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…お?
[少女が見つけてきた携帯を確認し、表情がぱっと明るくなる。]
あぁ!これだ、これ!間違いないよ!
いやぁ、ありがとう。助かっ…
[少女の手からケータイを受け取り、画面を覗き込んで…]
…ぁー……。
[画面にはある意味お洒落なストライプ模様以外何も映っていなかったり。]
液晶、割れてんな…。
[再度、落胆。]
[一緒に携帯の画面を背後から覗き込む]
うわぁ…
[其の様に苦い顔]
割れて、ますね…
[見事すぎてそれ以上言えず]
割れて…
[相手の落胆した表情と可哀想な画面を交互に見て]
ぷっ
[ちょっと笑った]
[笑った際に。視線を横へと逸らした。
其処で初めて、気付くコト]
あれ…?
[いつの間にか井上が居ない、と]
…何処いったんだろ?
[挨拶も無しに、と少し頬を膨らませ]
……ま、いっか
[それ以上は追うこともせず]
…前のは折りたたみの継ぎ目から壊れたから、
わざわざ探しまくってストレートに機種変したんだけどなぁ…。
[しょんぼり。
小さく噴きだした少女を咎めることも出来ず、
ただ情けなく笑うしかない。]
あー!
わかります、わかります!
[オジサンの声に同意する]
折り畳みってそういうトコ脆いですもんね
アタシも一個、お尻で踏み潰して壊したし。
[クッションの下に置いてあった可愛いあいつを思い出した。少し寂しそうに、]
大事にしてても、ね
唐突にこわれちゃうんですよねー…
[相手に合わせるように笑った]
っ…!
[びく、と体を震わせる]
[軽快なメロディと共に震えた其れを取り出して]
はーい?
[明るい声をあげる]
うん。
あー、ごめん、掛けなおすっつったもんね
ごめんごめん。
うん、うんうん。
[幾度も頷き]
…あれ、お友達は?
[もう一人の少女が居ないことにようやく気づいて。]
悪い事しちゃったな…呆れて先に帰っちゃったのかもしれない。
けどまぁ、見つかった事は見つかったし…
ありがとうな。
…えぇと、
[制服で、何処の高校の生徒かはわかったけれど、名前は知らなかった訳で。]
あぁ、僕は「ミズハラ」じゃなくて「ズイハラ」。
今度お礼にパフェくらいは奢るよ。
[名刺を一枚、少女に差し出す。
その時に一言添えるのは、いつも読み間違えられるが故の習慣。]
…ま、携帯修理してからだけど、さ。
わかった。アタシは別にいいよ。
出ておいでよ。ファミレスでまってっから。
[告げれば、はいはーい、と電話を切り]
まぁた、ファミレスかぁ
[へらりと笑う]
[携帯をポケットへしまい込んで、男性を見つめ]
じゃ、私は此れで。
修理より、新規の方が安く済みますよ!
[なんて男性の事情を鑑みず、適当な事を言い]
夜道には気をつけて!
[あはは、と笑い手を振りながら*去っていく*]
あぁ、君も気をつけて。
[呆気に取られたまま、少女を見送る。]
…新規、って訳にもなぁ…。
[液晶の画面を撫でる。
ストライプは変なグラデーションで明滅。]
[恐らくは携帯をしまい込んだ時に名刺を受け取り]
ズイハラ…
[言われる名前を反芻した]
ご親切にどうも…
[なんだか名刺の前に畏まる女]
パフェ。
そんな、お礼なんて別に。
そういう目的で手伝ったんじゃないし。
[手を振り、拒否らしいものを見せるも]
お夕飯もつけてください
[拒否ではなかったらしい]
さっきのアイツも呼んでおきますから
[奢りならば人が多い方が大胆になれるだろうという魂胆。どうやら天敵云々よりも、そちらが勝ったらしい]
あはは
[携帯を修理、には、*にこやかに笑った*]
-自宅-
[軽快な着信音が室内に響く]
…あぃス
[起き抜けにぼんやりした意識で電話を掴み]
[またしても妙な相槌を打つ]
…うん。………う?
[携帯を開き、メールを見て]
……うわ!!
[文面と、其処に表示される時間を見て]
[布団から勢い良く、飛び起きた]
やべえええええ!!!
[とっくに1時限目は開始している時間だった]
[ばたばたと走り回り準備をする]
あー、もー!
[こういう時に限って着替えがスムーズに行かず]
てめー!
[乱暴な言葉で一人、何者かに対してキレる女]
うぜぇ
[何故か朝からハァハァと息を荒げ]
…チッ
[悪態をついたまま乱暴に鞄を掴む]
[だだだ、と勢い良く玄関まで駆けて行き]
……いってきます!
[誰も居ない家に大きく声を投げれば]
――。
[いそいそと靴を履き、外へ]
あんまし、天気良くないなぁ
[雨こそ降っては居ないものの、雲が多く太陽は見えず。空気も何処か水気を帯び、湿って感じた。]
…念の為、傘もってこ。
[一度玄関に戻り、折り畳み傘を鞄に詰め込めば]
[急いで外へと出て、自転車に乗り*学校へと向かう*]
-書店-
[きょろきょろと辺りを窺いながら歩く]
…何処だろ
[目的の物はどの辺りなのだろうと棚に近づいては]
(…此処じゃ無いっぽいな)
[其処にある本を見て、首を捻る]
(聞いた方が早いかなぁ)
[聞けばすぐだろうと思うものの]
[其れを行動に移す前に出来うる限りの努力]
おぉ
[幾つ目かの棚に目的の本を発見]
…あったー
[そーっと本の背表紙を撫で、一冊手に取った]
これだこれだー
[ふふ、と笑い帯の説明を読んでみたりするも]
…7巻だけ無い
[その巻だけ抜けていて次は8から10までの番号を]
[こちらに向け、収まっている]
[辺りをきょろりと見回した]
……
[人はもうほとんど、居ない]
[店内は閑散としておりもうすぐ閉店かという所]
んー
[たまたま側を通りかかった店員に]
あのー
[声をかけ呼び止める]
これって、此処に有るので全部ですか?
[手の中の本を指差し、棚を指差し問いかける]
[問い掛けに店員は笑顔で棚へと近づき]
――。
[棚の下の引き出しになっている部分を引き]
[沢山本が詰まっている中をごそごと探り始めた]
(7が無いのに8から読むのもなぁ)
[ぼんやりと『8』の数字を見つめ考える]
あ。…はい、はい。
[その間に店員は引き出しから7巻を探しだした様で]
あ、それ。はい。
7巻です。それください。
[にこり、と微笑んだ]
[レジへと向かう店員の後について進む]
――。
[会計中もレジ周りにある、栞やらを見たり]
[オススメのポップなどを見たりと]
(…今度見てみようかな)
[視線は決して一点に定まりはしない]
[本と引き換えに代金を支払い]
[本を鞄へ仕舞い込めば店外へと足を向ける]
――。
[かぱりと携帯を開き、現時刻を確認し]
はぁ
[小さくため息をついた]
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