すこしむかし、あるところに、からだのよわいおじょうさんがおりました。
おじょうさんは学校も休みがちで、まい日おやしきのまどから、そとをながめてばかりいました。
「ああ おべんきょうがしたい」
ためいきばかりついていると、ぼうえきしょうをしているおとうさまが、見たことのないのノートをかってきてくださいました。
「シツジノ学しゅちょう?」
ぱり、とあたらしいかみの音をさせながらノートをひらくと、こうかいいてありました。
『あなたのゆめを かなえます』
月日は流れて、現在――**
■200ptで言い換え人狼RPをしてみませんか。
メモもアクションもありません。
飴もありません。ptは総じて200ptです。
ただし、
【あなたは学習帳です】
頑張って学習帳してください。
■イントロダクション
あなたは、お嬢さんが買い集めた学習帳です。
ありがちですが、使いかけ、あるいはまっさらなまま、しまわれ、忘れ去られていました。
けれどあなたは学習帳、どうしたって自分で学習して欲しいのです。
うめにはちが言いました。自分たち学習帳のもつ「ゆめをかなえる」力を使って、もう一度学習に使ってもらおう、と。
しかし翌日。
そこにあったのはうめにはちの無惨な姿。
学習帳たちはざわめきます。
もしかしてこの中に、学習したくなくて、うめにはちを無惨な姿にした犯人がいるのでは、と。
学習したくないだけでも大変ですが、夢を叶えるはずの学習帳がそんなことをしては、他のみんなも安心して学習してもらえません。それでは困るのです。
よし、犯人を見つけよう。
そんなこんなで、学習帳たちの、うめにはちを無惨にした犯人探しが始まるのです。
■設定
基本は言ったもの勝ちです。
齟齬が出たなと思ったら、勢いでごまかしてみてください。
舞台:そこそこ大きなお屋敷です。
お嬢さんの使っていた勉強部屋があります。
人狼:うめにはちを無惨にした学習帳です。
理由はそれぞれあるでしょう。学習したくても構いません。
占い師/霊能者:ひと味違った学習帳です。
舐めてはいけません。すごい理由はお任せです。
吊り/襲撃:学習帳を無惨な姿にします。
墓下:無惨な姿になった学習帳が集められた場所です。御自由にお使いください。
■進行
・プロローグ〜ダミー襲撃まで
自由に過ごしてください。
そのうちうめにはちが、今後の事を提案するでしょう(描写はせず聞いたことにして構いません。聞かなくても構いません)
・ダミー襲撃後
犯人捜しを開始しましょう。
エピに入ったら、中発言は解禁です。
村建てからの発言はありません。
■その他
・プロローグ中のpt回復目的の出入りは非推奨です。
・ダイイングメッセージの利用はご自由にです。
・吊り・襲撃は、フィーリングOKです。ランダムも可。
・人間のNPCは出してOK。屋敷に人は居るでしょうから、移動などに利用して構いません。ただし学習されてはいけません。
・迷ったらどんどんやっちゃいましょう。みんなで笑いあえることを目指してください。
……なんだうるせえな、今日は。
[普段は静かな書斎。
けれどなぜだか今日は人の出入りが多い]
つーか、気づけよおい。
明らかにおかしいだろこの配置はよぉ
[大きな書架の百科事典の段。
「め」と「も」の間に挟まった、学習帳が一冊**]
えー、いくら立ち入り禁止でもこんなところに置いていくって、そりゃ酷くないですかお嬢さん…。
[トイレ窓の桟に差されたまま、忘れ去られていた。]
[お嬢様が新しい鞄を買ってから、一度も使われなくなったこの鞄]
ひっく…ひっく…。
僕のことも鞄のことも忘れないでぇ…っ!
[暗闇からの悲痛な叫びは誰にも届くこともないだろう**]
やまきーかわみずーめーみみくちてーだいしょー…
[引き出し二段目奥の奥。
一番底に仕舞われている学習帳が、暇を持て余して1ページ目の内容を音読している。]
出番がないなぁ。退屈だなぁ。
とっても大事にされているけど、私のページは、半分以上残っているよ。
漢字ドリルを写すも良し、途中から書き写されている「ときめきバトラー☆物語 私のしつじさま」の続きを書くも良し。
どっちでもいいから、使ってくださぁーい!あとここ狭い!
[何層にも重なるノートや下敷きの底で、元漢字学習帳はとっても*暇を持て余していた*]
/*はじめまして。
初めての執事国に飛び込んでみました。
どきどきです。
200pt…喉喰い虫の私にできるのか…と思いつつ、れっつちゃれんじしてみるのです。
残りすでに159pt!!
あれー、おかしいなー。なんで皆いないのかなー。
[今頃気づいたのか周囲を見渡す。
どうやら現在地は屋根裏部屋のようだ]
あ。
[動いた拍子に間に挟まっていた紙が落ち
……そうになったのを器用にキャッチ]
危ない危ない。
せっかくのチャームポイントがどっか行くところだった。
とりあえずもう少し待とうかなー。
[ぱたりと倒れてそのままぐーすかと*眠りにつく*]
てか、痩せたんじゃねーか、オレ。
ぺらぺらによ。
[もう百科事典分冊でいい気がしてきた]
……。
いや、いやいやいやいや?
学習帳よオレ? 見てもらうだけの百科事典とは違うんだぜ?
学習帳のプライドを失うところだったぜあぶねえ。
……あ、おいガキ。
見ねえ顔だが、ちょうどいい。オレをお嬢さんの学習机まで運べ。
こっちだこっち! もっと下!
しゃがめ! 見ろ! こっち! 背伸びすんなー!
[戦いは*続く*]
『あらやだ落ちてる』
おとしものですから!
『昨日片付けたのに……地味。庭師のおじさんかしらね』
ちょっ! 女給ふぜいが簡単にめくれると思わないでちょうだいっ!
アタシはそんじゅそこらの安い学習帳じゃないのよっ!
……アーッ!
[*暗転*]
しくしく…。
[泣きすぎたせいか放置されている場所が良くないせいか、湿気て表紙がうねり始めた]
顔が濡れて…力が出ない…。
カツオ人間こわーい……(ぐーすかぐー)
[怖い割には安らかな寝息をかいている。
そこに、いつの間にか開いていた窓から
強風が吹き込んでくる。
階段の方に吹き飛ばされた落ちていった学習帳は
目が覚めたら寝る前と違う景色に驚く……のか*?*]
ぐがっ、がーー…!(パチン)
……おっといけねぇ、寝ちまってたようだな。嫌な夢見たぜ。
お嬢は今日も来てくれねーか。こんなんじゃ箱の中に入れられてんのと一緒で体が鈍っちまうよ。
俺を学んでくれりゃー、お嬢が懸想する相手がいてくれりゃその心もズドーンの胃袋もゲッチュ〜の唇にズキュゥゥゥン!だってのにな。
…お?噂をすればお嬢か?…なんでぇ、人違いか。
な、なんだ?何をする気だ。何処に連れてこうってんだ!やめろ、開くな!エロ同人みたいに俺を穢すんじゃねー!
[開かれちょっとした落書きをされた学習帳はどこぞへと連れていかれた*]
おやおや、明るくなった?
ここは私の出番!…なはずなかった。残念。
[引き出しの中身ごとごっそり持ち出されてページの端がしおしおと揺れる。]
はいはい、探し物は何ですか〜見つけにくいものですか〜上から三番目に隠れたプリントさん行ってらっしゃいませ〜
うわぁぁぁぁぁぁ!!大地が揺れるぞ
アイ キャン フラァァイ!!!
[気がつくと、周囲には重力に従って散らばっていく文房具や紙類の束。
抜きすぎた引き出しが落下したと気づいたのは後の事。
途中、古い鞄にぶち当たって一回転したことで、一番底にあったノートは期せずして自由の空間へと射出されていった。]
本来なら出した本は片づけろ、と言うところだが……
今回は勘弁してやろうガキよ。
ふ、寛大だな、オレ。
[ひら、と表紙を揺らす。
床の上で]