みます。
[テンマの亡骸を抱えて立ち尽くす、赤く染まった姿を視界に捉えると、呼ぶわけでもなくその名を呟き。
視線は逸らさず、立ち上がりもせずに*いて*]
……寝たのか?
[ニキの反応が無ければ、ゆっくりとその部屋に横たえて、毛布を持ってきて掛けてやる]
[兎は少しだけ考えて、ニキの隣に置いた]
[そのまま隣に胡坐をかき、ぼんやりとする]
[──望だよ。こっちの兎はチェロ。どっちも可愛いだろ]
[はじめてみた時のニキは小さくて
なついた姪を嬉しそうに自慢するネギヤを思い出す]
それがなァ。
[階下にある3つの死体。そして外にある2つの2死体]
なァ。チェロ……お前は、天馬君とどんな契約をしたんだ?
[ぼんやりと兎に*話しかける*]
小姐 パオリンは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
ごめん、なさいごめんごめんごめんごめん。目を、開けて
[ぶつぶつと無表情に呟いて、どれくらい立ち尽くしていたろうか。
そっと義兄の体を横たえて、虚ろなまなこを閉じさせる。
全身のじくじくした痛みと奇妙な空腹を抱えて振り返った]
………ごめん。巻き込んで、ごめん。
[腫れた目と、掠れた、疲れたような声でタカハルに話しかけ、
管理棟の方へと目をやった]
まだ、終わりじゃないんだろ。兎の子、何かあるんだよな。
もう俺、やだよ、こういうの。
儀式、やろう。もう全部全部、終わらせようよ。
ごめん。
ごめん、親父。信じなくて、ごめん。
痛い、無念な思いをさせてごめん。
素直に、会えて嬉しかったって言えなくてごめん。
プレゼントありがとうって言えなくてごめん。
離れていても、親父だって思ってるって言えなくてごめん。
親父。死なせてしまってごめん。
何も出来なくてごめん。
仕事仲間もさ、親父の仲良し、いたよね。ごめん。
本当に本当に、ごめんなさい。
ごめん。
オッサン、ごめん。支えられなくてごめん。
1人で追い詰めさせてごめん。
俺を守るために辛い思いをさせてごめん。
否定してごめん。
連れて来てありがとうって言えなくてごめん。
事故のことは気にしないでって言えなくてごめん。
義姉さんが死んでも、義兄さんだと思ってるって言えなくてごめん。
………命を奪って、ごめんなさい。
[くらくらと、眩暈がする。
全身からゆっくりと、俺の血潮が流れ出る。
口いっぱいに鉄の錆びた味が広がって、ぐうと奇妙に腹が鳴る]
[でも、そんなの構うもんか。
目に焼き移る、俺の親父の赤の色。
手にこびりつく、俺の義兄の命の最後]
どうして。
[どうして、こんなことになったんだ。
これらが全て、夢ならいいのに。
こんなに、こんなに信じられない出来事なのに、
息が詰まりそうなこの現実感は何だろう。
胸の痛みは、何だろう]
ミネタカ......ミネタカ......
キコ..ル?.....キコエル?
タイセツナヒト....
イルノナラボクヲマモッテ......
イトシイニキヲマモッテ.....
マモッテクレタラ......
カナエテアゲル.......
オイデ.......オイデ........ミネタカ....
[兎はドウゼンの心に直接話しかけた]
[兎はさらに花の声もドウゼンの心に乗せて語りかける]
オイデ......コッチヘオイデ.......
ミンナイルヨ.....?
[それにはネギヤの声も混ざる
備前の声も混ざる
フユキもペケレもアンもグリタも
すべて混ざりドウゼンに誘いをかける]
コッチヘオイデヨ......
タスケテヤレヨ.....
ウサギヲタスケテアゲテ....
ノゾミチャンヲタスケヨウ.....?
ミネタカサン....ドウゼンサン.......
……貴方が僕に謝る必要なんて、ありません。
[テンマの身体を横たえてから此方を見るバクに、緩く首を振る。管理棟を見やる仕草に、つられるよう其方へ目を向けて]
ええ。恐らく、あの兎がどうにかならない限りは……
この事態が本当に終わる事はないでしょう。
そう、ですね。僕もこのまま……
全員が死ぬような結果には、したくない。
そう。……儀式を、やりましょう。
[ふらつきながらも立ち上がり、顔を覆うバクを一瞥してから、踵を返して歩き始め]
……、本当です。本当なんです。
僕は気付きました。だから、大丈夫なはずなんです。
……――でも、――でも、ない。
[呟きは、バクにも聞こえないような、*微かな声で*]
あ……あるぇ?
予想外の兎ルート発生www
え、えぇと……おいちゃん悩むけど、マジでどうしたらいいんでしょうか……?
で……カミサマの名前は花脊賀美(カゼガミ)さま。人は神を忘れてるっと──あーびみょうにおいちゃん矛盾設定置いたくさい? ごめんなさい。
後は発言時間かぁ……さて、いつになるだろう。
小姐 パオリンは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
オレが、カゼガミサマを護れるなら護ろう。
ずうっと兎の中に居て、望ちゃんのそばにいるのもかまわねェが──だが──オレも、望ちゃんも、貘君も──確か、タカハル君か、彼も──あっち側には連れて行くな。頼む。
そうだ、な。
しばらくしたら、行く。
[ぎゅっと顔の前でクロスした手を握りしめ、
ふらふらと立ち去ろうとするタカハルを見送った]
…………。
[こみ上げる物を堪えるように、動きの鈍る体を引きずり、
管理棟の方へとゆっくり歩いていく]
[世界は、ぐらぐら揺れて、ただ喪失感だけ満ちている]
もう、嫌だ。嫌だ嫌だ嫌なんだ
[自分が生きている、そのことが腑に落ちなかった。
許せなかった]
[だから、必死で動いた。俺の、せいだから。
じゃあ、俺がけじめをつけなくちゃ。
目の奥から脳髄までが熱く沸騰して、麻痺していっている。
まるで自分のものじゃないみたいな体を引きずった]
これだけの人間を連れてったんだ……。
[──死んだら、カミサマのところに行くのよ──]
死んでからならいくらでもそっちに行く。
オレの知り合いだって、友人だって、カミさんだってそっちに行っちまってる。オレだって棺桶に片足突っ込んでる。
だが、生きてる間は──ダメだ。
[もし自分が、カゼガミの手を取れば、テンマのようになるのだと知れた]
[たとえ皆が守れるのだとしても、何かを得られるのだとしても、あんな辛い顔をして誰かを傷つけるのはごめんだった]
オレは……栗田君の言うことを信じてなかった。天馬君に酷いことを言った。
綺麗事だけで、いろんなことを忘れてるし、何もしてねェ。
口先で「すまん」と詫びるだけなら、簡単だ。
(人を殺すのを躊躇うのに、神なら──兎ならいいってか……最低だな)
[髭の三つ編みに触れた。心の中で自嘲しながら続ける]
カゼガミサマ。あんたはしらねぇかも知れないが──昔、ここの村人がどれだけカミを思っていたか、証拠を見せてやる。
[半分以上はハッタリ。しかし断片的な記憶から閃く予感がある]
[ゆるりとニキとチェロに手を伸ばし*神社へと誘う*]
[いつもの2倍か3倍の時間をかけて、ふらふらと管理棟へ。
管理棟の扉を、全身の体重でよりかかるように開けた]
………………。
[茫洋とした、疲れた目で中を見る。
ドウゼンやニキの姿を認めると、すっと目を細めて]
…………… オッサン 死んだよ
[ぽつりと低い声で、それだけ報告する]
/*
中の人はドウゼン先生がお気に入りみたいなので、やっぱり来てほしくないなーとしみじみ。
どうでもいいけど、2009/02/21(土) 23:21:42の独り言、一箇所覚え間違えてた。
前回は言葉違ったんだっけ。
全然考えてなかったのは同じなんだけどw
/*
しかししかし。役職がさっぱりわかんなくなった。
バク君が妖精なんだろーか?となると、なんか変なんだよなあ。
4日目時点。タカハル、ニキ、バク、テンマ、ドウゼンの5人。
テンマ、ニキが狼。妖精が生存してるとなると、この時点で終わってるはずだよねえ?
狼狼|村村|妖で、2:2の同数になるから。
>※C国狂人、ハムスター人間、コウモリ人間、ピクシーは人間にも人狼にも数えません。
だし。
色々と、謎が多いなあ。
…………っ!!!
[白い兎が目に入れば、思い切りそれを睨みつけ、
掴みかかろうと走り寄る。
が、たどり着く前に思い切り椅子に蹴躓き、
ガタンと派手な音を立てて、うずくまる]
ああ、死んだよ! 死んださ!
親父も、ペケレさんも、ビセさんも、皆皆殺してオッサンは死んだよ!
これで、満足かよ! 契約ってなんだ!
人の命を、こんな簡単にっ 簡単にっ!
[ガンと思い切り机を殴りつけ、声を張り上げて。
ただ、ずるずると息を切らせて座り込む]
[肩で短く浅く、息をして]
なぁ、せんせ、二木さん。その兎、元凶なんだろ?
そいつ殺せば、終わる?
[ぎらりと光る目で兎を睨みつけていた**]
[疲れ、ストレス、絶望に弱っている私の心の中にチェロが隙間から入り込もうとする。感じるのは孤独と寂しさ、それに強い人間への恐怖と生への渇望。兎の感情が私を包み込む]
これが.....チェロの世界?
[私は起き上がりチェロを抱き上げる。これは私の意志ではない。私の意思とは関係なく体が動いていく。そして兎を睨みつける獏にむかって私の口が開く]
獏.........テンマを殺したんだね....
[抵抗することはもう出来なかった。兎は私の心を支配したのだ。あとはもう動く人形。チェロの話したいようしたいよう体が動いている]
テンマは君だけは助けてって何度も何度も花達に......ボクにお願いしてきてきたよ....
それなのにテンマを....
テンマは君を護るために力を使っていたのに......
ボクを殺すの?
かつて山を降りたときの猟師のように......
ボクはただ......一緒にいたかっただけ....
それなのにどうして...?
ニキ......
愛しいボクのニキ.....
君は死なせない.......
ボクを殺そうとあなたが望むなら
ボクは君を連れて行くよ
山に一緒に還ろう......
[辺り一帯に凄まじいつむじ風を巻き起こす]
木の咲き乱れる花達が風に流され一斉乱れ散り渦を巻く。やがて私を包み込むと私の足は神社へ向かう。兎とハナミズキの木となるために]
[バクの血にまみれた姿に驚き、続く言葉>>24>>25で、事情を理解した]
(ああ──結局、この子に手を掛けさせたのか)
[きつく目を閉じる。
自責の念で動けなくなるのは、まだ早い]
あぁ。
[傷ついているのは、体ではないと知っていたが、掛ける言葉も無く、バクの背中にそっと手を置く]
[そうして、新たに得た情報の行き着く先に、すうっと頭が冷える。『ニキがいればいい』と言っていた【カミ】が、自分に声を掛けた理由に思い至る]
(天馬君が死んだからか──カミは、誰かを使わなければ、力を振るえない?)
[自分の思考を悟られたような、バクの鋭い言葉>>25にぎくりとする]
[明らかに口調と視点の違うニキの台詞に、
片目眇めてゆっくり立ち上がった。途端、吹き抜けるつむじ風。
目を見開いて彼女を追おうとするも、上手く体は動かない]
っだぁあああああああ! っんの、クソ悪魔が!
[全ての衝動と苛々をぶつけるように、
握っていたガラスの灰皿を管理棟の壁に投げつけた。
息を激しく乱しながら、充血し潤んだ目でドウゼンを見て]
……せんせ。あの悪魔、「殺す」よ、俺。
例えあの子を巻き込んでも。
雨園君が、儀式をするって言ってた。それで収まるなら、それでいい。でも、万一間に合わなかったり、失敗したならば。
俺は、「殺す」、よ?
[泣きそうな声でそれだけ宣告すれば、よろよろと管理棟の奥から戸板とシーツを持ってきて、自分が死の引き金引いた身内と、その仕事仲間の遺体を運び込む作業に向かう]
ところで……。
結局誰が何なんだろう。
テンマ、ニキ:狼
バク:狩
タカハル:狂信
アン:小悪魔
いやフユキ氏人外だよね?
……もうおいちゃんには分かんない。
[遺体を何とか移動させようと動く姿に、なぜかテンマが被る]
……。
[反射的にそれを手伝おうとして、手を止めた]
獏君。オレはちょっくら行ってくらァ。
すまんな。全部終わったら、手伝うぜ。
[無理やり笑顔のようなものを作って、軽く肩を叩いた]
[雪の静けさと神聖さが生み出す荒れた静寂の世界
かつてはたくさんの人がここで祈り泣き笑い熱気をみせた場所。そして自分の産まれたところ。
注連縄もなくただそこにあるだけの大きな大きな木私はそこの下にいる]
[数人の死体がある場を離れ、一度、己の割り当てられた家屋に戻った。ビニール紐とセロハンテープ、ライターと複数の蝋燭を荷物から出し、大きめのビニール袋に入れて]
……、
[再び外に出て歩いていく。冷えた空気の中、歩みに合わせて黒い傘が揺れる。一つの家屋の前で立ち止まると、その扉の中央辺りにセロハンテープでビニール紐の広げた端を貼り付け]
/*
おー。生木、燃やすんだ。
適当に切り倒してから燃やすんだと思ってた<鉈と斧
まーいっか。静かに壊れていってるっぽいよね。
結果オーライ。
多分。
/*
どうしよっかなー。
・ソロール
・タカハルと儀式の手伝い
・ニキとドウゼンのところ行く
3番目はないなー。
C心境ではやりたいんだけど、でしゃばり過ぎだし、ptキツイし。
1番目のソロールは、エピでやればいいかなー?
よし、2番目で。でも、タカハルどこにいるんだろ?
─参道─
[息切れする]
重い……。腰が痛い。
[ポリタンクを下ろし、立ち止まる。疲れだけでなく、足取りが重い]
[騒然と咲き乱れるハナミズキたちを眺める]
ご先祖さんたちは【カザガミサマ】に恩恵を受けていたんだろうに──なんで、こんなことになったんだろうなァ。
[行き違う一方通行の思いたち]
『私の想いを受けてください』
[そんな花言葉の木々を、自らの死体の上に植えた村人たちを思った]
ごめんなさい。ごめん。ごめん、なさい。
[父親、義兄、そして最後にフユキさん。
1人1人丁寧に、他の人の所へ運んでいく。
命を失った体は重い。
最初のネギヤの時は見ることも怖くて出来なかった、遺体の数々。
時折香る、ハナミズキの香りに励まされるように、作業を終えた]
………ごめん、なさい………
[パタン、と遺体が収容された部屋の扉を閉じると、
目を閉じ、額を扉につけて最後に1度呟いた。
まるで、祈るみたいに]
[風がざわめきだす
花が風に乗って兎に知らせる]
ニンゲンガオッテキタ.....
ニンゲンガオッテキタ.....
[神社の鳥居を潜る時に、ぞわりと怖気を感じた]
[それでも、足を止めずに、まっすぐに歩く。
ひとつだけ花が咲いていない、異様に古いハナミズキの前にたどり着く]
望ちゃん……危ないからそこをどいてくれねェか?
[木の横にたたずむニキに、声を掛ける]
日本の神様ってのはねぇ、祀れば恵みを、ないがしろにすれば祟りをもたらすもんです。
まぁ、今回のケースはその一つなんでしょうねぇ。
今更、祀るなんてもんでもないでしょうが。
[声に私は振り向く。いや私ではなく私を動かしている兎が振り向かせたと言うべきか。猟銃を持つ翁。かつての過去と同じ。ボクを殺そうと傷を負わせた猟師と同じ匂い私の意思とは関係なくまた口は開く。]
ドウゼンさん......
やめて.......
私死にたくない.......
兎を殺さないで.......
[ふう、と大きく息をつく]
………………
雨園君、手伝わないと………
[先だっての激昂の興奮はもうすっかり消え、
重い体を引きずってタカハルを探しに踏み出した。
目印は、黒い傘。
時折くらくらと襲い来る眩暈にしゃがみこむ。
その度に吹く小さな風。しばらくふらふら歩きまわり、
その傘がある空き家の前に留まっているのを見つけた]
ごめん、遅れた。手伝うこと、ある?
[呼吸を整えると、ぐいと袖で汗を拭いながら聞いた]
あ!
タカハル氏の……儀式邪魔してたらごめん……!
……いま、きづいた……orz
う、裏でやってるとか、どこかでやってる。
きっとそっちが効くんだよ! そうに決まってる!
....けて.....
私のことはもうどうでもいいから山を降りて
助け...て.....
下にいる子達にもそう伝えて
行き....たくない
そうだなァ。
誰も死にたい奴なんていないだろうぜ。
[無造作に灯油をハナミズキの根元に落とし始める]
[つんとした揮発性の匂いが、周囲に不協和音を落としていく]
[その扉から少し離れた地面、雪の重なった土に火のついていない蝋燭を一本突き刺すと、隣の家屋へビニール紐を伸ばして歩き、途中の部分をやはり扉の中央辺りに貼り付けて]
……これで。
[そうして家屋を巡っていく。半分ほど――丁度大きな半円ができたところで、バクの声に振り向き]
……もう半分です。
あと半分で……陣が、円ができる。
何をかけてるの?
燃やすの?
.....................................................................................................................................................。
...............................。
………つか。
結ぶ者っての、もう死んでるんじゃねぇのかねぇ。
…や、結んだ相手がペケレセンセや風雪センセだってことを鑑みての話だが。
……そっか。
[小さく頷くと、無表情で、収まらない汗と血を乱暴に抑えて]
兎の悪魔が、あの子を乗っ取った。
儀式、間に合わないとせんせがあの子ごと、殺す、って。
儀式間に合え……!
がんばってタカハル!
全堂禅と[医師 ドウゼン]と[編集者 グリタ]と[小姐 パオリン]……みんな、力を分けて!
ヤメテ.....
木も燃やさないで........
燃やして....
燃やされたら....
私......
ニキハシヌヨ?
[ネギヤの声をドウゼンに語りかけさせる。]
殺さないでくれ.....たった一人残されたかわいそうな姪なんだ....
そんなことをしてしまったらニキまで死んでしまう...不憫だろ?....人の心があるのなら後生だ.........燃やさないでくれ....]
大丈夫ですか、
[バクの様子に問いかけつつ、兎とニキの話を聞くと]
兎が、……これ以上、死者は出したくありませんね。
急がないと。
[ふ、と、次の家屋へと向かう。ビニール紐を張り、蝋燭を立てていく]
すぐに火がつき 燃え上がるだろうハナミズキの老木…。
炎の中に見える少女と兎・・・
また 今度も助けられないのか…。
/*
ネガキャンは、エピで思う存分やろう。
そうだそうしよう。わくわく。
なんでこんなに怪しいタカハル信じたかっていうのは、タカハルが強く何度も繰り返して「言って」たから。
理論が出鱈目でも、心から信じて何度も繰り返していれば本当に力を持つものだ、みたいな信仰。
今回、獏の能力モチーフは「無意識の言霊使い」だからなあ。でも、不用意にプロとかで「ミステリーみたいにこれからどんどん人死んでくかもね」みたいな発言もしちゃってるオチ。PLの修行不足なのです。
[突風を吹かし捨てたマッチを階段の方へと吹き飛ばす。ニキを木の足元に座らせる。]
これでも燃やせる?私も燃えるけど?
……正直、あんま大丈夫じゃねぇかな。
流石に、さ。何か、すげー、疲れた。
[ゆるゆると首を振る]
……ん。急ごう
[それでも彼が許すのならば、蝋燭を手にとって作業を手伝い]
結ぶ者探しだとかで人を殺しといて何抜かす。
お笑い種だな。
しかしあの結び方…風雪センセの素性を知ってたんだとしたら…。
[ぶつぶつ。]
雪玉で遊んでた時、花水木の下にいたシーツ被った子。
彼女が結ぶ者、だったりするのか?
何故もう一方がペケレセンセなのかまではわからんが。
バク.....バク......
どうかこの子を殺さないでくれ.....
[栗田とテンマの声を使った幻聴をバクに聴かせる]
化け物でもなあ
人を殺してまでそいつは退治はできねえよ
それが人間だろ?
無理すんな
逃げろ俺が死んだようにお前まで危険を冒す必要はねえ
声だけ真似られてもなぁ。
…悪いが、おれは子供だろうがなんだろうがバケモノとわかりゃ殺してたぞ。
ま、随分前の話だがな。
……ええ。
すみません。当然の事を聞きました。
[バクの返答には、ぽつりと。蝋燭を手渡し、それを地面に刺す作業を頼んだ。ビニール紐の円は徐々に拡大され、やがて村の外周を巡る完全な円となる。
最初にいた位置まで、行き着いて]
[円の中央、村の中央へと向かった。
到着すれば、静かに目を閉じ]
[耳元に不意に届く、懐かしい、いや、おぞましい声]
……………
[ぎゅっと、拳を握り締める。もう掌と爪はぼろぼろだ]
っざっけん、な!
[ガン、と拳を地面に叩き付けた。
ゴキリと鈍い音がしたが、気にしない]
汚すな。これ以上、親父とオッサン、汚すな。
お前の身勝手な、クソ忌々しい、唾棄すべき欲望で汚すな。
[叫ぼうとしても、喉が掠れてひゅうひゅう言った。
歯を食いしばって、タカハルの作業を見つめ]
てめえの思う通りになんか、させるか。
その子引き剥がして、てめえだけ殺してやる。
/*
にゃー。
実は、全身切り傷カマイタチ、出血続きなんだが、どうしよう。
あんま上手く描写できずに気付かれてない感じだね?
まー、こっそりネガキャン大好きマゾっ子なのでしょうがない。
ニキ......
愛しいボクのニキ......
ボクヲ........離さないで......
ボクはもう何も出来ない木ジャナイ.....
兎じゃない......
目も.....腕も...足も...体も..命も..
ボクにはついてる......
どうか見捨てないで....
やっと見つけた....
大好きだった.....
寂しさを忘れさせてくれた
たった一人の人間なのだから.....
[強い意志が私を締め付ける。
カマイタチがドウゼンに向かって一斉に襲いだす。]
邪魔をするな!!!
…あんまり一緒にゃされたくねぇよ。
ああ、もうカミサマの居場所なんかありゃしないな。同感さね。
[備前の言葉には消極的な反発を、遠くで響く堂禅の声には頷いて。]
時代の流れさね。
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