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―煌星学園・職員室―
あらあらまあまあ。
そうねえ。今しか出来ないことはいろいろあるかもしれないわね。
[にっこり笑いながら、バクの話を聞いている。]
でも。
出席日数の計算はきちんとしなきゃだめよぅ?
それから、椎名君。
私服姿が須藤先生に見つかったらお小言だと思うの。
学校を出るときは、裏口からこっそりね?
[うふふ、と口元に手を当てて笑う。
いつも笑顔だけれど、何を考えているかわからないと評判の教師である。]
―松柏駅への道中―
[カツカツとやや忙しない革靴の音が響く。その表情は、塾で生徒たちに囲まれていたときのものとは異なり、眉間に深い皺を寄せて何やらぶつぶつと呟いている]
あいつは狡い。……死んだヤツ相手に戦うことほど虚しいこともねぇよな。勝てやしねぇ、あのひとの中では死んだ旦那が一番。そりゃそうだ、死んだヤツは二度と悪さしねぇんだもん。
[暗がりに吐き捨てるように、独白は続く]
おまけに息子まであんな死に方しちゃ、なぁ。ちょっとおかしくもなるわな。
最近じゃ見舞いに行っても門前払いだし。「もう貴方に訪ねていただく理由もございません」、ってか。俺にはあるんだよ、俺には。
くそっ、俺だって既婚者に横恋慕するほどバカじゃねえつもりだったよ。……知らなきゃ良かったんだよ、旦那と死に別れてるなんて。
…うふふ。
[バクが去った後も、笑顔は変わらず。]
そういえば、須藤先生はパトロールだとか言ってたわね。
わたしも付いていこうかしら。
受け持ちの生徒の管理は大事よね?
[誰も居ない職員室でこう嘯きはするが、実際のところはちょっとした好奇心。
訳ありな男子生徒の事情をひっそり垣間見るなんて、なかなか楽しそうな暇つぶしではないか、と。**]
[唐突に立ち止まり、暗い空を仰ぐ]
……小山内。お前がどうして死ななきゃならなかったか、お前の母さんはずっと知りたがってる。
見てるか? お前の母さん、笑顔だけは忘れてないけど、あんなにやつれて。お前がそっちに連れて行きたがってるんじゃねえかって……心配でたまらない。
お前はあんまり喋らねえ奴だったけど、母さんには本当に優しかったもんな。
[きゅっと唇を噛み締め、数瞬の後、ほぅっと深いため息をつく]
死んで、心に住み続けるっていうのは、狡いよ。
[ややあって進行方向へ視線を戻した顔は、いつもの塾講師としての表情だった]
……さて。あいつら、何人くらい集まる気なんだか。
これで誰もいなかったらとんだ無駄足だが、まぁ、それならそれでいいか。
[やわらかい笑顔を取り戻し、今度はゆっくりと歩き出した。生徒の誰かに会ったなら、たしなめながらも一緒に駅へ歩いて行くだろう**]
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「前回死者に縁故つける」を前提にキャラ設定したらこうなった。何故また横恋慕だし。いや前回は横恋慕のつもりなかったんだけどさぁ。(元キョウコの中の人)
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ちなみにクトゥルフのキャラシはAPPが4という酷い数字に。被り物とかしてるキャラが居たら使おう(あまりにひでぇから素顔見せない的な)と思ってたけど、良さげなのがなかった&演じきれる自信がなかったので取りやめ。
今回は年齢と職業が中の人に近いです。どっか似通わせないと演じきれなさそうで不安。
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最初は門番ノギさんの肩書きを「車掌」にして、鉄っちゃんだった小山内くんと時々話してたんだよ設定を考えてたんだけど、中の人が鉄道に詳しくなさ過ぎてやめた。
そっちのほうがマイルドなRPできそうだったんだけどなー。
あ、わんちゃーん!
[姿を見せた人懐こそうな野良犬に塗りかけの絵をベンチに放置し、嬉しそうに駆け寄っていく]
よしよし。もふもふなのね。どこから来たの?
ロッカはね、あっちから来たのよ。
[犬の頭を撫でつつ自分の家の方向を指す]
ほんとはね、病院の日なんだけどこっそり逃げてきたのね。ロッカ、どこも悪いとこ無いもん。
それにあのお薬飲むと具合悪くなっちゃうのね。ロッカ、飲みたくないの。
[犬の頭を撫でながら話しかける。
親から精神的疾患があると思われていることは少女は知る由も無い**]
─職員室─
[補習から職員室に戻ると、椎名バクと入口ですれ違う]
おま、椎名…!
[声をかけると、相手は小言を免れようとしたのか廊下を駆け出す]
私服で学校に来るな、こら!
[あっという間に小さくなる背中に向けて、その場から声を発するが、果たして届くかどうか]
…あいつ、出席日数足りるんですかね?
[自分の席に着くと、隣に居る小鳥遊に声をかけた。
あいつとは無論、椎名の事だ。
椎名が私服で学校に居たという事は、おそらく補習に出るためではないだろう]
[会話を交わす最中で、椎名と小鳥遊のやりとりを聞いたかもしれない。
ああいったタイプが、夜中に校外でなにかやらかすんだ、と一瞬嫌な胸騒ぎがして、すぐに首を振って打ち消す]
そういえば、小鳥遊先生…今夜のパトロールですが、参加されるのでしたっけ。
[彼女もメンバーだったかもしれないし、違うかもしれない。違うならきっと否定するだろう]
どちらのコースですか?
私は松柏駅の方面なんですが。
どのみち、帰りは終電がなくなる時間です。
私は一旦帰宅してから、夜に車で学校に来ようと思います。よかったら帰りは送りますよ。
[そこに下心はない、はず**]
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